大谷翔平「絶対165キロは出そうと思ってました」糸井嘉男に直接告白した日本記録更新の裏側
2025.8.31
【動画】糸井嘉男インタビュー|https://youtu.be/OyZ-WDXJWrU
プロ野球界の「超人」と呼ばれた男、糸井嘉男氏(44)。
日本ハム、オリックス、阪神で19年間にわたり活躍し、首位打者やゴールデングラブ賞など数々のタイトルを獲得したレジェンドが、今や世界のスーパースターとなった大谷翔平選手(当時・日本ハム)との秘話を明かす。
プロ野球史に刻まれた大谷選手の日本プロ野球最速165キロ。その記録が誕生した裏には、糸井氏とのある対決が深く関わってた。
8月31日(日)夜6時30分からテレビ東京系で放送される「世界のスター311人がガチ選出 一流が目撃!スポーツ衝撃の瞬間ランキング」の収録で語られた、知られざる真実。糸井氏本人の言葉で、歴史的瞬間の舞台裏を語る。
プロ野球最速記録、165キロ誕生の「伏線」
――糸井さんは現役時代、数々の名選手と対戦されてきましたが、中でも大谷翔平選手のプレーで最も衝撃を受けたのはどのような瞬間でしたか。
糸井:衝撃を受けたのはね、やっぱり165キロちゃいます? プロ野球史の最速の最速記録。
――日本中が驚いたあの記録ですね。
糸井:はい。これね、ちょっとね伏線があるんですよ。
――伏線、ですか。
糸井:はい。165キロを記録する前に、164キロを僕の打席で投げたんです。当時の日本新記録164キロを僕、投げられたんですよ。
――日本記録が更新された瞬間に、打席に立たれていたのですね。その対決の結果はどうだったのでしょうか。
糸井:それをねタイムリーヒットしてしまったんですよ、僕。
――してしまった、と(笑)。
糸井:なぜか打ってしまったんですよ、まぐれで。もう手痛かったんですけど。
――日本新記録のボールを打ち返したわけですから、すごいことです。球場の雰囲気はいかがでしたか。
糸井:球場の空気はね、なんか逆でね。「大谷くんがせっかく日本記録出してんのになんで糸井打ってんねん」みたいな空気になったんですよ。
――祝福ムード一色、というわけではなかったのですね。
糸井:そうなんですよ。ちょっと微妙な雰囲気になって。やっぱりカッコつかないじゃないですか。164キロの日本最速がヒット打たれてるシーンって。
――そのヒットが、後の165キロという記録に繋がっていくわけですね。
糸井:その後1ヶ月後ぐらいにクライマックスシリーズで165キロを投げてるんですよね。
そのシーズンの表彰式、コンベンションってあるんですけど、そこで大谷君に僕言われたんですよね。
――表彰式の裏側で、直接。大谷選手は何と?
糸井:僕がね、ヒット打ったからもうかっこつかないから「いや、絶対165キロは出そうと思ってました」と。もう「絶対には出さないといけないと思ってました」って僕直接言われたんでね。
――すごい話ですね。つまり、糸井さんに打たれた悔しさが原動力になったと。
糸井:だから165キロ出たのは僕のおかげなんですよ。直接言われたんでね、その表彰式の裏側で。165キロ出たのは僕のおかげです。彼にね、僕が打ったから「何くそ」って投げたんですよ。それは本人が言ってるからもう確かですね。
――ちなみに、大谷選手からそう言われて、糸井さんは何と返されたのですか。
糸井:「いや、そうやろなー」って言いましたよ。僕も必死だったから打たなしゃあないなと思ってね。ただもう本当にまっすぐ100%待ってて、どん詰まりがたまたまヒットになりました。