【サッカー日本代表】勝利と収穫のガーナ戦からボリビア戦へ 森保監督100戦目を勝利で飾れるか

サッカー

2025.11.18

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    南野拓実 PHOTO:Getty Images

    サッカー日本代表が11月18日、東京の国立競技場で行われる年内最後の国際親善試合でボリビア代表と対戦する。

    4日前の愛知県豊田スタジアムで快勝したガーナ代表戦に続いて、森保一監督が代表100試合となる一戦を実りのある勝利で終えることができるか。  

    来年6月に開幕するワールドカップ(W杯)北中米大会へ向けて強化を進める日本代表は、11月2連戦の第1戦で2大会連続5度目のW杯出場を決めたガーナに14日の試合で2-0と勝利。新戦力のチェックも行い、収穫の多い試合になった。

    日本は逆転勝利を収めた10月のブラジル戦の先発メンバーを軸にGKに早川友基(鹿島)、ボランチにMF田中碧(リーズ)を起用。身体能力の高い相手に、連動した守備と素早い切り替えで試合をコントロールした。

    前半16分にMF南野拓実(ASモナコ)、後半15分にMF堂安律(フランクフルト)が得点し、どちらも起点は中盤でのプレスだった。

    南野の先制場面ではDF谷口彰悟(シントトロイデン)とMF佐野海舟(マインツ)が相手に寄せて右サイドでボールを奪取。

    堂安、谷口、佐野、MF久保建英(レアル・ソシエダ)と経由して、再び佐野がボールを持つと攻撃を加速。前線へ運んだ佐野から中央を駆け上がる南野へパスが通ると、南野が冷静に流し込み、日本代表歴代8位タイとなる通算26得点目をマークした。

    後半の堂安の追加点では、左サイドでのDF鈴木淳之介(コペンハーゲン)のインターセプトからMF中村敬斗(スタッド・ランス)、FW上田綺世(フェイエノールト)と経由して久保がドリブルで持ち上がり、寄せてきた相手DFをターンでかわして堂安へパス。

    堂安はペナルティエリア右から左足で決めた。2024年6月のW杯アジア2次予選シリア戦以来のゴールだった。

    この試合では、後半半ば以降には代表デビューのFW北野颯太(ザルツブルク)とFW後藤啓介(シントトロイデン)が途中出場で代表デビューを飾り、鈴木淳之介を左ウィングバッでも起用した。

    北野は投入早々、右サイドで下がって途中出場のDF菅原由勢(ブレーメン)と相手を囲んでボールを奪取。後半40分過ぎにはペナルティエリアに上がった菅原に浮き球を送り、菅原がクロスを試みてCKにつなげた。

    センターバックから1つ前のポジションを取った鈴木は、左サイドで相手のフィードの芽を摘み、後半40分にはスルーパスを配給してMF藤田譲瑠チマ(ザンクトパウリ)のシュートをお膳立てをした。

    森保監督は、守備を固める相手から複数得点を奪ってのクリーンシートの勝利に、「選手たちには、さらなる積み上げの自信になる。戦術的にチームとして機能性をもたらし、個々のバトルでもしっかり勝ってくれた。

    勝たなければいけない相手にしっかり勝っていくことを表現してくれた」と評価した。

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    小川航基 PHOTO:Getty Images

    FW小川、出場へ意気込み

    日本はガーナ戦で守備を固める相手から2得点を奪い、守備では4試合ぶりの無失点。勝つべき相手から勝つというミッションもクリアし、新たな役割や選手のチェックなど確認できた事項は多かった。

    それを受けて、ボリビア戦ではどんな収穫を得られるのか。

    本大会を前にボリビア戦後の強化試合は来年3月の2試合が予定されている。本大会で勝ち進むには勝つべき相手に勝ち、勝ち点を取りこぼさないことが重要なだけに、ガーナ戦に続く勝利で、"勝ち癖"を付けておきたい。

    ボリビア戦へ向けて森保監督は、「W杯へ向けて、よりチームの底上げをして行けるように」と話し、先発については「ガーナ戦からいくつかのポジションで変更したい」と述べた。

    DF谷口は、「誰がどんな形で出ても高いパフォーマンスを発揮しなければいけないのは、このチームの変わらないところ。相手が変わっても、しっかり適応して高いパフォーマンスを出すことはやり続けていかないと」と話している。

    ガーナ戦で出場機会のなかったFW小川航基(ナイメヘン)は、「W杯のメンバー入りだけでなく、ファーストチョイス(の立場を)狙っていかないといけないと思っている。

    現状を覆すには爆発的な活躍が求められる。ゴールで自分の価値を示していければ」と意気込みは強い。

    森保監督の100試合目となる試合に、小川は「僕らがしっかりと押し上げていけるように、いい形で勝利できれば」と言った。

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    会見するボリビアのオスカル・ビジェガス監督(c)SANKEI

    W杯大陸間プレーオフを控えるボリビア

    ボリビアはFIFAランクでは日本の19位に対して76位。W杯南米予選の最終戦でブラジルに1-0で勝利して7位に入り、来年3月のFIFAプレーオフ大会に進出を決めている。

    1994年以来通算4度目の本大会出場を期待して国民の期待が膨らむ中、プレーオフ大会へ向けて現在チームは強化を図っている。

    来日メンバーには、9月のブラジル戦で得点した21歳のMFミゲル・テルセロスを含め、その試合で先発したメンバーを多く擁している。

    11月14日のアウェイでの韓国戦は0-2で敗れたが、昨年7月からチームを率いるオスカル・ビジェガス監督は、「今回のチームは若いが意欲的でW杯出場へ夢を抱いている。

    プレーオフでアジアのチームと対戦する可能性もあるので、今回の試合は準備に役立つ。レベルを高めたい」と話す。

    日本との対戦について「日本は組織も個人も非常に強い。我々はできるだけ中盤でボールを保持して戦い、チャンスに決める決定力や守備の集中を欠かさずに戦いたい」と抱負を述べた。

    日本とボリビアの対戦は2019年3月の親善試合以来(日本の1-0勝利)で、通算成績は日本の2勝1分け無敗だ。

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    森保一監督 PHOTO:Getty Images

    森保監督、節目の100試合へ

    ボリビア戦で、森保一監督は日本代表指揮官として2018年の就任から国際Aマッチ100戦目を迎える。

    同年9月のコスタリカ戦の白星からここまで99戦で戦績は68勝14分け17敗。2022年W杯ではドイツ、スペインを破って2大会連続での16強入りで、先月にはブラジルに3⁻2の逆転勝利を挙げた。

    森保監督はボリビア戦前日会見で、「改めて幸せなサッカー人生を送らせてもらっているなと思う。明日も勝つために準備して全力を尽くして戦いたい」と語った。

    今週に入って長崎日大高校時代の恩師や同級生の訃報が続いたと明かして涙を見せたが、「勝って、天国にいる方々にも喜んでいただけるようにしたい。

    勝利にこだわりながら選手を試し、日本作家の選出の幅を広げること、チャレンジを恐れずに日本サッカーの発展に貢献したい」と述べて、思いを新たにしていた。

    取材・文:木ノ原句望

    日本代表11月ガーナ代表戦、ボリビア代表戦選出メンバー

    GK
    早川友基(鹿島)
    小久保玲央ブライアン(シントトロイデン)
    鈴木彩艶(パルマ)

    DF
    谷口彰悟(シントトロイデン)
    板倉滉(アヤックス)
    渡辺剛(フェイノールト)
    安藤智哉(アビスパ福岡)
    瀬古歩夢(ル・アーヴル)
    菅原由勢(ブレーメン)
    鈴木淳之介(コペンハーゲン)

    MF/FW
    遠藤航(リバプール)
    南野拓実(モナコ)
    鎌田大地(クリスタル・パレス)
    小川航基(ナイメヘン)
    前田大然(セルティック)
    堂安律(フランクフルト)
    上田綺世(フェイノールト)
    田中碧(リーズ)
    町野修斗(ボルシアMG)
    中村敬斗(スタッド・ランス)
    佐野海舟(マインツ)
    久保建英(レアル・ソシエダ)
    藤田譲瑠チマ(ザンクトパウリ)
    北野颯太(ザルツブルグ)
    後藤啓介(シントトロイデン)
    佐藤龍之介(岡山)

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