北中米W杯 森保監督「厳しいグループに入った。オランダは世界トップの力を持った国。チュニジアも非常に守備が固く試合巧者」

サッカー

2025.12.6

    10000000000000133043_20251206104735826741_P231207000202.jpg
    森保監督(c)SANKEI

    来年メキシコ、カナダ、アメリカで開催されるサッカーワールドカップ(W杯)のグループステージ組み合わせ抽選会が12月5日(日本時間6日未明)、アメリカのワシントンDCのジョン・F・ケネディセンターで行われた。

    日本はF組に入り、現地時間6月14日のグループ初戦でオランダ、20日の第2戦でチュニジア、25日の第3戦で欧州予選プレーオフBの勝者(ウクライナ、スウェーデン、ポーランド、アルバニア)と対戦することになった。

    グループステージの開催地や開始時間などは6日(日本時間7日)に発表される。

    8大会連続出場で優勝を目標に掲げる日本は、オランダと来年3月に決まる欧州予選プレーオフ勝者の欧州の2チームと、アフリカ予選を勝ち抜いたチュニジアと同じグループになった。

    オランダはFIFAランキング18位の日本に対して7位。元オランダ代表のロナルド・クーマン監督の下、今大会の欧州予選G組を6勝2分け無敗の1位で突破して12回目の本大会出場を決めた。

    W杯優勝こそないが決勝進出は2010年大会を含めて3回を数える。前回カタール大会では準々決勝でアルゼンチンに延長の末にPK戦で敗れてベスト8だったが、強敵であることは間違いない。

    オランダとの対戦成績は日本の1分け2敗で、2010年南アフリカ大会ではグループステージ第2戦で対戦して日本が0-2で敗れている。

    チュニジアはFIFAランキング40位。対戦成績では2002年W杯グループステージ(2-0)を含めて日本の4勝1敗だが、チュニジアは今大会へはナミビアやリベリアなどと同じアフリカ予選グループHを9勝1分け負けなしで突破。

    予選10試合で22得点を挙げ、失点はゼロという好成績を残している。

    チュニジアは前回カタール大会では準優勝したフランスと、オーストラリア、デンマークと同組で1勝1分け1敗。今回は7度目の本大会で初のノックアウトステージ進出を目指すことになる。

    欧州予選プレーオフ勝者は来年3月31日に判明する。同26日の準決勝でウクライナとスウェーデン、ポーランドとアルバニアが対戦し、それぞれの勝者が31日の決勝で対戦して勝者がW杯行きの切符を手にする。

    aflo_312616629.jpg
    2026 FIFA W杯 組み合わせ抽選会 写真:AP/アフロ


    森保監督「厳しいグループに入った」

    抽選会に出席した日本代表の森保一監督は「非常に厳しいグループに入った」と述べて、「どこも強い。オランダは世界トップ・トップの力を持った国。予選の勝ち上がりはどこか分からないが、欧州は日常から厳しい戦いをしている。チュニジアも予選を負けなしの失点ゼロで突破して、非常に守備が固く試合巧者」と対戦相手の印象を口にした。

    「まずは相手というより、自分たちが力を発揮して相手を上回る、自分たちの力を100%発揮することを考えながら相手の対策をしたい。W杯という舞台だが、これまでやってきたことに自信を持って最善の準備をして勝利のために戦う」と語った。

    約半年後に開幕する本大会へ、日本代表指揮官は「W杯で優勝するという目標はみんなで共有できている。簡単な目標達成には絶対にならないが、必ずできるという信念を持って準備をして戦いに挑みたい」と話した。

    チーム数拡大で決勝までは8試合に

    大会は来年6月11日にメキシコシティのアステカ競技場で開幕。全16都市(メキシコ3,カナダ2、アメリカ11)で行われ、決勝はアメリカのニューヨーク・ニュージャージースタジアムで7月19日に行われる。

    今大会から出場チーム数が従来の32から48に拡大。グループステージは4チームずつ12組に振り分けられ、各組上位2チームと3位のなかで上位8チームがノックアウトステージ1回戦のラウンド32に進出。以降はラウンド16、準々決勝、準決勝と進み、決勝と3位決定戦が行われる。

    出場チーム数の拡大でノックアウトステージが1ラウンド増え、決勝まで進んだ場合には8試合を戦い抜くことになる。

    また、3か国による共催で、グループによっては時差を伴った長距離の移動もあり、気候の違いも小さくない。日本は2022年大会では2大会連続で通算4度目となるベスト16入りをしたが、今回は移動の少なかったカタールでの前回大会とは全く異なる環境での大会となる。

    日本のグループ以外の組み合わせでは、前回大会優勝のアルゼンチンがJ組でアルジェリア、オーストリア、ヨルダンと同組。史上最多6度目の優勝を目指すブラジルはC組でモロッコ、ハイチ、スコットランドと対戦する。

    開催国のメキシコはA組で南アフリカ、韓国、欧州プレーオフD(デンマーク、北マケドニア、チェコ、アイルランド)の勝者と同組。

    カナダはB組で欧州プレーオフA(イタリア、北アリルランド、ウェールズ、ボスニアヘルツェゴビナ)の勝者、カタール、スイスと対戦。アメリカはD組でパラグアイ、オーストラリア、欧州プレーオフC(トルコ、ルーマニア、スロバキア、コソボ)の勝者と戦う。

    日本はグループ2位以内で勝ち上がった場合、ラウンド32ではC組の1位か2位と対戦することになる。

    日本代表の次の活動は来年3月。森保監督は「選手たちには所属チームで存在感を発揮して、少しでもレベルアップして日本代表の戦力になってほしい」と話している。

    組み合わせ抽選会では元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏が進行役を務め、各大陸予選を勝ち抜いた39チームを11月20日発表の最新FIFAランキングによってポット1から4に分配。

    開催国3か国と上位9か国がポット1に入り、以下はランキング順にポット2から4までに振り分けられた。予選プレーオフで決まる残り6チームはランキングに関係なくポット4に入った。

    出場チーム数が多い欧州は同組に2チームまでとし、それ以外の地域については同一グループに入らないとする法則は従来通りで行われた。

    また、今大会からFIFAランキング1位~4位の上位陣が決勝まで顔を合わさないようにする方式も採用され、1位のスペインと2位のアルゼンチン、3位のフランスと4位のイングランドはそれぞれ別の山に入ることになっている。

    (kk)

    <2026年W杯グループステージ組み合わせ>

    ■グループA
    メキシコ、南アフリカ、韓国、欧州プレーオフD勝者

    ■グループB
    カナダ、欧州プレーオフA勝者、カタール、スイス

    ■グループC
    ブラジル、モロッコ、ハイチ、スコットランド

    ■グループD
    アメリカ、パラグアイ、オーストラリア、欧州プレーオフC勝者

    ■グループE
    ドイツ、キュラソー、コートジボワール、エクアドル

    ■グループF
    オランダ、日本、欧州プレーオフB、チュニジア

    ■グループG
    ベルギー、エジプト、イラン、ニュージーランド

    ■グループH
    スペイン、カーボベルデ、サウジアラビア、ウルグアイ

    ■グループI
    フランス、セネガル、FIFAプレーオフ大会勝者2、ノルウェー

    ■グループJ
    アルゼンチン、アルジェリア、オーストリア、ヨルダン

    ■グループK
    ポルトガル、FIFAプレーオフ勝者1、ウズベキスタン、コロンビア

    ■グループL
    イングランド、クロアチア、ガーナ、パナマ