【サッカーW杯】日本代表に遠藤、富安、長友らがメンバー入りも三笘は外れる

サッカー

2026.5.16

三笘薫(c)SANKEI

来月開幕するサッカーのワールドカップ(W杯)北中米大会に臨む日本代表メンバー26人が5月15日に発表になり、MF遠藤航(リバプール)、DF冨安健洋(アヤックス)、5大会出場となるDF長友佑都(FC東京)らが選出され、3月に代表デビューしたばかりのFW塩貝健人(ヴォルフスブルク)もメンバー入りした。

しかし、直近のリーグ戦で負傷したMF三笘薫(ブライトン)は選外となった。

「今のベストはこれだ。日本が世界で勝つために最高の26人を選ばせてもらった」東京都内で行われたメンバー発表会見で、日本代表の森保一監督はそう言った。

指揮官がコーチングスタッフとミーティングを重ね、発表前夜に一晩考えて発表当日の午前中に最終的にゴーサインを出したというリストには、MF鎌田大地(クリスタルパレス)、MF伊東純也(ゲンク)、MF久保建英(レアル・ソシエダード)、MF堂安律(フランクフルト)、DF谷口彰悟(シントトロイデン)ら森保監督の下で主力として活躍してきた顔ぶれが揃い、ケガの回復具合が懸念された遠藤や冨安、最近負傷したMF鈴木唯人(フライブルク)も名を連ねた。

森保監督は遠藤について「コンディションを上げていけるとメディカルが確認している。復帰のプランに明確なものがあり、チームを鼓舞して支えてくれる存在」と述べ、冨安についても視察したリーグ戦で「W杯基準を見せてくれた」と説いた。

しかし、直近のリーグ戦で負傷した三笘は「大会期間中に復帰は難しいとメディカルから報告を受けて断念した」と話し、負傷後のリハビリが続いているMF南野拓実(モナコ)やW杯予選では中盤を固めたMF守田英正(スポルティング)も選外となった。

21歳 FW塩貝がサプライズ選出

一番のサプライズは21歳の塩貝だろう。

3月の英国遠征で初招集され、スコットランド戦の78分から途中出場して代表初キャップを獲得したばかりだが、出場から5分後に伊東の決勝ゴールをアシストしてインパクトを残していた。

同じくスコットランド戦で先発した20歳のFW後藤啓介(シントトロイデン)も、代表戦経験3試合での選出となった。

森保監督は若手FWの2人について「この1シーズンを見て、かなり成長している。成長曲線を見たときにW杯期間中にさらに成長してチームの力になってくれると、今と未来を期待して選んだ」と期待を示した。

塩貝と後藤のほか、26人の中で初のW杯となる選手は、MF中村敬斗(スタッド・ランス)、MF佐野海舟(マインツ)、DF渡辺剛(フェイエノールト)、DF鈴木淳之介(コペンハーゲン)ら13人。GKの鈴木彩艶(パルマ)、早川友基(鹿島)、大迫敬介(広島)は全員が初の世界舞台となる。

チームの半数の残り13人が前回カタール大会を経験しており、その中で最多は5大会目となる長友で、遠藤は3大会目。前回カタール大会では、W杯初出場が26人中19人という割合だった。

森保監督は「(W杯の)経験値が増えたことは、チームの落ち着きや、いろいろな状況に対応して力を発揮することにつながっていく」と見ている。

最年長の長友に関して指揮官は、「プレーヤーとしてインテンシティ高くプレーできる」と評価。

加えて「過去4大会の成果と課題もすべて知っている。コミュニケーションでも貢献してもらえる」と、大きなプレッシャーのかかる本大会でチームが本領発揮できるように、遠藤とともに精神的支柱としての役割を期待していることを明らかにした。

優勝へ「目標は変わらない」

メンバー発表直前になっての三笘選手の負傷など不測の事態もあったが、森保監督は「(優勝という)目標は変わらない」とキッパリ。

「選手には自分の持っている力を出し切る、思い切ってプレーする。W杯で勝つことと成長することをチャレンジしてもらいたい」と言う。

W杯は4年に一度開催されるサッカー界最高峰の舞台。今大会はカナダ、メキシコ、アメリカの3か国による共催で行われ、6月11日(日本時間12日)に開幕し、決勝は7月19日(同20日)。

出場チーム数が従来の32から48に拡大され、4チームずつ12グループに分かれて行われるグループステージでは各組上位2チームと3位の中で上位8チームがノックアウトステージに進出する。

その後は、新設のラウンド32を経て、決勝まで進めば前回大会までよりも1ラウンド多い、5試合を勝ち抜くことになる。

8大会連続8度目の出場日本は、前回2022年のカタール大会で2大会連続4度目の16強入りを遂げ、今大会では優勝を目標に、初の8強以上を目指す。

グループステージではF組で6月14日(日本時間15日)にアメリカのダラスでオランダ、20日(同21日)にメキシコのモンテレイでチュニジアと、25日(同26日)にダラスでスウェーデンと対戦する。

日本代表は5月25日から国内で調整を始め、5月31日に国立競技場でアイスランド代表と対戦し、6月2日に出発。メキシコでの事前調整を経て、大会ベースキャンプ地となるアメリカのナッシュビルへ入り、最終調整を行う予定だ。

取材・文:木ノ原句望

日本代表W杯大会メンバー
GK

早川友基(鹿島)
大迫敬介(広島)
鈴木彩艶(パルマ)

DF
長友佑都(F東京)
谷口彰悟(シントトロイデン)
板倉滉(アヤックス)
渡辺剛(フェイエノールト)
冨安健洋(アヤックス)
伊藤洋輝(バイエルン)
瀬古歩夢(ル・アーヴル)
菅原由勢(ブレーメン)
鈴木淳之介(コペンハーゲン)

MF/FW
遠藤航(リバプール)
伊東純也(ゲンク)
鎌田大地(クリスタルパレス)
小川航基(ナイメヘン)
前田大然(セルティック)
堂安律(フランクフルト)
上田綺世(フェイエノールト)
田中碧(リーズ)
中村敬斗(スタッド・ランス)
佐野海舟(マインツ)
久保建英(レアル・ソシエダード)
鈴木唯人(フライブルク)
塩貝健人(ヴォルフスブルク)
後藤啓介(シントトロイデン)