【日本ダービー】史上最多7度目のダービー制覇へ!競馬界のレジェンド・武豊と日本ダービーとは

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2026.5.31

    2023年に生まれた3歳馬7944頭の頂点であり、競馬界最高の栄誉である日本ダービー。

    ホースマンにとって最大の栄誉となるビッグタイトルを手にするために今年も東京競馬場を舞台に熱い戦いが繰り広げられるが...

    夢の舞台へ挑む各馬に秘められたエピソードや関係者たちの知られざる想いに迫った。

    青葉賞を制したゴーイントゥスカイに騎乗する武豊に注目。史上最多となるダービー6勝を誇る競馬界のレジェンドは今年の日本ダービーにどんな思いを馳せているのだろうか。

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    「1勝でも勝ちたい」あくなきチャレンジ精神が40年もの現役生活の原動力に

    2026年2月下旬、競馬界のレジェンド・武豊の姿は京都高島屋にあった。87年に騎手デビューした武豊はこの日、自身のデビュー40年を記念した特別展のオープニングセレモニーに参加していた。

    「デビューして40年だが、いまだに1勝でも勝ちたい。騎手としてうまくなりたいという思いはデビュー時から変わらない」

    この特別展ではデビュー以来、40年にも渡る軌跡が写真や映像で紹介されているが、この日は特別に武豊本人が案内してくれた。

    まず目に留まったのは競馬学校時代の武豊と父の邦彦との2ショット。「当時は騎手になりたいだけで『ダービー勝ちたい』とか未来は想像していなかったと思うな」と、当時のことを振り返ってくれた。

    また、会場には対話型のAI、「AI武豊」なるものもあり、そのクオリティは本人も頷けるほど。

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    数々の名馬に彩られた騎手生活

    会場内には数々の写真やトロフィーが展示されているが、その中でもひときわ目立ったのが日本ダービーにまつわるもの。

    歴代最多となる6勝を挙げた武豊の騎乗馬たちの写真や馬具などがそこには展示されている。

    武豊が初めてダービーを制したのは自身10度目の挑戦となった1998年。スペシャルウィークに騎乗した時のことだった。

    直線で鞭を落とすというアクシデントがありながらも2着馬に5馬身差をつけるブッチギリの圧勝でダービージョッキーの称号に輝いた。

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    さらに翌1999年。今度はアドマイヤベガに騎乗すると、直線で大外一気の末脚を繰り出してテイエムオペラオー、ナリタトップロードらを差し切り勝利。史上初の日本ダービー連覇を果たしてみせた。

    「この時の天気や話した会話なんかは、すべて覚えている」と武豊もどこか嬉しそうに語っていたのが印象的だった。

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    落馬による骨折で皐月賞の騎乗を断念した2002年。この年のダービーで武豊はタニノギムレットに騎乗。

    皐月賞、NHKマイルCともに3着に敗れた無念を晴らすかのように大外一気で突き抜けて勝利し、見事に3度目のダービー制覇を果たした。

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    それから3年後の2005年には日本競馬史上最強馬とさえ称されるディープインパクトに騎乗して自身4度目となるダービー制覇を達成。

    大外から一気に差して2着のインティライミに5馬身差をつけるという圧勝劇には武豊自身も「ディープは強かったなって、改めて思う」と、かつての相棒の強さをしみじみと語った。

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    2013年、この年の武豊はディープインパクト産駒のキズナに騎乗。

    父を彷彿とさせる豪快な末脚で大外から直線一気の脚で差し切りダービー5勝目を挙げた。

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    それから9年後の2022年。この年はドウデュースに騎乗し、早めに抜け出してイクイノックスの追撃を凌いで勝利。前人未到のダービー6勝を達成した。

    「すべてのダービーに思い出がある。もう1つトロフィーを増やしたい」と、展示されたトロフィーを見ながら武豊は2026年のダービー制覇に闘志を燃やしていた。

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    新たなコンビとともに、目指すは7度目のダービー制覇

    そんな武豊と、今年の日本ダービーでタッグを組むことになったのがコントレイル産駒のゴーイントゥスカイ。

    前哨戦となった青葉賞では初騎乗ながら持ち前のキレのある末脚を生かして快勝。ダービーへの出走権を手に入れた。

    「ダービーの出走権は取りたかったのでほっとしている。同じ距離でこのパフォーマンス。タイムもよかったし楽しめる」とパートナーの走りを絶賛。

    青葉賞の時のように末脚に賭ける展開ならば本番のダービーでも十分勝機はあるだろう。

    もしかすると今年の夏、数々のトロフィーたちとともに今年の日本ダービーのものが飾られているかもしれない。

    ......日本ダービー7度目の制覇へ。武豊の挑戦はまだまだ続く。


    ■文/福嶌 弘