【サッカー W杯】日本代表キャプテン・遠藤航がW杯離脱 代表引退も表明「チームの成長を誇りに思う」

サッカー

2026.6.12


遠藤航(c)SANKEI

サッカー日本代表のワールドカップ(W杯)初戦を3日後に控えた6月11日(日本時間112地)、日本サッカー協会はキャプテンのMF遠藤航(リバプール)が怪我によるチーム離脱を発表。

遠藤は自身のSNSで代表引退を表明し、優勝を目標にできるチームへと「一緒に成長してこれたことを誇りに思う」とコメントした。

日本が通算4度目となるベスト16で終わった前回2022年カタール大会後に代表キャプテンに就いた遠藤は、今回の北中米大会へ向けて早い段階から「優勝」を口にし、初のベスト8進出とそれ以上を目指してチームをけん引してきた。

ピッチ上でも、鋭い予測と激しい寄せで相手の攻撃の芽を摘むプレーは圧巻で、中盤でのボール奪取から攻撃への起点となってきた。自身3度目のW杯となる今大会でも、ピッチ内外でのリーダーシップが期待されていた。

しかし、今年2月に左足甲を負傷。W杯に間に合わせるために手術を受けてリハビリに努めてきたが、所属のリバプールでベンチ入りはしたものの、試合に復帰できないまま、5月下旬の代表活動に合流。

調整を続けて5月31日に東京の国立競技場で行われた壮行試合のアイスランド代表戦には先発出場したが、足に違和感を覚えて前半で交代していた。

その後は代表チームが行ったメキシコのモンテレイでの事前合宿で別メニューでの調整が続き、チームが大会中の拠点とするアメリカのナッシュビルに移って以降は全体練習に部分合流していた。だが回復状況は思わしくなかったようで無念の離脱が決まり、11日、メンバーには会わずにチームを後にしたという。

遠藤は自身のSNSでコメントを発表。「怪我をしてからここまで、自分にできることはすべてやってきたので何も後悔はありません」とコメント。

「もちろん今回のW杯にできない悔しさはありますが、それよりもカタールW杯後からキャプテンとしてこのチームを引っ張り、『W杯優勝』という目標を当たり前に口にできる集団へと一緒に成長してこれたことを誇りに思います」と述べた。

さらに、代表戦72試合で4得点をマークした33歳MFは、「今のチームは本当に素晴らしい。どんな逆境も乗り越え、まだ見たことのない景色を見せてくれると思います」と、今大会を戦うチームメイトへの期待を言葉にした。遠藤は同時に代表引退も発表した。

「今回の活動をもって代表を引退することにします。なので、これからは1人のファンとして日本代表を応援していきます」と宣言。

「日本がW杯で優勝する瞬間は必ずきます。それを信じてみんなで応援しましょう。そしてその瞬間が今大会になるように、日本の力を1つにしてみんなで北中米W杯挑んでいきましょう!!」と綴った。

遠藤の離脱を受けて、日本代表チームは新たに板倉滉(アヤックス)がキャプテンに就任し、FW町野修斗(ボルシアMG)を追加招集。

カナダ、メキシコ、アメリカの3か国による北中米大会はこの日、メキシコシティで開幕。開催国メキシコが南アフリカに2-0で勝利して、5週間半の大会がスタートした。

今回で8大会連続8度目の出場となる日本代表は、6月14日(日本時間15日)にオランダ代表とアメリカのダラスでF組初戦を迎え、20日(同21日)にチュニジア代表とメキシコのモンテレイで第2戦、25日(同26日)にスウェーデン代表と再びダラスで第3戦に臨む。

48チームに拡大した今大会では、各組上位2チームと3位のなかで上位8チームがノックアウトステージに進出できる。決勝は7月19日(20日)に行われる。

(kk)

<FIFAワールドカップ(W杯)2026 北中米大会>
第23回目の今大会はアメリカ、カナダ、メキシコの3か国による史上初の共同開催となる。出場枠が従来の32カ国から48カ国に拡大され、計104試合にわたる過去最大規模のトーナメントとして実施される。

開催期間:2026年6月11日〜7月19日 ※現地時間
グループステージ:6月11日〜6月27日
ラウンド32:6月28日~7月3日
ラウンド16:7月4日~7日
準々決勝:7月9日~11日
準決勝:7月14日〜15日
3位決定戦:7月18日
決勝:7月19日

・全試合日程(大会スケジュール)
・グループリーグ(グループステージ)
・決勝トーナメント(ノックアウトステージ)