【サッカー W杯】イングランド代表 FWハリー・ケインの2得点などでW杯好スタート!
2026.6.20
ハリー・ケイン PHOTO:Getty Images
サッカーのワールドカップ(W杯)北中米大会でイングランド代表が今大会での躍進を期待させるようなスタートを切った。
強豪クロアチア代表に6月16日(日本時間17日)にアメリカのダラスで行われたL組初戦で4-2と勝利。
2ゴールでイングランド歴代W杯得点タイ記録をマークしたFWハリー・ケイン(バイエルン)やMFジュード・ベリンガム(レアル・マドリード)ら期待の攻撃陣の活躍だけでなく、チームとして攻撃的で力強いパフォーマンスを見せた。
イングランドは試合の立ち上がりから良かったわけではない。
前半は、前回カタール大会3位で2018年ロシア大会では準優勝のクロアチアが序盤から攻撃的に仕掛けて、イングランドはそれを受けるような形になり、得点でも2度先行しながら2度とも追いつかれる展開になった。
先制は前半12分、FWノニ・マドゥエケ(アーセナル)が獲得したPKをケインがやり直しを経て成功させたが、36分にクロアチアのMFマルティン・バトゥリナ(コモ)が同点にした。
イングランドはその6分後、右CKにケインが頭で合わせて2-1としたが、クロアチアは前半アディショナルタイムにFWイヴァン・ペリシッチ(PSV)が相手DFの裏に抜けて落としたパスを、FWペタル・ムサ(ダラス)が決めて2-2とした。
イングランド代表トーマス・トゥヘル監督は守備的な時間が長かったとして前半のプレーに渋い顔を見せた。
「我々の形でも望んでいた形でもないし、バックパスが多くて判断も遅かった」として、ハーフタイムに「もっと勇気をもって自分たちらしく戦おう」と選手たちに指示。それがハーフタイム後に奏功した。
後半開始2分、MFエリオット・アンダーソン(Nフォレスト)が右サイドにいたベリンガムに通すと、22歳の背番号10はタッチライン沿いを駆け抜けてペナルティボックスに切り込み、右足を鋭く振って均衡を破った。
その後はイングランドが猛攻を畳みかけ、ベリンガム、ケイン、DFニコ・オライリー(マンチェスターC),FWアンソニー・ゴードン(ニューカッスル)が鋭いシュートで相手ゴールに襲い掛かった。
だがクロアチアはGKドミニク・リヴァコヴィッチ(Dザグレブ)が好セーブを連発して切り抜け、75分過ぎにはFWマルコ・パシャリッチ(オーランドC)がカウンター攻撃からが決定機を作った。
しかし、これはイングランドGKジョーダン・ピックフォード(エバートン)が阻止。さらに後半アディショナルタイムにもCKの流れからDFヨシュコ・グバルディオル(マンチェスターC)がシュートを放ったが、ケインがゴール前で体を張ってブロックした。
イングランドは85分にFWマーカス・ラシュフォード(バルセロナ)が決めて勝利を決定づけ、初戦で勝ち点3を獲得した。シュート本数はクロアチアの10本に対して22本だった。
トゥヘル監督は「後半、選手たちの反応はよかった。ボールを獲得も多くなり、チャンスを多く作ってゴールも決めた。全体として我々は勝ちにふさわしい戦いをした」と評価した。
2失点を喫した守備について、イングランド代表指揮官は「改善点はあるし、大会で成長していかなければならない」と修正の必要性を認めながらも「初戦がクロアチアという組み合わせも厳しかったし、これは大会初戦だ。修正する時間はある」と話した。
イングランドはL組初戦を終えて勝ち点3。パナマに1-0で勝ったガーナと勝ち点で並んだが得失点差で首位に立った。パナマは3位、クロアチアは4位スタートとなった。
次戦は6月23日(日本時間24日)にイングランドはボストンでガーナと対戦する。
FWケイン、「競争は僕のレベルを押し上げる」
イングランド主将のケインも後半のチームの戦いぶりには手ごたえを覚えているようだ。
「ハーフタイムに監督から『世界に我々の力を見せてやろう』と言われて、僕らは後半その通りのプレーをした。ボールのあるときもないときも、僕らは最高レベルのパフォーマンスをしたと思う」と胸を張った。
ケイン自身はこの試合で2得点を挙げて、W杯通算得点を10としてガリー・リネカーが持つイングランド代表歴代W杯得点記録に並んだ。
「W杯で10ゴールを取れて一つ素晴らしい節目になった」とケイン。
今大会初戦を控えて「今、自分のキャリアで最高のコンディションにあると思う」と言っていたが、所属のバイエルンで今季まで3シーズン連続でドイツ1部リーグ得点王を獲得して結果を残している。
ブンデスリーグとトゥヘルの下でプレーを重ねることで自身プレーの幅も広がっていると指摘。前線で相手の脅威になることも、この日の試合のように下がってプレスをかけてビルドアップに関わることも好きだと話す。
イングランド代表の9番は、「そういうプレーをすることでより多くのチャンスを得る。僕の強みは得点だけじゃない」と語る。
今大会はグループステージ序盤でアルゼンチンFWリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)とカナダFWジョナサン・デイヴィッド(ユベントス)が3得点し、フランスFWキリアン・エムバペ(レアル・マドリード)とノルウェーFWアーリング・ハーランド(マンチェスターC)が2得点を挙げている。
そこにケインも2ゴールで加わった。
2018年ロシア大会では6得点で得点王になったケインは、「アスリートは最高レベルを目指すものだし、競争は僕のレベルを押し上げてくれる」と指摘。
「それがW杯だ。最高の選手が最高レベルのプレーをする場所だ」と言った。
(KK)
<FIFAワールドカップ(W杯)2026 北中米大会>
第23回目の今大会はアメリカ、カナダ、メキシコの3か国による史上初の共同開催となる。出場枠が従来の32カ国から48カ国に拡大され、計104試合にわたる過去最大規模のトーナメントとして実施される。
開催期間:2026年6月11日〜7月19日 ※現地時間
グループステージ:6月11日〜6月27日
ラウンド32:6月28日~7月3日
ラウンド16:7月4日~7日
準々決勝:7月9日~11日
準決勝:7月14日〜15日
3位決定戦:7月18日
決勝:7月19日
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