仲宗根澄香が4打差独走で初V王手!茂木宏美プロが語る優勝争いのポイントとは【ミネベアミツミレディス】

ゴルフ

2026.7.11

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    仲宗根澄香 PHOTO:Getty Images

    目まぐるしく変わる天候が、選手たちの真価を試す。

    JLPGAツアー第18戦『ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ』。大雨から一転して晴天へと変わる過酷なコンディションの中、予選ラウンドの2日間が終了。

    単独首位で予選を折り返したのは、悲願のツアー初優勝を狙う仲宗根澄香だ。

    驚異的なペースでスコアを伸ばし、トータル14アンダー。後続に4打差をつける圧巻のゴルフを見せた。

    それを追うトータル10アンダーの2位タイには、実力者のサイ・ペイインと神谷桃歌。さらに9アンダーの4位に三ヶ島かな、8アンダーの5位に阿部未悠が続く。

    6アンダーの10位タイにはルーキーの鳥居さくららも顔を出し、上位陣は実力者と若手がひしめく熾烈なリーダーボードとなっている。

    さらに、今大会は「年間女王争い」の行方を占う上でも重要な一戦となる。

    現在メルセデス・ランキング1位の桑木志帆や2位の佐久間朱莉がアメリカツアー参戦のため、今大会は不在。

    そんな中、ランキング3位の菅楓華、4位の河本結、5位の荒木優奈はしっかりと予選を通過し、決勝ラウンドへと駒を進めている。

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    サイ・ペイイン PHOTO:Getty Images

    トップ不在の好機にポイントを荒稼ぎし、一気に差を詰めたい上位陣の思惑も絡み合い、年間女王争いも熾烈極まりない状況だ。

    JLPGA公式配信で解説を務める茂木宏美プロに、激闘の予選ラウンドを振り返りつつ、勝負を決する週末の展望を伺った。

    「とにかく一番は、選手のレベルの高さにビックリしています。上位のスコアもそうですが、予選のカットラインの高さ、その両方に驚かされました」

    ラフに入れれば一気に牙を剥く難コース。そこに雨を含んだ重い芝と、読みづらいグリーンが立ちはだかる。それでも選手たちがスコアを伸ばせるのは、14本のクラブを巧みに操る確かな技術と、冷静なコースマネジメントがあるからだという。

    一打の重みが増す決勝ラウンド。ここで勝敗を分けるのは、技術以上に「心」のあり方だ。

    「いかに"自分に優しく"してあげられるか、が重要になってきます」と茂木プロは語る。

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    阿部未悠 PHOTO:Getty Images

    実力が拮抗する中、ミスをした時に自分を責めすぎず、気持ちを切り替えて次のチャンスを待てるか。優勝争いのプレッシャーの中、その精神力が試される。

    栄冠への期待が最も高まるのが、現在トップを快走し初優勝を狙う仲宗根澄香だ。

    「謙遜なんかせずに、『自分は上手いんだ!』と自信を持って行っていい。実力はもう十分にありますから」と、茂木プロも熱いエールを送る。

    一方で、背後から虎視眈々と逆転を狙う実力者たちへの分析も鋭い。茂木プロがトップを脅かす存在として注目するのが、2位タイにつけ、追い上げの怖さを持つサイ・ペイインや、持ち前の爆発力で一気にスコアを伸ばす阿部未悠だ。

    そして、ビッグスコアの可能性を秘めるルーキー・鳥居さくらなどの名も挙がり、誰が抜け出してもおかしくない状況だという。

    そんな白熱の戦いを制するためには。そのキーとなるのはサンデーバックナインの攻防だ。茂木プロが指摘するのは、11番から13番ホールでの「貯金」。ここでいかにスコアを伸ばせるかが、その後に続く難関ホールへの切符となる。

    「14番以降は非常に難しいホールが連続します。予選ではフェアウェイに打てていた選手も、決勝の緊張感の中ではメンタルが変わり、ミスが出るかもしれない。」と茂木プロが語る通り、データを見ても上がり5ホールは過酷だ。

    予選2日間において、ホールの難易度を示すハンディキャップ(HCP)は、14番(HCP8)、15番(HCP2)、16番(HCP5)と難関が連続し、選手たちに牙を剥く。

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    三ヶ島かな PHOTO:Getty Images

    そして、上がり2ホールの攻防が勝敗の大きな分水嶺となる。17番(HCP7)は、198ヤードと距離のある非常にタフなパー3。一筋縄ではいかないこの難局で、ピンを恐れず攻め抜き、スコアを伸ばせるかが、クライマックスへの最大の鍵となる。

    「難しい終盤の中で、17番でバーディが取れるかどうかで、最難関の18番に向かう時の気持ちが全く変わってくる」

    その言葉の先に待ち受けるのが、コース最難関であるHCP "1"の最終18番ホールだ。

    「特に最終18番ホール、右のバンカーが放つプレッシャーは、最終日になればなるほど選手たちを極限まで追い詰めると思います」

    一つのボギーが命取りになる激戦必死の週末。「ミスとの向き合い方」を制し、最後に笑うのは誰か。

    初優勝の歓喜か、それとも実力者の大逆転劇か。北の大地で繰り広げられるサバイバル、その歴史的瞬間を目撃せよ。