「21世紀に1-0からW杯準決勝で敗れたのはイングランドだけ。それも2度」元フランス代表が指摘した”勝負弱さ”【サッカーW杯】

サッカー

2026.7.17


まさかの逆転負け イングランド代表ハリー・ケイン PHOTO:Getty Images

サッカーのFIFA ポッドキャストで、元フランス代表DFミカエル・シルベストル氏が、ワールドカップ準決勝でアルゼンチンに逆転負けを喫したイングランドについて、ある残酷なデータを紹介した。

イングランドは準決勝で前回王者アルゼンチンと対戦。

後半、モーガン・ロジャーズのクロスにアンソニー・ゴードンが合わせて先制したものの、試合終盤にエンソ・フェルナンデスとラウタロ・マルティネスにゴールを許し、1-2で敗れた。

これでイングランドは、ワールドカップ準決勝で3度目の敗退。あと一歩のところで、1966年以来となる決勝進出を逃した。

試合を振り返ったシルベストル氏は「ポッドキャストの前にデータを見た」と切り出し、「21世紀のワールドカップで、準決勝を1-0でリードしながら敗れたチームは一つしかない。イングランドだ。それも2度」と指摘した。

イングランドは2018年ロシア大会のクロアチア戦でも、開始早々に先制しながら延長戦の末に1-2で逆転負け。今回もアルゼンチンを相手にリードを奪いながら、試合終盤に立て続けに失点した。

シルベストル氏は「非常に大きな問題だ。ワールドカップは4年に一度しかない。サポーターも、今回は決勝へ行けると信じていた。この敗戦から素早く学ばなければならない」と話した。

北アイルランド代表のマイケル・オニール監督も「イングランドには後悔が残ると思う。このレベル、この大会では、後悔だけは残したくない。監督なら選手たちに『後悔だけはするな』と伝えるだろう」と語った。

さらに「1-0でリードしてからの試合運びには、本当に失望しているはずだ」とした一方で、「イングランドは非常に良い大会を送った。ベリンガムは素晴らしく、ゴードンも良かった。チームは『今回は自分たちの番かもしれない』と信じ始めていた」と今大会の戦いを評価した。

しかし、先制後は次第にアルゼンチンの攻撃を受ける展開となり、流れを取り戻せないまま逆転を許した。

オニール監督は「苦しんだのは心理面だったと思う。どうやって流れを引き戻すのか。延長戦まで持ち込み、さらに30分のチャンスを得ることができなかった」と分析した。

「試合を見ていて、アルゼンチンが2点目を奪うように感じていた。イングランドには良い選手がそろっているだけに、振り返れば『逃したチャンスだった』と思うだろう」

トーマス・トゥヘル監督を招へいし、悲願の世界一を目指したイングランド。しかし、再び準決勝でリードを守れず、目前に迫った決勝への扉を閉ざされた。

・全試合日程(大会スケジュール)
・決勝トーナメント(ベスト4)
・グループリーグ(グループステージ)