初日終了時点で8名がトップに!前回優勝の鈴木愛、初優勝を狙う高久みなみらが火花を散らす【ニトリレディスゴルフトーナメント】

前回優勝の鈴木愛プロ 2日目はスタートする前にサスペンデッドとなった:Atsushi Tomura / 特派員
『鶴が居る街』に、女子プロゴルファーたちが舞い降りた。
北海道阿寒郡鶴居村、「釧路カントリークラブ 鶴居東コース」を舞台に開催されている「ニトリレディスゴルフトーナメント」。道東で初のJLPGAツアーが幕を開けた。
文字通り木々に覆われた林間コースは、その美しい全景とは逆に選手たちを苦しめる。
1st Roundを終え、トップは−3。この時点で予選通過カットラインとなる58位は+1と、4打差しか開いていない大混戦。
しかも、首位に名を連ねたのは前回優勝の鈴木愛、初優勝を狙う高久みなみらを含む「8名」。初日を終えた時点でのトップの人数としては「ツアー最多タイ」となる。

高久みなみプロ 初日から安定したゴルフで首位タイとなっている:Atsushi Tomura / 特派員
スコアが伸ばしづらい我慢のゴルフが続く中だが、JLPGA公式配信で解説を担当しているツアー通算2勝・馬場ゆかりプロは、初開催のこのコースに対して意外な印象を語る。
「難しいコースというよりは、この綺麗なコースでプレーできるということにテンションが上がると思います」
予想外の答えに、プロの選手もコースの雰囲気を楽しんでいるのかと素直に尋ねたところ、「楽しんでいますよ。人間だもの」と、笑顔で返ってきた。
「選手たちを見ていると気温も高くなく、過ごしやすそうに見えます。合宿とかにはもってこいなのではないでしょうか」

桑木プロ・澁澤プロ・福田プロ 3人の組は1番ホール終了時点でサスペンデッド:Atsushi Tomura / 特派員
一方で、競技としての特徴を聞くと、美しさを生み出している「木」が攻略のカギと語った。
「グリーンが小さく、傾斜がきついわけではないけれど、細かいアンジュレーションがあり、狙いが難しくなります。加えて、行手を阻む木々たちがより難易度を上げています。特にドッグレックのホールは難しいと思います。」
中でも初日30名以上がボギーとなった10番と14〜16番がキーとなる。
「まずは、落とさない。欲をかくのではなく、そのことを徹底するべきだと思います。確かにバーディは取りづらいけれど、パーは取れる。しっかりとその意識を忘れずに回れるかが大事です」

小林光希プロ 1、2番バーディ発進で首位タイに躍り出たところでサスペンデッド:Atsushi Tomura / 特派員
加えて、選手たちも口を揃えて言っているのが「ティショット」の重要性だ。
特に16番はフェアウェイ正面に大きな柏の木がそびえ立つ。馬場プロは、普段ドライバーを握る際に最も気にする「方向」に加えて特殊な要素を鑑みる必要があるという。
「ティショットは方向に加えて、『縦の距離感』と『高さ』を気にしなくてはなりません。木を超えるためには、この2つを意識してティイングエリアに立つことになります」
一番飛距離が出るドライバーを握り、『縦の距離感』を意識するという我々の理解の域を超えた戦いを彼女たちは繰り広げているのだ。大自然が生み出した超難関コースを女子プロゴルファーたちはどう攻略するのか。

金田久美子プロ 2つのバーディで首位タイとなりサスペンデッド:Atsushi Tomura / 特派員
2日目は雷雨接近による中断もあり、2nd Roundは日没によるサスペンデッドとなった。明日早朝からの予選ラウンドを終え、猛者たちがそのまま同日に決勝ラウンドへと挑む。
「初開催のコースではありますが2日間を経て、慣れてくる選手もいると思います。ここまでのスコアからは考えられないような伸ばし方をする選手も出てくるかもしれませんね。
思っていたよりも攻めて大丈夫だったり、逆にもっと気を遣わないといけないということが分かってくると思います」
特別天然記念物・タンチョウが舞う釧路の地で、大自然を味方につけられるのは誰なのか。
画面越しでも必ず伝わる樹木という自然の大きさを、是非とも堪能してもらいたい。
混戦必須のニトリレディスゴルフトーナメントは、8月29日午後4時・30日午後2時からテレ東系・BSテレ東(一部地域を除く)で放送します。