山本由伸 敵地で圧巻10奪三振 ロバーツ監督絶賛「大事なところで投げ切る術を持っている」

野球

2026.10.7


山本由伸 PHOTO:Getty Images

<2026年10月6日(日本時間7日) ナ・リーグ地区シリーズ第3戦 アトランタ・ブレーブス1-3ロサンゼルス・ドジャース@トゥルイスト・パーク>

ドジャースが敵地でブレーブスに競り勝ち、対戦成績を2勝1敗としてリーグ優勝決定シリーズ進出へ王手をかけた。

先発した山本由伸投手(28)は7回4安打1失点、10奪三振の力投を披露、"ポストシーズン男"の名に相応しい投球で勝利に貢献した。

「5番・DH」で先発出場した大谷翔平投手(32)は、2打数無安打、1四球だった。

山本は初回から大胆に、丁寧にブレーブス打線に立ち向かった。前回、相手先発のサイ・ヤング賞左腕セールと投げ合った8月27日(28日)の試合では、先頭打者アーチを浴び、その後好投するもその1点に泣き敗戦投手となった。

「絶対に先取点を与えない」。そう心に刻んでマウンドに上がった。

まずは前回先頭打者弾を許した1番ボールドウィンをカーブで空振り三振に仕留めた。

2番アクーニャJrは内角高めの速球で見逃し三振。3番オルソンは詰まった当たりの二ゴロと、完ぺきな立ち上がりで敵地のスタンドを黙らせた。

2回には、好調の5番ハリスが意表を突いて三塁側にバントを仕掛けてくると、湿った芝で右足をすべらせ態勢を崩しながらも一塁に送球。セーフになったものの、最後まであきらめない気迫を見せた。

4回に味方打線から3点の援護をもらい、迎えた5回に最大のピンチが訪れる。1死満塁で迎える打者は1番ボールドウィン。

スプリットで一ゴロに打ち取り、1点を失ったものの続くアクーニャJrもスプリットで二ゴロに仕留めて、窮地を最少失点で切り抜けた。

7回98球を投げ4安打1失点。要請があれば8回も行くつもりで準備をしていたが、この回でお役御免となり白星を手にした。

「今日は感覚が良くて、どのボールもいいところにコントロールできる感覚があったので、どのボールもいいところに投げられました。とにかく今日は(シリーズの)流れを左右する試合だったんで、その中ですごくいい集中力でマウンドに上がれたと思います」と山本。

そして「(打線が)一気に3点を取ってくれたんで、さらに思い切って投げていきました」と打線に感謝することも忘れなかった。

これでポストシーズン(PS)11試合に登板して8勝1敗、防御率2.14。勝率.889とまさに無双状態で、昨年はワールドシリーズMVPも獲得している。

「本当に素晴らしい投球だった。彼は大事なところでしっかり投げ切る術を持っているし、自身で落ち着かせることができる。5回はプレッシャーのかかる展開となったが、状況をうまくコントロールして最少失点で切り抜けた。その後さらに2イニング投げてくれたのも本当に見事だった。いくら褒めても足りないよ」。

ロバーツ監督も山本のPSにおける無類の強さに感嘆するばかりだ。

「今日の勝ちは大きい。もう1試合、チームで取って次のシリーズに進みます」と山本。

ポストシーズン男が今年も健在であることが確認できたことで、悲願のワールドシリーズ3連覇に大きく視界が開けた。


テレ東リアライブ編集部