【菊花賞】覚醒ダノンヒストリーがロブチェン三冠阻止へ!鞍上は菊3連覇中のルメール騎手
2026.10.25
ダノンヒストリー(c)SANKEI
牡馬クラシック三冠の最終戦、第87回菊花賞(GI・芝3000m)が10月25日、京都競馬場で行われる。
最大の注目は、皐月賞、日本ダービーを制した春の二冠馬ロブチェン(牡3 父ワールドプレミア)。2020年のコントレイル以来、6年ぶり史上9頭目となるクラシック三冠制覇を懸け、松山弘平騎手とのコンビで大一番に挑む。
そんなな中で打倒ロブチェンの筆頭格とされたのが、今回がGⅠ初挑戦となるダノンヒストリーだ。
ロブチェンと同じノーザンファームで生を受けたが、その注目度は段違い。
デビュー戦で単勝オッズ1.2倍という圧倒的な支持を受けて逃げ切り勝ちを収めると、続く東京スポーツ杯2歳Sも1番人気に。未来のスターホースにファンはくぎ付けとなった。
だが、このレースでダノンヒストリーは出遅れて7着に完敗。スケールの大きさは間違いないが、いかんせんまだまだ未完成。
そう判断した陣営は翌年の夏までこの馬を放牧に出すという大胆な決断を敢行。皐月賞やダービーを棒に振ってでも、この大器の成長に賭けた。
東スポ杯から実に半年以上の月日が経過した7月、ダノンヒストリーは函館競馬場にいた。初の古馬相手で迎える1勝クラス同士のレースはこれまた自身初となる芝2600mという長丁場。
マイナス14キロという絞り切った馬体からも不安がよぎったが、結果はまさかの圧勝。3コーナーを過ぎてからは先頭に立ち、付いて来られるならついて来いと言わんばかりの独走を見せてブッチギった。
その勢いのまま挑んだのが札幌競馬場で行われた阿寒湖特別。
昇級緒戦で相手も強くなる中、ダノンヒストリーはまたも強気の先行策を取り、ここでも4角先頭から後続馬を力で捻じ伏せ2連勝。2着に入った6歳馬、ジュンツバメガエシには8馬身もの大差がついていた。
あれから2ヵ月。ついに機は熟した。
キャリア4戦のみでしかも格上挑戦、初の関西遠征という馬は通常ならば狙いづらいが......ダノンヒストリーならば、その馬名の通りに新たな歴史を刻んでくれるのではという予感がする。
鞍上のルメールは現在菊花賞を3連覇中。現在の菊を最も知り尽くす男がこの世代最大の上がり馬をGⅠホースへとエスコートする。
■文/福嶌弘
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