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自らの好プレーに森薗のドヤ顔が止まらない!?日本男子のライバル韓国ペアを徹底分析【卓球ジャパン!】

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5月22日放送の「卓球ジャパン!」は、「東京オリンピック金メダルへの道 宿敵韓国男子を徹底攻略SP」と題し、ゲストに2017年世界卓球男子ダブルス銀メダリストの森薗政崇を招いて、団体戦の鍵となるダブルスの攻略法を探った。

ゲスト出演した4月24日の韓国女子攻略SP回の時から男子編を熱望していた森薗。今回は自らの持ち込み企画として、世界卓球2017男子ダブルス準決勝、大島祐哉/森薗政崇vsイサンス/チョンヨンシク戦をピックアップ。

男子ダブルス 大島/森薗組が決勝進出!準決勝ハイライト!【世界卓球2017】

日本ペアが勝利して48年ぶりの決勝進出を果たした、森薗にとっては思い出深い一戦だ。

「しっかり自分のかっこいい試合を選んできましたね」とMC武井壮にツッコまれつつ、「こんなに気持ちいい回があるのか」と森薗は早くもニヤニヤが止まらない。

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この韓国ペアには過去2度対戦して2敗を喫している日本ペア。攻撃力のイサンス、粘りのチョンヨンシクというペアリングで「すごくバランスが取れている」とMC平野早矢香。

森薗が過去の敗因を分析した際も、様々な展開でまんべんなく失点しており、「これをしておけば勝てるという部分がない」という非常に対策の立てにくい強敵だ。

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3度目の対戦となる今回、日本ペアの戦術としては、ミスもないが威力もないチョンヨンシクのフォア前を突き、次の返球を狙う展開。また、台上の入りが早くてフリックが巧いイサンスに対してはストップは避けて、なるべく長いボールで仕掛ける。イサンスはストレートへの打球がかなり少ないので、クロスへのボールを待つというのを基本の軸として臨んだ。

出足でリードした第1ゲーム、5-1でさっそく日本ペアのスーパーラリーが炸裂。

作戦どおりイサンスのクロスの強打を大島がきっちりとバックハンドで返球し、ラストは森薗がイサンスのフォアサイドへ強烈なフォアドライブをたたき込んだ。

スタジオでは、これ以上ない"ドヤ顔"で解説を繰り広げる森薗。韓国攻略として真剣に分析しているのか、はたまた自分の好プレーを世に見せたかっただけなのか......(笑)。「公共の電波の私物化ってこういうこと」と再び武井の鋭いツッコミが決まった。

この試合、森薗がチョンヨンシクのボールを受ける奇数ゲームは日本ペア有利だが、森薗がイサンスのボールを受ける偶数ゲームは苦しい展開になっていた。

世界屈指の攻撃力を誇るイサンスに対して、森薗は半歩下がって待ち受けていたが、意外にもイサンスがストップを多く使い、出遅れた森薗の返球が長くなってチョンヨンシクに狙われていたのだ。

しかし第4ゲームでは立ち位置をうまく修正し、1-0のラリーではストップ対ストップから見事得点。「立つ位置を半歩変えるだけで、これだけタイミングが変わって、1点取れるかどうかが変わってくる」(森薗)

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今回、試合の解説に加えて、様々なダブルスの極意も語ってくれたスペシャリストの森薗。

たとえば、森薗が考えるダブルスの必勝法が「8つのパターン」を作ることだと言う。8パターンとは、(1)自分のサーブ、(2)自分のレシーブ、(3)パートナーのサーブ、(4)パートナーのレシーブの基本の4つがあり、ゲームごとで相手が変わるので2倍して8つというわけだ。

「僕と大島さんの場合で考えると、僕のレシーブはチキータがあるから強くて、大島さんはストップが止められて、サーブは逆回転がある。ただ僕のサーブの時がすごく弱いので、いかにしてそこで点をとるかを考えていた」(森薗)

8つのパターンを駆使して戦った日本ペアだが、韓国戦の偶数ゲームで苦戦したのが、強みのはずの森薗のレシーブ。森薗のチキータがチョンヨンシクには一切効かず、どこに打ってもほぼノーミスで返され、得点につなげることができなかった。

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明確な打開策が見つけられずに迎えた第6ゲーム、ここで森薗は「開き直って、クロスに強いチキータを打とうと思った」と強気の戦術を選択。どうせ返されるのであれば、コースではなく威力で勝負を挑み、次球を好調だったパートナーの大島に託す作戦に出たのだ。

これが見事にハマり、最初の森薗のレシーブは、2本連続クロスへのチキータで得点。バックサイドに来ると予測していたチョンヨンシクの裏をかく、素晴らしいレシーブだった。これで勢いに乗った日本ペアは、勝負をかけた第6ゲームを取って、見事48年ぶりの決勝進出を決めたのであった。

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森薗曰く、この韓国ペアは長年プレースタイルに大きな変化はないので、今回分析した攻略法は東京五輪でも十分活用できるようだ。

五輪の団体戦で日本男子がどのペアリングで挑むのかまだ未知数ではあるが、張本智和、水谷隼、丹羽孝希ならばきっと世界の強豪を撃破してくれるに違いない。あと2ヶ月、その時を楽しみに待とう!

次回(5月29日)は、「今だからこそ知っておきたい!日本と卓球の100年史SP」。あの選手たちの若かり頃の超貴重映像も盛り沢山。お楽しみに!

「卓球ジャパン!」 BSテレ東で毎週土曜夜10時放送

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