【公式】卓球ジャパン!2021年12月4日OA
12月4日放送の「卓球ジャパン!」は、WTTカップファイナルズの激闘を"生放送"でDEEP解説。おなじみ武井壮&平野早矢香の両MCが、 日本代表3選手の戦いぶりを最新情報を交えながら熱く語った。
12月4~7日 、シンガポールで開催されたWTTカップファイナルズ。今年からスタートした新シリーズ「WTT」の中では最上級のグランドスマッシュに次ぐカテゴリーで、世界ランク上位16名のみが出場する、まさに「トップオブトップ」のハイレベルな大会だ。
日本からは、張本智和(木下グループ)、石川佳純(全農)、平野美宇(日本生命)、早田ひな(日本生命)、佐藤瞳(ミキハウス)の5選手が出場。今回の放送では、佐藤、平野、石川の初戦を取り上げた。
まず最初に登場したのは、日本が誇る世界最強カットマン、佐藤瞳。世界卓球2021は残念ながら代表入りを逃しているだけに、この大会で結果を残したいところ。
「フォームが美しい。バランスが崩れてもすぐ戻るし、体をコントロールする能力が高い」と以前から佐藤の流れるようなプレーに注目している武井。この日は髪型の変化にも気づき「カワイイですね!」と相変わらずお気に入りの様子だ。
佐藤瞳 Photo:World Table Tennis
初戦は、大きい体からのクセのあるドライブが特徴のポルカノバ(オーストリア)と対戦。すべてのゲームが競り合いになる接戦となった。「対戦も練習もしたことがあるけど、ここ何年間かでバックサーブが良くなっている」と語ったのは平野。カットの粘り強さだけでなく、サーブや攻撃といった自ら点を奪いにいくプレーにも磨きがかかっている。
第4ゲーム、7-7では少し高めに入ったカットを相手がミス。「これ高いんですけど、深いんです! 高くても深いと前に踏み込めないから打ちにくい」(平野)。
相手のミスを誘う巧みなカット見せたかと思えば、9-8ではカットにいきそうな体勢から攻撃に転じて得点。カットと攻撃のハイブリッドプレーで佐藤がヨーロッパの強豪を退けた。
余談だが、この試合の途中、ポルカノバのYGサーブの話になり、「この前、水谷さんにYGサーブを教わってきました!」と武井。先日配信されたテレビ東京配信イベントの目玉企画「テレ東卓球塾」のことだ。武井が水谷隼ら日本のトップ選手に技を教えてもらったり、海外トップ選手の技術分析、視聴者のお悩みに答えるコーナーなど盛り沢山の内容で配信は大好評。12月31日までアーカイブ視聴が可能なので、気になる人はチェックしてみよう!
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続く、第2試合は、平野美宇。対するは世界卓球2021シングルスベスト8の陳幸同(中国)。
バランスタイプの陳幸同のプレーを見て武井は「日本選手っぽい」という印象を持ったが、その実力はやはり中国代表。安定感抜群のバックハンドに平野は苦しめられ、なかなか自分の展開を作ることができず、ストレートで敗れた。
しかし、世界卓球では五輪女王の陳夢(中国)をあと一歩まで追い詰めるなど、オリンピック後もさらなる成長を見せており、「今までの速さ重視のプレーと、そこに安定感、ワザの多彩さ、ちょっとした工夫も見られて、また幅が広がっていっている」と平野早矢香も今後のさらなる活躍に期待を寄せた。
平野美宇 Photo:World Table Tennis
そしてラストは石川佳純vs陳夢。世界卓球2021でも対戦し、ストレートで敗れていたが、この試合では、進化した姿を石川が見せてくれた。
石川の変化に気づいたのは武井。「石川選手、より上からしっかりとボールをとらえて、相手に時間を待たせないようにプレーできている」とコメントし、深い洞察力に平野も驚きの表情。
「ベテランになると自分の卓球を変えるのは難しいけど、オリンピックが終わって、逆に伸び伸び、"やってみよう"という積極性を感じます」(平野)
バックハンドを得意とする陳夢に対して、互角以上の打ち合いを見せた石川は、先に相手のミスを誘い、最後は回り込んでのフォアカウンターを決めて、第2ゲームを奪った。 ゲームカウント1-2となった第4ゲームも積極的なプレーで10-6と石川がリード。
石川佳純 Photo:World Table Tennis
しかし、陳夢の2連続ロングサーブで失点すると、10-9では相手のレシーブがエッジインとなって、10-10。不運としか言いようがないこの展開に、さすがの石川も苦笑い。10-11と逆転を許し、最後も陳夢の軽めのフォアフリックがエッジイン。ゲームポイントからまさかの6連続失点で敗れた。
しかし、収穫も大きかったに違いない一戦。「負けはしましたが、石川選手の新たな試みと世界王者とのしっかりした卓球のやり合いができているという意味では、悲観的な負けではなかった」(武井)
「チャンスはあった。石川選手らしさも工夫も見られたし、今後の可能性を感じた」(平野)と両MCも健闘を称えた。
