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新年一発目は「みまひな」ペア! 世界卓球2021、対中国2連戦をDEEPに振り返る【卓球ジャパン!】

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【公式】卓球ジャパン!2022年1月8日OA

5年目に突入した『卓球ジャパン!』の新年一発目(1月8日放送)は、世界卓球2021女子ダブルスで銀メダルを獲得した「みまひな」こと伊藤美誠(スターツ)&早田ひな(日本生命)ペアの熱戦をピックアップ。

全日本選手権女子ダブルスで5度の優勝を誇る藤井寛子さんをゲストに招き、強さの秘密や今後の課題などをDEEPに掘り下げた。

2017年からペアを組んでいる伊藤・早田ペア。初結成となったアジア選手権で銅メダルを獲得すると、世界卓球2大会連続のメダル獲得、全日本選手権3連覇と、瞬く間に日本最強ペアへと上りつめた。

サムネ.jpg

伊藤美誠&早田ひな BSテレ東 卓球ジャパン!

そして悲願の金メダル獲得に向けて挑んだ世界卓球2021。順当に勝ち上がり、準決勝で対戦したのが、中国の陳夢/銭天一ペアだ。

対戦相手の珍しい名前に「銭(ぜに)が天下一品! お正月にぴったりの名前」と妙な盛り上がりを見せるMC武井壮はさておき、右利きが多い中国女子チームにおいて、ダブルスのスペシャリストとしても成長が期待されるサウスポーの銭天一。

第1ゲームを奪った日本ペアだったが、その銭天一が第2ゲームからクレバーなプレーを見せて日本ペアを苦しめ、第2、第3ゲームは落とす。

「(銭天一は)もっと伊藤選手や早田選手のプレーに押されるかと思ったが、伊藤選手のサーブにも最初から合わせてきた」と、その対応力の高さに藤井さんも驚いた様子。

しかし、第4ゲームからは日本ペアが巻き返しを見せる。

このゲームでカギとなったのが伊藤のレシーブだ。身長があり、両サイドに強い銭天一に対してミドルを突き、相手のリズムを狂わせる戦術が効果を発揮。

そして、MC陣もうなったのが7-6での伊藤のバックハンドレシーブ。それまで3本連続で相手のミドルを突いたが、ここでは銭天一のフォアサイドを突いて見事に得点。ミドルを警戒している相手の心理を読んだ素晴らしいプレーだった。

対中国陳夢.jpg

世界卓球準決勝 日本対中国 BSテレ東 卓球ジャパン!

一方、早田のレシーブで光ったのは5-3でのガツンと切ったツッツキレシーブ。

中国選手に対して、長いツッツキを送るのは強く打ち込まれる恐怖心もあり、やろうとしてもなかなかできないものだが、早田は次の伊藤のブロックを信じたうえでツッツキを選択。結果的にはこれで陳夢を詰まらせることができ、その後のラリー戦も制して得点。

日本ペアは的確かつ大胆なレシーブ戦術で、第4ゲームを有利に進めていった。

さらにMC平野早矢香が注目したのは、この試合で多く見られた伊藤のドライブに対してラケットの角や指に当てる銭天一のミス。他選手の打球とは違い、弾きながら打つ伊藤のドライブは手元で変化すると平野は分析。

早田のパワードライブと伊藤の"ミート"ドライブという球質の違う連続攻撃も日本ペアの大きな武器だ。

第4ゲームを奪い返して、続く最終第5ゲームも一進一退の展開。

そして、第5ゲーム3-3でまたしても伊藤のレシーブが炸裂。ミドルへのフリックレシーブで陳夢の動きが止まり、パートナーの銭天一は前に入ってこれず。ミドルへの打球は打ちにくいだけでなく、打球後の動きを迷わせる効果もあり、ダブルスではかなり有効。

第4、5ゲームを連取した伊藤・早田ペアが2-3で勝利し、決勝へ駒を進めた。

早田笑顔.jpg

伊藤美誠&早田ひな BSテレ東 卓球ジャパン!

そして、前回大会と同じカードとなった決勝戦。準々決勝で石川佳純(全農)/平野美宇(日本生命)ペアを2-3で下し、勝ち上がってきた世界最強のペア、孫穎莎・王曼昱と再び激突した。

右利き同士の中国ペアに対して、伊藤・早田ペアは、ダブルスのセオリーでもある「同じコースへ連続で返す」戦術を巧みに使用。第1ゲーム2-2では、伊藤がミドルへ返した後、早田もミドルへ返球することでチャンスを作って得点した。

さらに相手が日本の戦術に対応し始めたゲーム中盤では、伊藤が孫穎莎のフォア側を突き、王曼昱がフォア側に寄ったところで、早田はあえてフォアサイドではなくミドルへ返球。相手の動きを見たうえで裏をかいた早田の巧みなコース取りに「素晴らしいプレー!」と藤井さんも感心。

中国最強ペアと互角のラリーを繰り広げたが、第1ゲームは9-11で落とした日本。試合後のインタビューでも「第1ゲームをとりたかった」と語っていたように、このゲームが最初にして最大の山場だった。

結局、第2、3ゲームも豪打に押し込まれ、ストレートで敗退。2大会連続の銀メダルに終わった。

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インタビューを受ける伊藤美誠(右)と早田ひな(左) BSテレ東 卓球ジャパン!

今後、日本はどうすれば中国に勝つことができるのだろうか。

中国の壁を痛いほど知っている平野は「日本全体の知恵の結集と他国との連携」という新たなアイデアを提言。

「日本人のいろんな知恵を出し合って、研究していく。いろんな方の意見を出し合わないと見えてこないものがあるので、そういう場があっても良いと思う。また中国以外の国と連携をとって強化できないかと。(例えば)韓国の選手は中国に対してどんな強化をしているのか見てみる。違う角度から知恵を出し合って、他の国と連携して何かできないだろうか」と今後の強化について語った。

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「卓球ジャパン!」 BSテレ東で毎週土曜夜10時放送

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