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早田ひな 崖っぷちからの大逆転V!悲願の五輪出場へ最高のスタート【卓球 TOP32】

2022.03.06
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2022.03.06

早田ひな Photo:Itaru Chiba

パリ五輪代表選考会「2022 LION CUP TOP32」<3月5~6日> 大会最終日の6日、女子シングルス決勝でともに日本生命所属の早田ひな(21)が長﨑美柚(19)を下し、優勝を果たした。

2021年アジア選手権3冠をはじめ、近年飛躍する世界ランク6位の早田ひな。その影に隠れていたのが同じ長身のサウスポーであり、2019年世界ジュニア女王の長﨑。早田の意地と長﨑のチャレンジがぶつかった。

長﨑は1ゲーム目からロングサーブを連発し、早田のレシーブをねらい打つ。持ち前の豪打が次々とさく裂し11-5で先制。第2ゲームは早田も長﨑のチキータを封じようとロングサーブを増やして対抗も、長﨑がバックハンドの打ち合いで上回るなど11-7で連取する。

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長﨑美柚 Photo:Itaru Chiba

第3ゲームも長﨑は広角に打つチキータ、ピタッと止まるストップなど、レシーブで仕掛けて早田に主導権を渡さずに11-9でここも押し切る。

だが、目の色を変えて襲いかかる早田。第4ゲームはフォア側への豪打連発で長﨑を台から下げ、飛びつきのフォアドライブを決めて11-5で取り返す。

第5ゲームは長﨑がバックへのロングサーブを繰り返し決めるが、回り込みフォアハンドではね返した早田が11-8でここも取る。第6ゲームも長﨑はロングサーブを連発するが、最後はバックハンドの打ち合いで早田が勝って11-9で3ゲーム連取する。

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早田ひな Photo:Itaru Chiba

最終第7ゲームは火の出るような打ち合いに。日本屈指のパワーヒッター同士の戦いは11-11までもつれるが、2本ミドルを突いて得点した早田が13-11に到達した。

同じ日本生命でも仲のいい先輩・後輩の2人。その後輩に対して早田は、3ゲームのビハインドから、なんと4ゲーム連取での大逆転優勝を決めてみせた。

優勝した早田はインタビューで、逆転勝利を振り返った。

「0-3から逆転勝利して、本当にガマンガマンの試合で、今日は真っ向勝負でどっちかというと負けていたので。そこをどうにか、自分もやりにくいけど、相手もやりにくいところを探しながら、ガマンしてプレーできて。そこを乗り越えられて、自分自身に勝ててよかったと思います」

早田を苦しめた長﨑に対しては、「伊藤選手に勝って勢いに乗って(決勝に)上がってきていたので。0-3のときは、とくにチャレンジャーとして、自分から攻める気持ちで一本一本試合できて。それが勝利につながったと思います」とコメントした。

そして、周囲で早田を支えた人たちの名前を挙げながら、こう涙ながらに結んだ。

「苦しい試合や苦しいことはすごく多かったんですけれども。それでも最後までいつも応援してくださるので。その期待に応えられるように頑張りたいと思います。私も卓球界を盛り上げていけるように、精いっぱい頑張ります」

【TOP32 女子シングルス決勝】
早田ひな 4ー3 長﨑美柚
5-11/7-11/9-11/11-5/11-8/11-9/13-11

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早田ひなと長崎美柚 Photo:Itaru Chiba

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