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『はりひな』こと張本智和・早田ひなの混合ダブルス決勝をレジェンド・福原愛がDEEP解説「平野さんの隣で練習するのが嫌でした」の一幕も【卓球ジャパン!】

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【公式】卓球ジャパン!2022年8月13日OA

8月13日放送の「卓球ジャパン!」は、WTTスターコンテンダー ヨーロピアンサマーシリーズ2022での混合ダブルス"はりひな"こと張本智和/早田ひなペアの激闘をDEEPに解説した。

ゲストは先週に引き続いて卓球界のレジェンド、福原愛さん。岸川聖也と組んだ混合ダブルスで2011年世界選手権で銅メダルを獲ったこともある、混合ダブルスのスペシャリストだ。

張本/早田は1回戦で宇田幸矢/伊藤美誠の日本ペア対決を制して勝ち上がり、決勝で対戦することになったのは、卓球王国・中国が誇る王楚欽/王曼昱。

混合ダブルスで勝つための秘訣を福原さんは「男子選手のパワーをいかに女子選手が引き立てられるか、女子選手がやりたいことを男子選手がどれだけサポートしてあげられるか」だと語る。

福原 #206 13 サムネ.jpg

王楚欽/王曼昱ペアは、王曼昱がチャンスボールを作って王楚欽が決めにいくという、まさにその定石通りの強豪ペア。

一方の張本/早田は、「試合をするごとにコンビネーションが良くなってきている」とMC平野早矢香。技術的なことだけではなく、お互いにやりたいことが少しの会話でパッと伝わる意思疎通が、回を重ねるごとに良くなっているという。

男女で組む混合ダブルスでは、お互いに遠慮しがちになるものだが、「遠慮しない関係」も重要だと福原さん。その理想のペアとして、水谷隼/伊藤美誠を挙げた。

「美誠ちゃんに遠慮がないですからね」(MC武井壮)

「それ、1回目のコンビ結成のときから感じてました(笑)」(平野)

オリンピックで金メダルを獲れたのは、そうした要因も大きいだろう。

第1ゲームが始まって福原さんが注目したのは、張本がしっかりと踏み込み、体重をかけてチキータをしていることだった。

パートナーと交互に打たなければならない卓球では、あまり踏み込んで打つのはパートナーの次の打球の邪魔になるリスクがある。しかも早田からは張本の身体でボールが一瞬見えなくなる。

しかし、踏み込みを甘くすれば打球の質が落ち、張本の武器であるチキータを殺してしまいかねない。そのために張本は、早田に遠慮せずに思い切ったプレーに徹していると言える。こうしたプレーに「お互いの信頼関係が表れている」と福原さん。

試合 #206 23.jpg

平野が注目したのは早田のサーブだった。昨年の世界選手権で王楚欽/孫穎莎と対戦したときには、王楚欽に威力のあるチキータをガンガン連発されて成す術がなかったが、この試合の第1ゲームでは、早田が要所でハイトスサービスを使って王楚欽のチキータを防ぐ形となった。

前回の反省点をしっかりと活かした対策だ。

息の合ったプレーで張本/早田ペアが順調に第1、第2ゲームを奪い、勝利に王手をかけた。このまま押し切るかに見えたが、ここからが中国ペアだった。

第3ゲーム、中国ペアは台から距離をとり、回転を強くかけてミスを誘う戦術転換をしてきた。サーブレシーブや短期決戦では不利と見て、ラリー戦に持ち込む作戦だ。リーチが長く、後ろからでも相手を押すパワーに自信がある中国ペアならではの作戦だ。

この作戦が的中し、第3、第4ゲームを連続で中国ペアが奪い返し、とうとう最終ゲームに突入した。

出足、日本ペアが3-0とリードしたとろで中国ペアがタイムアウトを取った。

「タイムアウト明けの1球にはベンチコーチの指示が浮き出る」と福原さん。

その直後のラリーで、王楚欽が回転をしっかりかける遅めのチキータからのラリーで粘って取り、続いて張本に対して思い切った長いサーブを2本連続で出して3-3と追いついた。 見事な中国のベンチワークだった。

その後も一進一退の状況が続くが、7-7に追いつかれたところで今度は日本がタイムアウト。 ベンチコーチの田勢監督はかつてダブルスの名手であり、日本ペアにとっては心強い。

勝負の行方を大きく左右するタイムアウト明けの初球、張本が思い切った3球目回り込みで、この試合最高の強烈なフォアハンドドライブを決めた。試合の流れを一気に引き寄せるかのような1本だった。

はりひなガッツ #206 24.jpg

しかし、すかさず中国ペアが2人がかりで4球連続のバックハンドドライブを放って8-8と追いすがる。

なんとか突き放したい日本ペアだったが、その気負いのためか張本がチキータをミスしてしまう。次のレシーブでフォアのツッツキを王楚欽に狙い打ちされて8-10となり、最後は張本のフォアドライブがネットにかかってゲームセットとなった。

最後の3失点は、いずれも張本のミスとなったが、「混合ダブルスはそういうもの」と福原さん。男子選手は決めに行く役割なのでミスが多いのは仕方がないという。「そのことで張本が自信をなくしたり、周りが安易に責めてはいけない」と締めくくった。

数々の修羅場を経験した福原さんならではの深い解説だったが、番組中「平野さんの隣で練習するのが嫌でした」と思わぬ告白が飛び出す一幕も。

平野が酸欠になるほど激しい練習をするので、監督から「なんで愛は早矢香のようにやらないんだ」とたびたび比べられたのだという。すっかり穏やかになった現在の平野からは想像がつかない姿だ。

「卓球ジャパン!」 BSテレ東で毎週土曜夜10時放送

全員 #206 22.jpg

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