
張本智和 Photo:World Table Tennis
男子は混戦模様だ。世界チームランク1位の中国が抜けているが、2位以下はドイツ、日本、フランス、韓国、スウェーデンが僅差。
男子日本はエースの張本智和(智和企画/WR9位)を筆頭に、張本とともにパリオリンピックのシングルス代表に内定した戸上隼輔(明治大学/WR23位)、団体要員の3枠目を射止めた篠塚大登(愛知工業大学/WR74位)。
そして、パリオリンピック代表選考ポイント4位の田中佑汰(個人/WR68位)、日本卓球協会強化本部推薦を受けた松島輝空(木下グループ/WR33位)が一丸となって世界の強豪に立ち向かう。
決勝トーナメントを優位に戦うには予選グループリーグ1位通過が必須だ。
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大会3日目の18日に予定されている予選グループリーグ3戦目の相手は台湾。エースの林昀儒以外にも、42歳の大ベテランで世界卓球2013パリ男子ダブルス金メダルの荘智淵(WR35位)、伸び盛りの19歳・高承睿(WR31位)らが名を連ねる層の厚いチームだ。
鍵を握るのはやはり林昀儒。彼の2点取りを阻止すべく、今年1月の全日本選手権で6年ぶりの王座奪還に成功し、国内でも海外でも勝てる絶対的エースに成長した張本は「攻めの姿勢を見せる」と意気揚々。
張本にとって、全日本選手権やパリオリンピック代表選考会などで凌ぎを削った戸上の存在も心強い。
戸上には晴らしたい思いがある。
前回大会の世界卓球2022成都。準決勝で中国と対戦した日本は張本が2番でエースの樊振東、4番で王楚欽を立て続けに倒す大金星を挙げた。
しかし、戸上自身は1番で樊振東に負け、3番で及川瑞基(木下グループ)が馬龍に負けて回ってきた最終の5番で王楚欽にストレート負けを喫し、チームに勝利をもたらすことができなかった。
あの日の悔しさを忘れたことはない。
「中国を倒すことが練習のモチベーション。中国に勝ってチームに貢献したい」と言う戸上は、「張本選手がエースで自分が2番手。自分が先に相手チームのエースと対戦することになると思うので、1番で勝って張本選手に回したい。自分の立場は責任重大」と闘志を燃やす。
予選グループリーグでは豪打で押してくるナイジェリアのアルナにも要注意。彼の爆発力に火をつけてはならない。
日本が決勝トーナメントに進むと、どのタイミングで中国と当たるかが重要だが、それ以外にもスター軍団のドイツ、2枚看板のルブラン兄弟がいるフランス、団体戦が得意な韓国、難敵モーレゴードがエースのスウェーデンとの対戦はどれも厳しい戦いが予想される。
日本の目標は最低でもメダル獲得。さらに前回大会の銅メダルを超える色に期待がかかる。
(文=高樹ミナ)
■男子日本 試合スケジュール
16日(金)グループリーグ:日本 vs ナイジェリア
17日(土)グループリーグ:日本 vs チェコ
18日(日)グループリーグ:日本 vs 台湾
19日(月)グループリーグ:日本 vs マダガスカル
20日(火)日本の試合は無し
21日(水)~25日(日)決勝トーナメント

