
伊藤美誠・早田ひな・平野美宇 PHOTO:Itaru Chiba
世界卓球2024団体戦<2月16日~25日/韓国・釜山> 22日、女子の準々決勝で日本(世界ランク2位)がルーマニア(同7位)をマッチカウント3-0で下して準決勝に進出。5大会連続となるメダル獲得を決めた。
ここまで1試合も落とさず5試合すべてストレート勝利をおさめている日本。昨日は決勝トーナメント2回戦でクロアチア(同41位)を退け、危なげなくパリ五輪の出場権を獲得した。
対するルーマニアも全勝でグループリーグを突破すると、決勝トーナメント2回戦ではエジプト(同12位)をストレートで下して準々決勝に進出。
日本のオーダーは、今大会3戦全勝の張本美和(15=木下グループ/同16位)を下げて、2日目のイラン戦以来となる伊藤美誠(23=スターツ/世界ランク14位)を起用。2000年生まれの黄金世代トリオでメダル決定戦に挑んだ。
第1試合、伊藤美誠はルーマニアのエース、セーチ(28=同12位)と激突。過去の対戦では伊藤が3勝1敗と勝ち越しているが、セーチはこの2年間で東京五輪女王の陳夢(30=中国/同3位)から2勝をあげるなど爆発力がある選手なだけに油断はできない。
第1ゲームを奪ったのは相手のセーチ。伊藤は要所でキレのあるスマッシュを見せたものの、バックハンドにミスが出て先制を許した。
しかし第2ゲームは伊藤がすぐさま反撃。サーブ、レシーブで相手を崩して6-0とリードを広げると、両サイドにコースを突いて11-5で奪取。
さらに第3ゲームも出足から果敢なロングサーブを見せてゲームを連取した。
第4ゲームは攻めの形が作れずに落としたものの、最終第5ゲームはラリーで緩急をつけつつ、強気のスマッシュを見せた伊藤が勝利。
頼れる日本女子のポイントゲッターが、相手エースを下す貴重な1勝目をあげた。

第2試合は、早田ひな(23=日本生命/同5位)が、ユース五輪銅メダリストで早田らと同じく2000年生まれのドラゴマン(23=同59位)と初対戦。
第1ゲームは相手の鋭いフォアドライブに苦しみ、今大会で初めてゲームを奪われた早田だったが、第2ゲームはすぐに修正。台から下がりすぎず、丁寧に両ハンドで対応して11-4で奪い返した。
第3ゲームは積極的にチキータレシーブで仕掛けて優位に立つと、第4ゲームもスピーディーな連打で得点を重ねて3-1で勝利。
第1ゲームを落としたものの、見事な修正力を見せた早田が伊藤に続く2勝目を勝ち取った。
マッチカウント2-0となりメダル獲得に王手をかけた日本。第3試合は平野美宇(23=木下グループ/同18位)が、2015年ヨーロッパ女王のベテラン、サマラ(34=同31位)と対戦。
第1ゲームからアグレッシブにバックドライブを振り抜いた平野が先制。相手の読みを外す多彩なレシーブも光った。
第2ゲームは得意の巻き込みサーブで相手のミスを誘って中盤の7連続ポイントで突き放すと、第3ゲームも平野のペースで進み、最後は相手のサーブミスで平野がストレート勝利。
日本が強敵・ルーマニアを無失点で退けて、準決勝進出を果たした。
明日の準決勝は、台湾(同4位)との大激戦を制してメダルを決めた香港(同6位)と対戦する。
<世界卓球2024団体戦 女子準々決勝>
日本 3-0 ルーマニア
※5試合制(3戦先勝)
<第1試合>
伊藤美誠 3-2 セーチ
9-11/11-5/11-7/6-11/11-9
<第2試合>
早田ひな 3-1 ドラゴマン
8-11/11-4/11-4/11-5
<第3試合>
平野美宇 3-0 サマラ
11-7/11-7/11-6
<第4試合>
早田ひな - セーチ
<第5試合>
伊藤美誠 - ドラゴマン

