
左から張本美和、早田ひな、平野美宇
熱戦が続く「パリ2024オリンピック」<7月27日(土)~8月10日(土)/パリ南アリーナ>の卓球競技が個人戦を終え団体戦を迎える。
パリはこの週末から気温30度を下回り過ごしやすい陽気。朝晩は気温15度前後まで下がり肌寒いくらいだ。
個人戦の女子シングルスでは日本のエース・早田ひな(日本生命/世界ランク5位)が利き腕に痛みを抱えながら不屈のプレーで銅メダルに輝いた。
東京2020オリンピックの伊藤美誠(スターツ/同9位)に次ぐシングルスのメダル獲得は卓球チームジャパンに勢いをもたらしている。
5日(月)に始まる団体戦には男女各16チームが出場。女子日本(五輪チームランク2位)の1回戦はポーランド(同12位)、男子日本(同4位)の1回戦はオーストラリア(同15位)が相手。
男女ともに日本が優勢だが、五輪の大舞台では何が起こるか分からない。初戦から油断は禁物だ。
痛めた左腕のケアに努める早田、平野美宇(木下グループ/世界ランク13位)、張本美和(木下グループ/世界ランク7位)で臨む日本の女子は1回戦でポーランドを下すと、準々決勝はフランス(五輪チームランク8位)とタイ(同13位)の勝者とあたる。
母国開催の地の利と戦力から言えばフランスが有利か。
フランスはエースのパバドを筆頭にユエン・ジアナン、ルッツという布陣で、世界ランク18位のパバドは2024年WTTスターコンテンダーリュブリャナで格上の平野にストレート勝ちした強者だ。
対するタイはエースのオラワンや実績のあるスターシニーが手強い。
日本が順当に勝って準決勝に駒を進めると、相手はルーマニア(五輪チームランク4位)かインド(同11位)、あるいはドイツ(同5位)の可能性が高い。
ルーマニアとインドは1回戦で対戦。五輪チームランクではセーチ(世界ランク10位)がエースのルーマニアがインドを凌ぐが、変則ラバーで対戦相手を翻弄するインドは世界卓球2024釜山(団体戦)の予選リーグで世界一の中国を苦しめた警戒すべきチームだ。
ちなみにバトラとアクラはラケットのフォア面に裏ソフトラバー、バック面に粒高ラバーを貼る異質型だが、カマスは両面に裏ソフトラバーを貼る正統派である。
ルーマニアとインドどちらか勝ったチームが2回戦でドイツ(五輪チームランク5位)とあたることになるだろう。
東京2020オリンピックで女子団体4位だったドイツは1回戦でアメリカ(同15位)と対戦するが、順当ならば勝つのはおそらくドイツ。
ただ、エースのミッテルハムが女子シングルスで腰を痛めており復調度合いが鍵を握る。
またドイツは本来エースのハン・インがオリンピック直前の大会でアキレス腱を断裂。メンバーを外れる不運に見舞われている。
数々の難敵を退け日本が決勝に勝ち上がると、待つのは十中八九、中国との頂上決戦だ。
中国の山にも、東京2020オリンピック女子団体銅メダルの香港や団体戦に定評のある韓国がいるが、五輪で団体戦が始まった北京2008オリンピックから4連覇中の中国の強さは群を抜いている。
中国のメンバーはパリ2024オリンピック女子シングルス銀メダルの孫穎莎(世界ランク1位)、東京とパリ大会で連続金メダルの陳夢(同4位)、そこに王曼昱(同2位)を加えた3人。
対する日本は早田の腕の具合が気がかりだが、例えばリザーブの木原美悠(木下グループ)を一度起用すると、大会のルール上、早田を戻すことが出来ないため早田続投の方針は変わらないだろう。
打倒中国には1番のダブルスで1点を先制し流れを掴むことが絶対条件。ダブルスは平野/張本美和ペアが既定路線だが、ダブルス巧者の早田が起用される可能性も考えられる。
女子団体1回戦は5日(月)の日本時間17時開始予定。
(文=高樹ミナ)
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