
張本智和 PHOTO:Itaru Chiba
<2025年5月17日(土)~5月25日(日)世界卓球選手権ドーハ大会(個人戦)/カタール>
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最初の山場は初戦にあり。
そう肝に銘じ「世界卓球2025ドーハ(個人戦)」<5月17日(土)〜25日(日)/カタール>男子シングルス1回戦に臨んだ張本智和(トヨタ自動車)は18日(日)、過去4勝3敗の強敵イム・ジョンフン(韓国)と対戦。
3ゲームを先取した後、第4ゲームを14-16で奪われるも、張本がゲームカウント4-1で勝利する幸先のいいスタートを切った。
勝因をたずねられ「一番は出だし。1ゲーム目を取れたのがすごく大きい」と答えた張本。
さらに「前回のダーバン大会でもベスト8まで1ゲームも落とさなかった。ということは1ゲーム目を取ったということ。実力が同等かちょっと下の相手には先手必勝で勝ちに近づく」と2023年の個人戦を引き合いに出した。
世界卓球2023南アフリカでは4回戦まで無傷のストレート勝ち。しかし、準々決勝で当たった梁靖崑(中国)に激しいラリー戦の末に敗れゲームカウント2-4で涙を飲んだ。
日本男子44年ぶりのメダルを目前にし、あと一歩及ばなかった張本。
今大会にはあえて「メダル獲得」の目標を立てずに臨んでいるが、今日の初戦も「勝ちそうとか次に進めそうとか考えず、目の前の1球だけに集中した。邪念はない」ときっぱり。内に秘めた闘志を静かに燃やしている。

PHOTO:Itaru Chiba
試合直後には続いて同じテーブルに入った妹・美和(木下グループ)に勝利のハイタッチ。
世界卓球個人戦は初出場の美和も女子シングルス1回戦で、初対戦のベテラン、ペソツカ(ウクライナ)のミスの少なさと切れ味鋭いバックハンドに苦しみながらも、ゲームカウント4-1で勝利を飾った。
「苦しい戦いになることは想定していた。この初戦、あまり自信がなかった」と美和。

PHOTO:Itaru Chiba
下馬評では3回戦での対戦が予想されるパリ五輪混合ダブルス銀メダルのキム・クムヨンが最初の山場と目されているが、「自分の中では正直、1回戦の方が緊張した。戦い方のイメージではやりづらそうな相手だったので勝ち切れて嬉しかった」と本音を漏らした。
張本兄妹にはそろってメダルの期待がかかる。だが、大会はまだ始まったばかり。世界の強豪がしのぎを削る大舞台で2人が口にする「1 球1球」の言葉が重く響く。
(文=高樹ミナ)
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