
16カ国・地域(協会)の男子選手と女子選手が、それぞれ一つのチームになって戦う「混合団体ワールドカップ2025」(11月30日〜12月7日/中国・成都)が開幕を迎えた。
2023年に始まった同大会は今年で3回目。特に今大会は混合団体種目が2028年ロス五輪で正式採用されたとあって注目度が高まっている。
日本からは男子エースの張本智和(トヨタ自動車/世界ランク5位)、18歳の成長株・松島輝空(木下グループ/世界ランク8位)、世界卓球2025ドーハ男子ダブルス金メダルペアの戸上隼輔(井村屋グループ/世界ランク20位)と篠塚大登(愛知工業大学/世界ランク28位)が出場。
女子は17歳にして日本人世界ランクトップの張本美和(木下グループ/世界ランク6位)、世界卓球2025ドーハで悲願のシングルスメダル(銅)を手にした伊藤美誠(スターツ/世界ランク8位)。
2024年パリ五輪シングルス銅メダルの早田ひな(日本生命/世界ランク10位)、混合団体ワールドカップ初出場の大藤沙月(ミキハウス/世界ランク14位)が出場し、男女一丸となって世界の頂点を狙う。
混合団体はユニークな試合方式が特徴だ。
1番の混合ダブルスを皮切りに、2番・女子シングルス、3番・男子シングルス、4番と5番は女子ダブルスもしくは男子ダブルスの最大5試合を行い、先に合計8ゲームを獲得したチームが勝利となる。
それぞれの試合は3ゲームマッチ。選手は最大2試合まで出場可能(混合ダブルスに出場した選手はシングルスに出られない)で、4番と5番は1番の試合終了後、チームランキングが低い方のチームが女子ダブルスを先にするか、男子ダブルスを先にするかを選択できる。
大会初日の30日から12月2日までは「ステージ1」と呼ばれるリーグ戦が行われる。
16チームが4つのグループに分かれて総当たり戦を行い、各グループの上位2チームが「ステージ2」(3〜6日)に進出。
ステージ2は合計8チームによる総当たり戦を行い、上位4チームが「ステージ3」(7日)と呼ばれるトーナメント戦で優勝を競う。
日本はチームランキング2位でグループ2に入った。同じグループに入ったのはインド(同8位)、オーストラリア(同9位)、クロアチア(17位)。
初戦はオーストラリアと30日に対戦するが、若手を中心に力をつけているオーストラリアは決して侮れない。
ステージ1の山場は変則ラバーの使い手が揃うインドだろう。
対応が難しい変則ラバーに対して日本はしっかり対策しているが、油断は禁物。また、ヨーロッパの古豪クロアチアもダブルス種目が強く、パワーで押される可能性も視野に入れなければならない。
実力は日本が抜きん出ているとはいえ、楽に勝てる対戦は一つもないだろう。
順当なら日本がステージ2に駒を進めるはずだが、ステージ2には大会2連覇中の中国や2大会連続銀メダルの韓国、さらに強豪ドイツ、フランス、スウェーデンといったヨーロッパ勢の勝ち上がりが予想され激戦は必至だ。
日本は2023年に3位で銅メダルを手にしたが、2024年は第2ステージで韓国、ルーマニア、香港に敗れ5位に甘んじた苦い経験を持つ。それだけにステージ2突破は命題となる。
ちなみにチームランキング1位の中国はグループ1。メンバーは世界王者の王楚欽(世界ランク1位)、世界女王の孫穎莎(世界ランク1位)を筆頭に男子は林詩棟(世界ランク2位)、梁靖崑(世界ランク7位)。
徐瑛彬(世界ランク103位)、女子は王曼昱(世界ランク2位)、蒯曼(世界ランク4位)、王芸迪(世界ランク5位)といった布陣だ。
なお、同じグループ1にはエジプト、香港、チリが入った。
混合団体の見どころは何といってもオーダーの妙である。とりわけトップバッターの混合ダブルスは試合の流れを作る大事な役目を担うとあって、どのペアで先手を取るかに注目が集まる。
日本は"そらみわ"ペアこと、松島と張本美和の高校生ペアや国際大会で実績のある戸上/早田ペアなど、数パターンのペアリングが考えられ、1試合毎にオーダーを予想するのも楽しみの一つとなる。
2028年ロス五輪を占う意味でも目が離せない混合団体ワールドカップ2025。日本の金メダル獲得なるか。「3度目の正直」に期待が膨らむ。
(文=高樹ミナ)
<ステージ1>
グループ1:中国、エジプト、香港、チリ
グループ2:日本、インド、オーストラリア、クロアチア
グループ3:韓国、台湾、スウェーデン、アメリカ
グループ4:ドイツ、フランス、ルーマニア、ブラジル
<日本出場選手>
男子:張本智和、松島輝空、戸上隼輔、篠塚大登
女子:張本美和、伊藤美誠、早田ひな、大藤沙月

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