
大藤沙月 PHOTO:World Table Tennis
100周年記念大会の「世界卓球2026ロンドン(団体戦)」(4月28日〜5月10日)が約3ヶ月後に迫った。
国内では男女日本代表選手選考会が2月16日(月)、17日(火)の2日間、大阪府・羽曳野市のタケダハムはびきのコロセアムで開催される。
出場選手は男子24人、女子22人。
大会1日目は3人ずつ8グループで第1ステージリーグ戦を行い、各ステージ1位の選手が大会2日目の決勝トーナメント(準々決勝)に進出。優勝した選手に世界卓球2026ロンドン(団体戦)の代表権が与えられる。
同時に「アジア競技大会(団体戦)」(9月20〜28日/名古屋・愛知)の代表権も獲得する。
なお、今年1月の全日本選手権一般の部の男女シングルスで優勝した松島輝空(木下グループ/世界ランク7位)、張本美和(木下グループ/世界ランク6位)はすでに世界卓球2026ロンドンの代表権を獲得。
団体戦の代表選手は5人だが、男子は張本智和(トヨタ自動車/世界ランク4位)、戸上隼輔(井村屋グループ/世界ランク19位)、篠塚大登(愛知工業大学/世界ランク31位)。
女子は伊藤美誠(スターツ/世界ランク9位)、早田ひな(日本生命/世界ランク10位)、大藤沙月(ミキハウス/世界ランク14位)ら世界ランク上位勢は選考会を回避した。
女子で有力なのは世界卓球で実績のある平野美宇(木下グループ/世界ランク65位)。
団体戦は2018年のスウェーデン・ハルムスタッド大会と2024年の韓国・釜山大会に出場し、いずれも日本の銀メダル獲得に貢献した。
昨年5月の世界卓球2025ドーハ(個人戦)ではシングルス2回戦敗退。失意の底に沈み世界ランクも大きく落としたが、その後は国内卓球リーグのTリーグや世界最高峰の中国超級リーグで活躍。
現地15日にはWTTスターコンテンダー チェンナイでシングルス準優勝するなど復調著しい。
だが、16日開始の選考会には間に合わず、急遽キャンセルを余儀なくされた。
その平野にWTTスターコンテンダー チェンナイ3回戦で惜敗したものの、もともと持っている素質を開花させた長﨑美柚(木下アビエル神奈川/世界ランク16位)も優勝候補だ。
長﨑の世界卓球団体戦出場は2018年ハルムスタッド大会と2022年の中国・成都大会。
わずか15歳で強化本部推薦され代表入りしたハルムスタッド大会ではベンチを温めたが、成都大会は代表選考会「LIONカップ TOP32」で自ら代表権を掴み取った。
長﨑とともに世界卓球2022成都で銀メダル、2024年釜山大会でも団体銀メダルに貢献した盟友・木原美悠(トップおとめピンポンズ名古屋/世界ランク22位)も有力だ。
今年の全日本選手権もシングルス準決勝まで勝ち上がって3位。3年ぶりに表彰台に返り咲いた。
WTTスターコンテンダー チェンナイでは自身初戦の2回戦で台湾の同世代に敗れたが、選考会には立て直してくるだろう。平野がいなくなったことで、長﨑との一騎打ちになる可能性は高い。
この2人に迫るのは社会人女王で全日本選手権ベスト16の赤江夏星(日本生命/世界ランク39位)、24年社会人女王で同じく全日本選手権ベスト16の笹尾明日香(日本生命/世界ランク100位)か。
さらに、全日本選手権ジュニアの部のシングルス決勝で張本美和に敗れ準優勝の小塩悠菜(JOCエリートアカデミー/星槎/U19世界ランク23位)。
日本男子世界ランク2番手の松島輝空の妹で、小学6年生にして全日本選手権ジュニア3位の松島美空(田阪卓研/U19世界ランク4位)、同じく3位の髙森愛央(四天王寺高校/U19世界ランク2位)ら10代の選手たちの戦いぶりにも注目したい。
(文=高樹ミナ)
⚫︎女子出場選手
木原美悠(トップおとめピンポンズ名古屋)
長﨑美柚(木下アビエル神奈川)
赤江夏星(日本生命)
面田采巳(愛知工業大学)
小塩悠菜(JOCエリートアカデミー/星槎)
松島美空(田阪卓研)
髙森愛央(四天王寺高校)
面手凛(山陽学園高校)
村松心菜(ミキハウスJSC)
平野美宇(木下グループ)※キャンセル
山﨑唯愛(サンリツ)
井絢乃(さんびるグループ)
牛嶋星羅(サンリツ)※辞退
三村優香(サンリツ)
田村美佳(十六フィナンシャルグループ)
笹尾明日香(日本生命)
竹谷美涼(香ヶ丘リベルテ高校)
山室早矢(桜丘高校)
渡邉心菜(明徳義塾中・高校)
渡会宥(四天王寺高校)
佐藤希未(香ヶ丘リベルテ高校)
髙橋青葉(木下卓球アカデミー)
伊藤友杏(貝塚第二中)
石田心美(石田卓球N+)
⚫︎男女日本代表候補選手各5人の選考方法
(1)世界選手権大会エントリー最終日の2週前を含む週に発表される世界ランク最上位者
(2)2026年全日本選手権大会(一般の部)シングルス優勝者=男子:松島輝空、女子:張本美和
(3)国内選考会優勝者
(4)強化本部推薦2人(アジア選手権出場者から選出)
(5)上記(1)〜(3)で選出された選手が重複し3人に満たない場合、強化本部より選出
