
橋本帆乃香 PHOTO:Itaru Chiba
<2026年4月28日(火)~2026年5月10日(日)ITTF世界卓球選手権ロンドン大会@イギリス>
「世界卓球2026ロンドン」(団体戦)は5月6日、決勝トーナメント3日目を迎え、日本女子代表チームは2回戦でルクセンブルクを下し、準々決勝進出を決めた。
張本美和(木下グループ)、橋本帆乃香(デンソー)、早田ひな(日本生命)がそろってストレート勝ち。その中で張本、早田に負けない存在感を放ったのが橋本だった。
この日、橋本は自身3試合目にして初めてエースポジションを任された。
世界屈指のカットマンに対する中澤鋭監督の信頼は揺るぎない。
「まだ100%のプレーを出していない。初めての世界選手権の団体戦で緊張もあると思うが、橋本の実力なら負けることはない。『常に自信を持って堂々と』という言葉しかかけていない」
【LIVE配信】世界卓球2026ロンドン100周年大会(団体戦) 4月28日(土)〜5月10日(日)開催!
一方、「3回目の出場でだいぶ力が抜けてきた」と本人。
対戦を予想していたのは62歳のエース、ニー・シャーリエンだったが、実際にコートに立ったのは初対戦のE.サディーコビッチだった。事前の対策映像もなく、完全な"ぶっつけ本番"である。
「朝、会場に来て『あれ?』って。全然違う相手で、どういう選手かも分からないままコートに入りました」

独特なグリップとフォームから放たれる打球はヨーロッパ選手に多い"クセ球"。橋本も1ゲーム目こそ苦しんだが、すぐさま修正しストレート勝ちを収めた。
「最初はちょっとやりづらい部分があったんですけど、上手く勝てて良かったです」
その橋本に対し、中澤監督はある"スパルタ指示"を出していた。
「昨日も寝ずに練習しろと言われたので」
笑みを浮かべながら明かした衝撃のひと言。もちろんその裏には中澤監督の明確な意図がある。
それは、運動量の多いカットマンは試合前の準備時間をいかに確保するかで、試合になったとき体がよく動くという判断だ。

そこで橋本は前日のクロアチア戦の後、すぐさま練習場へ向かいラケットを握った。そして、今日のルクセンブルク戦も早めに会場入りし、入念なウォームアップを行った。
全ては世界卓球の大舞台で、最高のパフォーマンスを発揮するため。
中澤監督の「寝ずに練習」というのはあくまでも例えではあるが、橋本は「それぐらいの気持ちでしっかり準備して、出番があるときは全力で戦いたい。監督の期待に応えたい」と静かな覚悟をのぞかせている。
文=高樹ミナ

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