「張本美和以上に脅威」中国メディアが橋本帆乃香を警戒「粘り強いだけではなく、攻撃への切り替えを駆使して相手を揺さぶる」【卓球 アジア選手権】
橋本帆乃香 PHOTO:World Table Tennis
<2026年10月22日 アジア卓球選手権2026 女子団体決勝 日本 3-2 中国 @ウズベキスタン・タシケント>
卓球のアジア選手権は22日、女子団体決勝が行われ、日本が中国を3-2で破り、金メダルを獲得した。中国メディアも、この敗戦を大きく取り上げている。
中国メディア『上観新聞』は23日、中国のポータルサイト『捜狐(SOHU)』に掲載された記事で、日本の優勝を振り返り、橋本帆乃香(デンソー)の存在に注目した。
記事では、中国女子にとって張本美和(木下グループ)以上に厄介な相手となったのが、カットマンの橋本だったと分析している。
中国は今大会、孫穎莎と王曼昱の主力2人が不在。女子団体決勝には王芸迪、蒯曼、陳熠の3選手が出場した。
準々決勝と準決勝では蒯曼を1番手、王芸迪を2番手、陳熠を3番手に起用していたが、日本との決勝では陳熠を1番手、蒯曼を3番手に変更した。
中国メディアは、このオーダー変更にも注目。蒯曼が橋本との過去の対戦で苦戦していたことから、橋本との対戦を避ける狙いがあったと指摘した。しかし、その戦略は結果につながらなかった。
第1試合では橋本が陳熠を3-0で下し、日本が先制。続く第2試合は張本美和が王芸迪に2-3で敗れ、第3試合も早田ひなが蒯曼に0-3で敗れた。
日本は1-2と追い込まれたものの、第4試合で張本が陳熠に3-0で勝利し、勝負を最終第5試合へ持ち込んだ。そして、再び登場した橋本が王芸迪を3-1で撃破。日本の3勝のうち2勝を挙げ、優勝の立役者となった。
中国メディアが敗因の一つとして挙げたのが、カット打法への対応だ。橋本は相手の攻撃を粘り強く返すだけでなく、下回転とナックルの変化やコースの使い分け、さらに攻撃への切り替えを駆使して相手を揺さぶる。
記事では、こうした橋本のプレースタイルが中国選手の攻撃リズムを崩したと分析。カットマンへの対応が中国女子の課題になっていると指摘した。
また、中国の元代表選手で解説者の侯英超氏も、今回の決勝を受けてカット打法への対策の重要性に言及。普段の練習から下回転への対応に十分な時間を割く必要があるとの見解を示した。
これまで中国女子のライバルとして注目を集めてきた張本美和に加え、特殊なカット打法を武器とする橋本帆乃香。
日本が中国を破って頂点に立った今回の決勝は、中国メディアにとっても、今後の日本対策を考える大きな材料となったようだ。
<アジア卓球選手権2026 女子団体決勝>
日本 3-2 中国
第1試合:橋本帆乃香 3-0 陳熠
11-9/11-9/11-5
第2試合:張本美和 2-3 王芸迪
11-7/9-11/7-11/12-10/8-11
第3試合:早田ひな 0-3 蒯曼
7-11/2-11/4-11
第4試合:張本美和 3-0 陳熠
11-6/11-8/11-5
第5試合:橋本帆乃香 3-1 王芸迪
12-10/11-3/6-11/11-7