2019.08.30
【Tリーグ】連覇を狙う平野美宇・早田ひな擁する日本生命、中国人選手退団で女子は混戦模様
平野美宇、早田ひな (c)T.LEAGUE
創設2年目の「ノジマTリーグ2019-2020シーズン」女子開幕戦が30日に大阪府立体育会館(大阪府大阪市)で開催される。
初代女王の日本生命レッドエルフと2位の木下アビエル神奈川が激突する好カードだ。今季の参戦も初年度と同じ男女各4チームの計8チームだが、オフシーズンの間に選手の移籍や補強、ルール変更や運営面での改善が施された。"世界No.1の卓球リーグ"を謳うTリーグのセカンドシーズンは果たしてどう展開していくのか?東京2020五輪の日本代表選考レースも激化する時期に始まる開幕戦の見どころを挙げてみたい。
Tリーグ男女開幕戦 8月29日(木)、30日(金)BSテレ東で生中継!
中国人選手を欠いた女子は混戦模様
女子は初代王者の日本生命レッドエルフに黄色信号が灯った。昨シーズン、チームの優勝に大きく貢献した中国の常晨晨と蒋慧が退団。第1マッチのダブルスで手堅く先行する作戦がままならなくなった。加えてチームトップの実力を持つ世界ランク10位の平野美宇は東京2020五輪日本代表選考レースの真っただ中とあって、出場回数が減ることは必至。
初代女子MVPの早田ひなも同様の状況と言えるだろう。ただ早田はセカンドシーズン開幕に先駆けて開かれたファン感謝イベントに参加するなど、Tリーグ出場に前向きで、開幕戦でもチームの要としてチームメートとファンを盛り立てる役目を担う。
そんな日本生命レッドエルフに28日、韓国代表メンバーのチョンジヒが移籍することが発表された。現在、世界ランク18位。シングルス起用はもちろん、左利きでダブルス巧者でもある彼女の加入は中国人選手を欠いたダブルスの穴を埋める大きな戦力になるはずだ。
女子に限らず男子でも五輪イヤーはトップ選手が世界ランクに影響する国際大会を優先せざるを得ない状況だ。これについてリーグ側は協力姿勢を打ち出しており、松下浩二チェアマンが「東京オリンピックで銀メダルではなく金メダルを取る協力を全面的にしていく」と明言。あとはチーム監督の采配が人手不足を乗り切る鍵になるだろう。
石川佳純、杜凱栞 (c)T.LEAGUE
昨シーズン2位の木下アビエル神奈川は今シーズンも、世界ランク6位で日本女子トップの石川佳純と香港のエースで世界ランク11位の杜凱栞の2枚看板で開幕戦勝利を誓う。昨シーズン14勝を挙げた中国の袁雪嬌が退団したのは痛いが、長崎美柚、木原美悠の高校生コンビが成長しており、2人のダブルスはチームの大きな戦力になるはずだ。
女子も男子もそうだが、Tリーグは若い選手や発展途上の選手が実力を上げる場でもある。松下チェアマンも、今年ブレークした台湾の林のケースを例に挙げ「強い選手と対戦することで勉強になり伸びていける」と話している。
新加入の外国人選手とルール変更
開幕戦に限らずシーズンを通して台風の目になりそうなのが、今シーズンからTリーグに参戦する外国人選手の存在だ。
女子の注目選手は日本生命レッドエルフに加入したシンガポール代表のユー・モンユー。開幕戦での起用も濃厚だ。世界ランク12位で五輪メダリストのフォン・ティエンウェイ(シンガポール)が加藤美優と2枚看板を張る日本ペイントマレッツには21歳で平野や伊藤美誠らとジュニア時代から切磋琢磨としてきた蘇慧音(香港)が加わった。
そして昨シーズン最下位に甘んじたTOPおとめピンポンズ名古屋には韓国代表のヤンハウンが加入。日韓関係悪化の影響で韓国人選手の参戦が危ぶまれたが、開幕直前に届いたこの朗報はTリーグにとって明るい材料となった。
なおルール変更については、各マッチの最終ゲームおよびビクトリーマッチで10オールになった場合、昨シーズンはデュースなしだったが2点差がつくまで試合を続行することや「リプレーチャレンジ」と題するビデオ判定システムの導入が発表されている。開幕戦とプレーオフファイナルで試験的に導入され、サーブのレッドおよびサイドエッジが対象となる。
女子開幕戦(30日)の日本生命レッドエルフvs木下アビエル神奈川は18時30分試合開始予定。
(文=高樹ミナ)
卓球Tリーグ開幕戦
2019-2020シーズン開幕戦をBSテレ東で生中継!
◆女子開幕戦
昨年の覇者・日本生命レッドエルフ×木下アビエル神奈川の開幕戦。昨季MVP早田ひなと日本のキャプテン石川佳純が火花を散らす
BSテレ東:8月30日(金)18:00~20:48
日本生命レッドエルフvs木下アビエル神奈川 ※生中継



