みどころ

あの夢の続きへ…福原、石川、水谷が、さらなる高みを目指す

奇数年となる今年の世界卓球は個人戦。
団体戦に比べるとメダル獲得への道は険しいが、ここ数年、日本人選手のメダル獲得が続いている。2009年横浜大会では男子ダブルスの水谷隼・岸川聖也組、2011年ロッテルダム大会ではミックスダブルスの岸川・福原愛組が、それぞれ銅メダルを獲得。先のロンドンオリンピックでも石川佳純が女子シングルスで史上初の4位入賞を果たすなど、世界を相手に堂々の結果を残している今、シングルスでのメダル獲得の期待も高まり、全種目で表彰台にのぼれる可能性も大いにある。

3度目のオリンピックで念願のメダルを獲得した福原は、オリンピック後に右ひじを手術。しかし、去年11月から練習を再開すると、12月には公式戦に復帰するなど順調に回復。そして今年1月の全日本選手権では女子シングルスで連覇を達成した。10年前、初めて世界卓球の舞台に立った2003年パリ大会では14歳でシングルスベスト8に進出。福原自身にとってそれが世界卓球でのシングルス最高記録なだけに、今大会はその記録超えとメダル獲得を目指す。ロンドンオリンピックのシングルスで、男女通じて日本人初の4位入賞を果たした石川は、ロンドン後も海外ツアーで結果を残し、好調をキープ。卓球帝国中国の牙城を崩し、メダル獲得を狙う。また、世界卓球通算12度目の出場となるベテラン・平野早矢香の活躍にも期待したい。

一方、男子の絶対的エース水谷は、この大会に期する思いが強い。メダルを期待され、第3シードで挑んだロンドンオリンピックのシングルスでは、まさかの4回戦敗退。しかし、過去に中国のトップ選手を破るなど実力は世界でも屈指なだけに、今大会で汚名返上とばかりに巻き返しを狙う。また、シングルスとダブルスの両方で力を発揮し、「世界卓球」では個人戦・団体戦合わせて5大会連続メダル獲得中の岸川、さらに国内外で“天才”と称される18歳、丹羽孝希にも注目。ロンドンオリンピック後、ドイツ・ブンデスリーガに渡り腕を磨くと、今年の全日本選手権ではシングルスで史上3人目となる高校生チャンピオンに輝くとともに、ダブルスも制し二冠を達成した。

「あの夢の続きを―――」全ての選手がその思いを抱きながら、さらなる高みを目指して世界の強豪たちに挑む。

ロンドンオリンピック2012プレイバック

日本中を感動させた女子団体の銀メダル!
昨年開催されたロンドンオリンピックで、卓球は7月28日から8月8日にかけて男女のシングルスと団体戦の計4種目が行われた。男子の水谷隼と岸川聖也、女子の福原愛と石川佳純が出場したシングルスでは、水谷・岸川・福原が世界の壁に跳ね返されるなか、最年少の19歳(当時)石川が快進撃。メダル獲得こそならなかったが、日本卓球史上最高の4位入賞を果たした。その後行われた男子団体で、日本は香港に屈して準々決勝敗退。しかし、女子シングルスにおける石川の勢いを、チームの力に変えた女子が団体で躍進。1回戦でアメリカ、続く準々決勝でドイツに完勝した日本は、準決勝で強豪シンガポールと対戦。この天王山でも日本はシングルスの福原と石川、ダブルスの平野・石川組が相手を圧倒。3-0のストレート勝ちで悲願のメダルを決めた。決勝では中国に敗れたが、日本のメダルラッシュに沸いたロンドンオリンピックの中でも、ひときわ輝く銀メダルだった。

世界卓球2013 総合結果

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