クジラの島の少女
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クジラの島の少女
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ニキ・カーロ(監督/脚本)◆ニキ・カーロ(監督/脚本)
 ニュージーランド生まれのマオリ人。デビュー作のパワフルな催眠ラブストーリー「Sure To Rise」(94)が1994年度カンヌ映画祭にてコンペ上映される。「Memory &Desire」(97)は98年度カンヌ映画祭で名誉ある国際批評家週間に選ばれ、99年度ニュージーランド映画賞最優秀作品賞を獲得、脚本・監督双方の仕事ぶりが認められて審査員特別賞にも輝く。短篇作品の評価も高く、フットウェアへのフェティシズムを追究した作品「Footage」は96年度ヴェネチア映画祭でオフィシャル・セレクションに入る。また、テレビドラマの監督・脚本も手がけ、ニュージーランド国内を始め国際的にも定評を受けている。

ニキ・カーロが語る『クジラの島の少女』

「この作品の主なテーマはリーダーシップで、1人の少女という形にそれが結実していく話です。主人公パイケアはリーダーシップを発揮する宿命を負っていますが、それが最も愛する祖父の信念と真っ向からぶつかってしまう。祖父がパイケアの宿命をどう受け入れていくかという葛藤と、パイケアの祖父に自分の存在と祖父への真実の愛をどうわかってもらうか、その困難な道のりの両方を描いた作品です。」と監督は述べている。

「11歳の時の自分もパイケアとどこか似ていないことはなかったけれど、コロの中にもまた自分の姿が見える。この話を語るためにはリーダーシップとは何なのかをよく理解する必要がありました。監督である私はこの映画のリーダーですが、リーダーシップとは前面に出て大声で叫んだり指示を出したりすることではなく、スタッフたちが十分力を発揮できるような環境を作って皆をサポートし、1人1人に最高の仕事をしてもらうことではないかしら。」というカーロは、スタッフ・キャストの不安を取り除き、彼らが納得して前進できるよう尽力した。

さらに、国内だけでなく、『ピアノ・レッスン』のように国際的にも通用する作品となることを目指したカーロは、ニュージーランドの西海岸を舞台とする『ピアノ・レッスン』に対し、東海岸でその思いを実現させた。「この作品は今やっと映画で語られる時が来たと感じています。」と監督。「10年前に映画化するのは時期尚早だったわね。今はいいタイミングよ。物事をスピリチュアルに受け止められる準備が整った時代だから」。




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