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■監督・脚本
ギャヴィン・フッド

1963年5月12日、南アフリカ生まれ。南アフリカの大学を卒業し、一時俳優として活動。その後アメリカに渡り、UCLAで脚本と監督業について学ぶ。1993年、宗教儀式殺人(ritual murder)を題材にした脚本デビュー作 “A Reasonable Man”でダイアン・トーマス脚本賞を受賞。卒業後は南アフリカに戻る。脚本家/監督としての初仕事は教育テレビの仕事で、その活躍でアーテス・アワード(南アフリカのエミー賞)を受賞。1998年、22分の短編映画“The Storekeeper”でオーストラリアのメルボルン国際映画祭グランプリを初めとする13もの賞に輝く。その後、前述の“A Reasonable Man”で長編映画デビューを果たし、脚本、監督、共同製作、そして出演もし、2001年のオール・アフリカ・フィルム・アワードで主演男優賞、脚本家賞、監督賞を受賞。2000年のサンダンス映画祭ではバラエティ誌に“注目の監督10人”に選ばれた。2001年、ポーランドのノーベル賞受賞作家ヘンリー・シェンキウィッチ原作の、アフリカを舞台にした子供向けアドベンチャー小説“In Desert and Wilderness”の映画化を手がける。ポーランド語で撮らなければならないという制約があったのにも関わらず通訳まで雇って臨んだフッドは大成功を収め、この作品はポーランドで公開年一番の興行成績を記録し、2002年度シカゴ国際子供映画祭の最優秀賞を受賞した。次回作は、ジェイク・ギレンホールとリーズ・ウィザースプーン主演の政治スリラー“Rendition”。

■プロデューサー
ピーター・フダコウスキ

ケンブリッジ大学で経済学の修士号を取得した後、INSEADでMBAを取得する。米国銀行の映画融資部で数多くのインディペンデント映画の融資をサポートした後、妻ヘンリエッタとプロダクション・カンパニー、プレミア・プロダクションズを設立。マギー・スミス、マイケル・ガンボン出演の“The Last September”、ITVの犯罪シリーズ“Trial by Fire”、“The Helen West”の製作総指揮としても活躍。2001年にUK フィルム & TV プロダクション・カンパニーを設立し、CEOとして、昆虫たちのミクロの世界を描いたIMAXドキュメンタリー映画“Bugs 3D!”を製作し、ヒットさせる。自社の“融資家の橋渡し屋”、また製作総指揮として、ローワン・アトキンソン、クリスティン・スコット・トーマス、マギー・スミス出演の“Keeping Mum”、ブレンダ・ブレシン、トム・ウィルキンソン、サム・ロックウェル出演の“Piccadilly Jim”の資金調達も手がけた。

■共同プロデューサー
ポール・ラレイ

30年以上に渡り南アフリカの映画製作の場で活躍している。世界中に売れた“African Skies”をはじめ、何十本もの長編映画やテレビシリーズを監修し、製作してきた。手掛けた作品には、トーマス・ジェーン主演の“Stander”、ギャヴィン・フッド監督の“The Storekeeper”“A Reasonable Man”、クエンティン・タランティーノ製作総指揮の「フロム・ダスク・ティル・ドーン2」「フロム・ダスク・ティル・ドーン3」、そして“Borne Free”などがある。

■製作総指揮
ロビー・リトル

妻のエレンと共に、数多くのアカデミー賞ノミネート作品で成功を収めてきた。「リチャード三世」「タイタス」「天井桟敷のみだらな人々」や「プロフェシー」シリーズなどの作品では製作総指揮をつとめる。若手監督の助成にも積極的で、ローランド・エメリッヒ(「ゴースト・チェイス」「Moon 44」)、タムラ・デイヴィス(「ガンクレイジー」)、ハル・ハートリー(「ニューヨーク・ラブストーリー」)、スコット・エリオット(「マップ・オブ・ザ・ワールド」)、ビル・コンドン(「ゴッド・アンド・モンスター」)などと仕事をしている。妻と共同設立したファースト・ルック・メディアでは、「フィオナの海」「エヴリン」「ベニスで恋して」「エルサレム」など300本以上に及ぶ映画の資金調達、プロデュース、配給に関わっている。

■原作
アソル・フガード

1932年南アフリカのミドルバーグ生まれ。白人系イギリス人とアフリカーナーの両親を持ち、英語を母国語として育てられるが、自らのことは“英語で物書きするアフリカ人”と呼んでいる。
ケープタウン大学に進学し、アルベール・カミュに傾倒するが、卒業試験を控えた1953年に大学を中退し、水兵や新聞リポーターとして働く。俳優として多少の経験を積んだ後、南アフリカのアパルトヘイト下に生きる人々を題材にした戯曲を書き、自ら演じるようになる。1956年に小説家/詩人のシーラ・メイリングと結婚。ヨハネスブルグへと引っ越し、Native Commissioner’s Courtで事務員として働く。ここでの経験は、彼にアパルトヘイトの不公平さを実感させるものとなった。
フガードの舞台は、南アフリカの美しさと国がかかえる問題を世界に広めたが、アパルトヘイトを批判することにより、南アフリカ政府との激しい対立を呼んだ。1961年、国際的に認められた「血の絆」がきっかけとなり、南アフリカ政府にパスポートを4年間没収される。舞台観客を人種によって分ける南アフリカの制度に対する国際的ボイコットを支援したことで、その拘束はさらに激化。しかし、1971年にはその拘束も少し和らぎ、イギリスに渡って“Boesman and Lena”を演出することを許された。
フガードはこれまでに20本以上の戯曲を書いており、いちばん最近の作品は、2006年に南アフリカのバクスター・シアターで上演された“Booitjie and the Oubass”。人間の権力構造から生まれる矛盾(アパルトヘイトを題材にすることが多い)をテーマに作品をつくるが、中心にあるのはあくまでも人間。強さと脆さゆえに社会に適合できない人間、そして支配的な女性がしばしば登場する。「劇作家としての私の得意の分野は、秘密に満ちた世界と、それが人間の行動に及ぼす影響、そしてそれが暴かれて生じるトラウマを描くことだ。これらは、私の舞台を動かす心臓だと言える」と語っている。
「ツォツィ」は、劇作家であるフガードの唯一の小説であり、「血の絆」に成功した1960年代初頭に書かれたが、“Boesman and Lena”“Sizwe Banzi is Dead”“Master Harold and the Boys”の舞台で世界的な成功を収めたあとの1980年まで出版されることがなかった。

原作「ツォツィ」アソル・フガード著(金原瑞人、中田香訳)
青山出版より今春発売予定


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