WBSとは
<作曲家・浅川真洋コメント>
経済は時代を越え、国境も越え、私たちをつなぐ営みですね。そういった経済の今、そしてこれからを捉えるこのニュース番組の音楽を担当させていただくにあたり、作曲家としてできることはなんだろう、と考えました。
そこで思いついたのが、「エコノミー(経済)」の語源がギリシャ語の「オイコノミア」であるということをヒントに、ギリシャの伝統楽器として知られる「ブズーキ」を現代的なアレンジの中に取り入れ、同時に、現代の音楽において大きな役割を果たす存在の一つである「ピアノ」と、人間が太古より親しんできた楽器としての「声、ボーカル」、それらが時には掛け合い、時には融合し、共存しているさまを象徴的に描いたらどうだろう、ということでした。
またこの曲は、刻一刻と変わるこの世界とリンクするかのように、時計の秒針の速さと同期するテンポになっています。
そんな、経済、ニュース、時代、世界、人々を、音楽でつなぐような試みを形にしました。
様々な環境、状況の中で、一人一人がそれぞれの一日を過ごしたその夜に、ふっと聞こえてくる、そっと寄り添えるような、そんな音楽であることができたら幸いです。
ⒸAKINA NAKAMORI, 2026
<中森明菜コメント>
人は不完全で、時に傷つけ合ってしまうこともあります。
けれど、それでも誰かの幸せを願い、暗闇の中に光を見出そうとする祈りを捨てることはありません。
未来を信じようとするその心こそが、人間が持つ本当の意味での強さなのだと信じています。
「カサブランカ」は、今の時代を生きる人間という存在そのものへの讃歌です。
一日の終わりに灯した祈りが思いやりとなって、遠い空の下まで届くやさしい世界へつながることを願っています。