
人気番組『YOUは何しに日本へ?』のディレクターに密着したら、地獄の結末が待っていた(後編)
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13:00
到着便ラッシュで、YOU大量ゲットなるか!?
さて、午後になると到着便ラッシュが始まり、第1ターミナルはこんな状態に。ディレクターとしての勘を働かせ、どのYOUに声を掛けるかが運命の別れ道となります。
だいぶはしょらせていただきますが、バンバン声を掛けまくるディレクターたち。
こちらかなりのイケメンYOU(アメリカ人/21歳)でしたので、アップの写真も紹介しておきましょう。大学生だそうです。前髪とヒゲがとても直線です! どうやって切ってるんだろうか。
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15:00
ディレクターが本当に狙っているYOUとは?
久岡「定番の旅行ももちろん楽しいのですが、だいたいの流れは想像できてしまうでしょ。それだとせっかく期待して見てくれてる視聴者に申し訳ない。だから、視聴者の予想を超えるようなとびきりおもしろいYOUを見つけたいんです」
高い志を語る久岡ディレクター。では、どんなYOUに密着するのが理想ですか?
久岡「そうですね、一番の理想だと、アラブの石油王に密着したいですね。買い物について行ったら、『この黄金の指輪、せっかくだから君にあげよう』『今新しい車買ったから、古い車は君にあげよう』とかありそうじゃないですか」
けっこう俗物的でした。でも、夢のある密着ですよね。先輩である木塚ディレクターにも、密着してみたいYOUを聞いてみましょう。
木塚「うーん、僕はクレイジーなYOUがいいとか、石油王がいいとかはとくにないです。どんなに平凡な目的で来たYOUでも、掘ればその人の個性やおもしろさがきっとある。おもしろくなかったら、それは僕の取材力がないせいですよ」
さらっと名言を吐く木塚ディレクター。いや、本当、その通りです。久岡ディレクターは見習いましょうね。 -
16:00
このままだとやばいぞ! 取材ラッシュをしかける
森谷「日本のダンス大会に出場するっていうYOUにインタビューできました。一応、密着のことも伝えて大会の日程も抑えてあります」
ダンサーYOU、いいじゃないですか! お手柄ですね!
森谷「いや、でも実は、以前のオンエアでダンス大会YOUっていうネタは放送されているんですよね。それを上回るダンサーだったらいいんですけど……」
ダンサーYOUにロビーで踊ってもらったところ、上回る可能性は低いことが判明。
こういった「ネタかぶり」もボツになる理由のひとつ。そんな、放送すればするほどハードルが上がる地獄のロケじゃないですか……。
しゃべりっぱなしの通訳さんにも疲れが見えます。あとちょっとだ、がんばって!
ラストスパートとばかりにせっせと動き回るディレクターたち。
すごい、見境なく全てのYOUに声を掛けまくっている……! もうこだわりとか言ってる場合じゃない。
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16:50
最後にして最大のチャンス! ○○を背負った親子YOU登場
ロケ終了間際、ランドセルを背負っている親子YOUを発見。息子は分かる。でもお母さん、あんたはなんでや。
これから沖縄旅行に行く言うお母さん(アメリカ人/40歳くらい)に、ランドセルを使っている理由を尋ねると「とっても便利で丈夫だからよ」とのこと。ランドセルをそんな視点で見たことなかった。
どこで買ったの? 何を入れてるの? 息子はふつうの使い方してるの? いろいろ聞きたいことがありましたが、搭乗手続きの時間ということでタイムオーバー。
ランドセルは手荷物にしたみたいです。ベンチで待ってるとき足とか乗せられるしね。 -
17:00
ロケ終了! 果たして撮れ高は……
撮れ高を確認するため、通訳さんが記録した「取材メモ」を見せてもらいました。各班、およそ40~50組に声を掛けたんですって。いや~本当におつかれさまでした! 1日のうちにいろんなドラマがありましたね。
ですが、肝心の密着YOUは1組もなし! 3班が1日中動いて、100組以上のYOUに声掛けてこの結果……。つらすぎる。
実は『YOUは何しに日本へ?』の1回の放送分に対して、取材するYOUは300組以上。密着ロケに行っても、オンエアできるのはその30分の1程度なんだとか。
いつ何が起こるか分からないロケなので、ディレクターはほぼ毎日成田空港に通ってロケをしているそうです。毎日って、マジか!
ディレクターに「1日に3班も動くなんて、けっこう大人数でやってるんですね」と言ったら、「これでも他の番組のロケに比べると小規模なんですよ。こういう素人さんに声をかけるロケって、通常はカメラマン、音声、カメアシ、ディレクター、AD、プロデューサーなんかが立ち会うケースが多いので、成田ロケの人数を話すとびっくりされるくらい」だそう。
低予算で少人数だけど、とにかく足を動かしまくって稼ぐ。なんか、クリエイティブの本質を見た気がする……。
久岡「いつでも密着しに行けるように、2~3日分の着替えは常に持ってます。今日はダメでしたが、また次にがんばります」
けなげだ……。次は密着できるといいね。
最後に全員でげっそりした集合写真を撮りました。
想像以上に過酷だった舞台裏。『YOUは何しに日本へ?』を見た際には、彼らのがんばりを思い出してみてください。このままでは終われない! 密着する瞬間を見せてください
今回は一番見たい「YOUに密着する舞台裏」をとらえることはできませんでした。ですが、密着が出るまであきらめません!
ということで、次回はYOU密着の瞬間をご期待ください。我々ウェブ班も、ディレクター陣を見習って足で稼いでいきます。
<(いつかわからないけど)つづく>






