日経スペシャル 未来世紀ジパング(FUTURE CENTURY ZIPANGU)

かつてない、経済"予測"番組

放送は終了しました

バックナンバー 2012年7月9日放送

池上彰シリーズ『これからの日本を考える』第1弾 "核のゴミ"の行方

沸騰現場の経済学

常に変化・進化を続ける世界経済。「未来世紀ジパング」取材団は、変化の起きている“沸騰する現場”に直撃取材!日本ビジネスマンが見たことのない世界の今をレポートする。
そして、スタジオでは遠くに思える世界の現場と日本の繋がり、さらには日本の未来にどう影響があるのかを分かりやすく、かつ専門的に解説。

池上彰シリーズ『これからの日本を考える』第1弾 "核のゴミ"の行方

「トイレなきマンション」という言葉がある。原子力発電所を稼働させると、使用済み核燃料などの放射性廃棄物が出てくる。"核のゴミ"と呼ばれるものだが、その処理方法がなかなか決まらず、たまっているのだ。そこから放射線が出なくなり、安全な状態になるまで少なくとも10万年はかかると言われている。これは今すぐ原発を廃止しても、解決する問題ではない。『これからの日本を考える』上で、避けては通れない"核のゴミ"の行方を池上彰が取材、徹底解説する。

放送内容詳細

世界で最初に決断したフィンランド…10万年後まで埋める

“核のゴミ”を処理する場所を、世界で最初に決めた国が北欧・フィンランドだ。池上彰が、フィンランドへ向かった。その場所はバルト海に面した森の中にあった。その名は、オンカロ。フィンランド語で「隠し場所」を意味する。取材の許可を得た池上彰は、車に乗り、トンネルを進む。車はどんどん深く地下へと潜って行く。行きついた先は…地下400m、使用済み核燃料を埋める場所を建設していた。そこはまるで地下都市のようだった…19億年も前から地層が変わっていない強固な岩盤が漏れ出すのを防いでくれると言う。なんとここに10万年先まで埋めるのだ。しかし、10万年も先の人類にどうやってこの危険な場所を伝えるのだろうか…

日本の再処理施設・青森県六ケ所村

一方、核のゴミを出し続けている日本。 青森県、下北半島の付け根に位置する六ヶ所村に使用済み核燃料の再処理工場がある。池上彰がやってきた。日本は核燃料サイクルを国策として掲げ、2兆円を投入してきた。その中核が、この再処理工場だ。しかし、安全性を巡るトラブルで18回も稼働を延期している。再処理工場も止まったままで、最終処分場の目処も立ってない…それが日本の現状だ。

NAVIGATOR

池上彰(ジャーナリスト)

未来世紀ジパング5回目の登場。1950年長野県生まれ。1973年にNHKに入局。 報道局社会部記者などを経て94年から11年間「週刊こどもニュース」のお父さん役を務める。 2005年からフリージャーナリストとして、世界各地を取材。 2012年4月~東京工業大学リベラルアーツセンター教授。

池上彰(ジャーナリスト)

【WEB限定】未来世紀ジパング 特別編

未来予測

裏庭にもっと光を…

福島第一原子力発電所の事故を受けて、原発の再稼働について我々は議論を重ねてきた。しかし、原発を運転すれば必ず出る使用済み核燃料、いわゆる“核のゴミ”をどう処理するかついては後回しにしてきた。かつて日本には“オメガ計画”という計画があった。1988年に内閣府の原子力委員会が策定した「放射性廃棄物の寿命を短縮させる技術を開発しよう」というものだ。しかし実際のところ、この研究にはほとんど資金と人材がさかれていないのが現状だ。使用済み核燃料の問題は、日本だけでなく世界中が直面している。今こそ日本は、資金と技術を原発推進に注ぐのではなく、この”核のゴミ“をどう処理するかに注ぐべきである。いわば裏庭にもっと光をあてるべきではないかと、池上は説いた。

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未来世紀ジパング
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かつてない、経済"予測"番組

毎週水曜日
10時 ~1054
テレビ東京系にて放送中

ご注意下さい

最近、「未来世紀ジパング」に出演できると持ちかけて、多額の金銭を要求する業者があるとの情報が寄せられました。
「未来世紀ジパング」を始めとした報道番組が、取材対象者から金銭を受け取って番組を制作することはありませんので、ご注意ください。当社では、あくまで報道番組の視点から番組が独自に取材対象の選定にあたっています。
不審な働きかけがあった場合には、テレビ東京までご連絡ください。

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