総力取材!世界の沸騰現場から...日本の未来が見える
- NAVIGATOR
- 鎌田靖
常に変化・進化を続ける世界経済。「未来世紀ジパング」取材団は、変化の起きている“沸騰する現場”に直撃取材!日本ビジネスマンが見たことのない世界の今をレポートする。
そして、スタジオでは遠くに思える世界の現場と日本の繋がり、さらには日本の未来にどう影響があるのかを分かりやすく、かつ専門的に解説。
東日本大震災以降、原発がほぼ停止する中、石油の需要が急速に高まっている。そんな日本が一番頼りにしている国といえば...サウジアラビアだ。石油の埋蔵量は世界一、日本も30%以上をサウジアラビアから輸入している。"取材が難しい"と言われるサウジアラビアに『未来世紀ジパング』のカメラが入った。
そこで見たものは、潤沢なオイルマネーを使って発展を遂げる超近代都市の姿だった。その一方で、戒律の厳しいイスラム教国家の表情もあった。女性は"アバヤ"と呼ばれる黒い衣装で全身を覆う。外出先で男女の同席は禁止、さらにアルコールの摂取も厳禁、一日5回の礼拝を行うなど日本では馴染みのない光景だ。 そんなサウジアラビアに日本が急接近していた。そのカギを握るのは!?
サウジアラビアは石油埋蔵量世界一、国家収入の大半をオイルマネーが占めている。そのおかげで、教育・医療・福祉が無料、税金もかからない。しかし、その一方でオイルマネーに頼るあまり、産業が育っていなかった。 そこで、国をあげて取り組んでいるのが何と「脱・石油」。石油に頼らない未来を作ろうとしていた。その手助けをしているのが…日本だった。日本のお家芸である“技術力”を伝授しようというのだ。その施設の名は、SEHAI(セハイ)。2009年、サウジアラビアの人材を育成するために、日本の経済産業省が大手家電メーカーや専門学校と組んで作った職業訓練所だ。そこには、サウジアラビアの若者を相手に“ニッポン式”を教える光景があった。
今回、オリンピックのメダル争いとは別に、全世界に注目されたことがある。それは、サウジアラビアの女性選手の競技参加だ。厳しいイスラム教の戒律の為、これまで参加できなかった女性選手が出場したのだ。その裏には、変わりゆくサウジアラビアの女性達の姿があった。
未来世紀ジパングのカメラは、ショッピングモールで民族衣装の黒いアバヤを身にまとい、買い物を楽しむサウジアラビア女性たちの姿を捉えた。そして、難しいといわれる女性達のインタビューに成功した。そこには、カメラの前でざっくばらんに「いつかは運転してみたい」「女優になりたい」「医者になりたい」と女性たちが語る貴重な映像が…そして、昨年創設された、5万人が学ぶという超巨大規模の女子大学を目の当たりにした。まさに、サウジアラビアは大きく変わろうとしている…
未来世紀ジパング3回目の登場。1950年東京都生れ。慶應義塾大学経済学部卒業。 富士銀行、中東経済研究所カイロ事務所長、国際経済研究所、国際開発センター エネルギー・環境室長などを経て現職。ジェイ・エル・エナジー代表取締役も務める。中東・北アフリカ地域で豊富な人的ネットワークを有する。著書に『「イスラムマネー」がわかると経済の動きが読めてくる!』(すばる舎,2010年)『中東のクール・ジャパニーズ』(同友館,2009年)『中東湾岸ビジネス最新事情』(同友館,2009年)などがある。
今、世界ではシェールガス、オイルサンドなど新しいエネルギーが出現、エネルギー事情が大きく変わってきている。サウジアラビアの石油も、今でこそ大きな影響力を持っているが、いつの日かその影響力が半分ぐらいになる可能性が十分考えられる。サウジアラビアもそれを承知で「脱・石油」に取り組んでいる。 日本は現在、石油欲しさにサウジアラビアと付き合っているが、これからは、産業のパートナー、あるいは、中東の有望な消費場として捉えるということも不可欠になってくる。なぜなら、サウジアラビアは「中東の見本市」だからだ。サウジアラビアにはメッカとメディナというイスラム教の2つの聖地があり、そこには世界中にいるイスラム教徒14億人が、巡礼でやってくる。そこに日本製品があれば、サウジアラビアが日本製品の見本市になり得るのだ。

かつてない、経済"予測"番組
毎週水曜日
夜10時 ~10時54分
テレビ東京系にて放送中
最近、「未来世紀ジパング」に出演できると持ちかけて、多額の金銭を要求する業者があるとの情報が寄せられました。
「未来世紀ジパング」を始めとした報道番組が、取材対象者から金銭を受け取って番組を制作することはありませんので、ご注意ください。当社では、あくまで報道番組の視点から番組が独自に取材対象の選定にあたっています。
不審な働きかけがあった場合には、テレビ東京までご連絡ください。