【特集】
「カビの原因を見破れ!日常の中に潜む カビのNGポイント」
リポーター:藤原倫己
達人:菊野理津子(北里環境科学センター 微生物部 部長)
カビの発生条件
① 温度(20℃~30℃)
② 湿度(60%以上)
③ 栄養(ほとんどの有機物がカビの栄養源になる)
※栄養源:ホコリ・チリ・石けんカス・垢・食品・畳など
カビの原因になるNG行動を北里環境科学センターの菊野さんにチェックして頂きました!
【布団】
●布団を畳む時
【NG行動】布団をバタバタとさせる
※布団は寝ている間の汗を吸い、その汗をもとにカビが育っている。そのまま布団をバタバタすると、カビの胞子が周りに飛んでしまうためNG
【正しい行動】布団の表面を優しく振り払い、ホコリやカビの胞子を取り除いてから静かに畳んでしまう
カビ予防のポイント 布団はバタバタしない
●布団をクローゼットにしまう時
【NG行動】布団をクローゼットに入れて扉を閉める
※寝ているときに大量の水分を含んだ布団をそのまましまうと湿気がこもってしまう
【正しい行動】布団をクローゼットにしまったら、扉を開けっぱなしにして布団の湿気を飛ばす
カビ予防のポイント クローゼットや押し入れの扉はすぐに閉めない
【洗面所】
●洗濯カゴ
【NG】寝巻を洗濯カゴに入れて放置
※脱いだばかりの寝巻には汗や菌が多く含まれている。その寝巻を洗濯カゴの中に放置しておくとカビが増えてしまう
【正しい行動】湿気を含むものはすぐに洗濯する
●洗濯カゴ
【NG】洗濯カゴに濡れたタオルを入れ、その上に汗を吸った寝巻を入れて放置
※濡れたタオルと汗を吸った寝巻を一緒に置くとお互いの菌が移りあってしまい、よりカビが繁殖しやすくなってしまう
【正しい行動】湿気を含むものはすぐに洗濯する
カビ予防のポイント 濡れたタオルや衣類は放置しない
●化粧クリーム
【NG行動】クリームを指ですくって顔に乗せる
※化粧品は多糖類や脂肪酸などカビの栄養が多く含まれている。指の菌と混ざり合うことでよりカビが発生しやすくなるため
【正しい行動】手で直接取るのではなく、へラ(スパチュラ)を使う
カビ予防のポイント 化粧品は直接手に触れない
●化粧パフ
【NG行動】パフを洗わずそのままにしている
※パフは皮膚の菌で汚れている
【正しい行動】こまめに化粧品の洗浄液で洗い、しっかりと乾かす
カビ予防のポイント パフは汚いまま使い続けない
【キッチン】
●炊飯器の炊く場所
【NG】スライド式の棚を戻してごはんを炊く
※蒸気の逃げ場がなく、ご飯を炊くと湿気がこもりカビが発生しやすくなる
【正しい行動】蒸気の逃げ場がある場所で炊飯器を使用
カビ予防のポイント ご飯は狭い場所で炊かない
●食パンの保存方法
【NG】食パンを常温保存
※食パンは約40%の水分を含んでおり、常温保存だとカビやすい食品
【正しい行動】ジップロック等に入れて密封し、冷凍庫で保存
カビ予防のポイント パンは常温で保存しない
●普段のカビ対策
【NG】窓を開けて換気
※梅雨時期は平均湿度が高い。窓を開け換気をしても外の湿気を取り込んでしまい逆効果
【正しい行動】エアコンの除湿機能を使用
注意 エアコンの内部やフィルターが汚れていると、エアコン内のカビやホコリを飛散させてしまう可能性がある
正しいカビ対策 エアコンのフィルターや内部をきれいにする
●リビングのカビ対策
【NG】掃除機をかけ、そのあと拭き掃除
※掃除機の排気が床のホコリやカビの胞子を巻き上げてしまう
【正しい行動】先に拭き掃除で床のカビの胞子を拭き取り、そのあとに掃除機をかける
●クローゼットや押し入れのカビ対策
【正しい行動】クローゼットや押し入れの中の荷物を全部出して換気をしっかりする。拭き掃除を行いホコリや汚れを取り除く