12月3日:「さようなら・・・」(大竹アナ日記)
強い競走馬、速い競走馬、
競走馬に与えられた使命はあまりにも大きい。
大きなレースを勝つことで、自分の価値が上がる。
ものすごいシビアな世界だけど、そこにはたくさんの愛もありました。
カンパニーが11月25日で競走馬の登録を抹消されました。
私は、その日カンパニーに会ってきました。

カンパニーは相変わらず、ひげが長くてなんともかわいらしいおじいちゃんだ。
しかし、今日のカンパニーは馬房の奥に顔を向け、なかなか顔を出してくれなかったのです。
私を見つめる目がどことなく寂しそうに感じたのは、私の思い過ごしでしょうか?
でも、ベテランの競走馬は気づいているのかもしれません。
強い調教していないから近々レースもないのに、カメラマンがたくさん周りにいる。
いつもと何か違う・・・・。
そんなカンパニーは、なかなか私たちに顔を見せてくれませんでした。

この写真を撮ることができたのは、10分後。
やっと顔を見せてくれました☆
取材をしていてのカンパニーの印象。
それは、「謙虚な競走馬。」
思えば、念願の、悲願の初G1制覇した「天皇賞・秋」。
関係者も、ファンも、私も楽しみにしていた、ウイニング・ラン。
重賞7度も制したにも関わらず、G1ではいつも脇役。
そんなカンパニーがやっと主役になれるウイニング・ランなのに。。。
カンパニーは、
「わたしゃ、みんなの前を歩くなんていいよ~。性に合わないよ~。」
と言わんばかりに、引っかかり、バックしてコースを逆走しまったのです。
カンパニーにとっての最初で最後のウイニングランは、実現しませんでした。。
競走馬ににとって走ること、走って成績を挙げることが生きる術。
しかし、カンパニーにとっては、走ることが純粋に大好きだったのかな~と感じてしまいました。
走ることが大好きで、走り続けた先にあったのは、
「史上初・8歳馬G1 2連勝」という偉業だったのかもしれません。
カンパニーにとって競走馬は天職だったのですね☆
ジャパンカップの取材の合間をぬって、カンパニーのお見送り。

全35戦、G12勝・掲示板外6戦・重賞7勝!!
この抜群の安定感、堅実な末脚という印象をファンに残し、カンパニーはターフを去りました。
きっと北海道に行っても駆け回っていることでしょう♪
カンパニー、お疲れ様でした。
ありがとう☆