有馬記念・・・井森さんの涙
(2011.12.28 Wednesday)
今年の有馬記念は、やはり特別なレースでした。
三冠馬オルフェーヴルの強さが際立った一方で、
ブエナビスタが馬群に沈んで行くところを初めて目の当たりにしました。
興奮と悲しみが同時に訪れ、相殺するように
呆然としてしまいました。
今まで見てきたどのレースでも感じたことのない感覚です。
レース後には突然の雪。
オルフェーヴルの勝利を祝う雪なのか、
ブエナビスタの引退を悲しむ雪なのか、
空がどちらに泣いたかはわかりませんが、
いずれにしても忘れられない有馬記念をより印象的なものに飾ってくれました。
レース後のブエナビスタの引退式の後、井森さんや須黒アナと、
岩田騎手にお話をうかがいました。
レースを振り返る井森さんの目からは大粒の涙。
岩田騎手も目を潤ませながら、
ブエナビスタとの最後のレースについて語ってくれました。
ラストランを勝たせてあげたいという気持ちと、プレッシャー。
超スローペースになった道中、
素直な性格のブエナビスタを抑え続けなければいけなかったこと。
4コーナーでのいつものガツンとくる手ごたえがなかったこと。
岩田騎手は様々な思いが交錯する中で、
自分でも気持ちの整理をするかのようにレースを振り返りました。
ブエナビスタがターフを駆ける姿を見ることはもう出来ませんが、
競馬は脈々と受け継がれていく「ブラッドスポーツ」。
順調にいけば2015年にはブエナビスタの子どもがデビューすることになります。
キングカメハメハが最初の交配相手になる予定ということですが、
2年連続リーディングサイヤーとなった
名種牡馬との間に生まれる子どもが走る姿を見るのが楽しみでなりません。
ブエナビスタ、本当にお疲れ様。