バブル期の銀座。その喧騒の中に案内人がいた。
アタッシェ・ケースを手に、右肩には、この頃出始めた移動電話を自慢気に下げている。
案内人「もしもし、今終わったよ。先方さん、かなり前向きでね、来週にも契約したいって......それでこれから銀座で一杯、社に戻るのは遅くなる。え? そうそう、明日は始発でニューヨーク便なんだけどね」
通話の相手は、会社の同僚のようだ。
案内人「体が心配? いやいや、なにをおっしゃいますか。
日本男児たるもの、じゃんじゃん働きじゃんじゃん稼ぐ!
世界丸ごと買い取ってやりますよ!」
電話を切ると、栄養ドリンクを一気に飲み干し⋯。
案内人「キタ~!!さあ、もうひと踏ん張り!
ジャパン・アズ・ナンバーワン!」
バブル当時に溢れていた、猛烈社員のギラギラの姿だった。
STORYストーリー
2025年11月14日(金)放送 ストーリー No.0033
“ニッポン品質”で世界へ~本場に挑む!パンとシャツ~
内容詳細
「バブルという猛烈な時代」
「失われた時代 喪失を乗り越えるには⋯」
時は2000年代後半。疲れた様子の案内人が一人ベンチに座り、
携帯電話を掛けている
案内人「誠に申し訳ございませんでした。」
ガラ携を閉じると、大きなため息が⋯。
案内人「働けど働けどなお、我が暮らし楽にならざり。
給料はこれっぽっちも上がらないし、リストラだって明日は我が身。
このまま働いて、一体何が残るのやら……」
コートのポケットから、ハンバーガーを取り出し、ひとかじり。
案内人「……これが100円。ありがたいね。
まあ、なんとか乗り越えるしかない、か⋯」
悲壮感漂う案内人、いつまでもベンチの背に身を預けていた。
携帯電話を掛けている
案内人「誠に申し訳ございませんでした。」
ガラ携を閉じると、大きなため息が⋯。
案内人「働けど働けどなお、我が暮らし楽にならざり。
給料はこれっぽっちも上がらないし、リストラだって明日は我が身。
このまま働いて、一体何が残るのやら……」
コートのポケットから、ハンバーガーを取り出し、ひとかじり。
案内人「……これが100円。ありがたいね。
まあ、なんとか乗り越えるしかない、か⋯」
悲壮感漂う案内人、いつまでもベンチの背に身を預けていた。
「羽ばたくジャパン・クオリティ」
夜景が美しい、高層ビルの一室で、ヘッドセットを付けた案内人が、タブレット画面の手に
世界各国のパートナーとと話していた。
案内人「センキュー・フォー・ユアタイム。それでは」
ヘッドセットを外し、眩いほどの夜景を眺めて
案内人「日本にいながら世界と渡り合える。願ってもない時代だな。さて次はどこで勝負しようか」
その時、タブレットからアラーム音が⋯
案内人「おっと、時間か。仕事はきっちりここで終了。
ここからは、プライベートな時間を過ごすと
しましょう。」
案内人は悠々と、どこかへ⋯
世界各国のパートナーとと話していた。
案内人「センキュー・フォー・ユアタイム。それでは」
ヘッドセットを外し、眩いほどの夜景を眺めて
案内人「日本にいながら世界と渡り合える。願ってもない時代だな。さて次はどこで勝負しようか」
その時、タブレットからアラーム音が⋯
案内人「おっと、時間か。仕事はきっちりここで終了。
ここからは、プライベートな時間を過ごすと
しましょう。」
案内人は悠々と、どこかへ⋯
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2025年4月28日










