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STORYストーリー

2026年2月27日(金)放送 ストーリー No.0044

日立が挑む癌治療

内容詳細

「身近な病」

案内人の背後には、拡大したがん患者の細胞のイメージが映っている。

案内人「癌、という言葉を聞いたとき、皆さんはどんなことを思い浮かべるでしょうか。
『死に至る病』、『恐怖』......
二人に一人が癌にかかると言われる現代でも、
そのイメージは変わりません。しかし......」

案内人は立ち上がり、細胞の近くへ...

案内人「医療の現場は日進月歩。早期発見と、部位や進行度に合った治療法の選択が可能になり、癌と人の関係は少しずつ変化しています」

案内人が払うように手をかざすと、がん細胞が消えた。

案内人「癌が『恐怖の病』でなくなる日は、やってくるのでしょうか?」

「あたりまえではない」

院内アナウンスが流れる病院の待合室。スーツ姿の男性が長椅子に座っていた。

男性「今日もまた検査……。今週の出張もキャンセルだし
もし手術ってことになったら、今月の予定も全滅か……」

男性の心の声を聞いた案内人。

案内人「……当たり前にできていたことが、できなくなる。
生活が一変し、自分らしくいられなくなる……
病がもたらす影響は、身体的なものだけではありません」

案内人、ポケットから本を取り出して、
男性の傍らにそっと置く。
男性が気付き、本を手に取る。

男性「……こんな時こそ、新しいことに触れてみるかな」

本を開いて読み始める男性、少し気力を取り戻したようだ。
案内人は微笑しながら、その様子を見守っていた。

「それぞれの日常」

案内人の後ろを、スーツ姿のあの男性が電話をしながら追い抜いていく。

男性「明日の飛行機はとれてるよ。
ああ、もう大丈夫、心配かけたね」

案内人、通り過ぎていく男性を目で追いながら…

案内人「調子がいい日もあれば、思うようにいかない日もある。でもその中で、どう過ごすかは人それぞれ……
当たり前だと思っていたことが実は大事だったと、いつも失ってから気づかされます。
……変わらない日常を守るためのヒントは、そこにあるのかもしれません」

行く手には、木漏れ陽が差し込んでいた。

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