ゲーム会社の企画開発部から、地方の関連会社の営業部への出向を命ぜられる。事実上の左遷だが、家族のためにと単身赴任を決める。一方、息子の智も所属する地元の野球チームの監督も務めるが、最後の試合に補欠の智を出すかどうか悩み続け…。
夫の徹夫が関西への単身赴任を決めて心中穏やかではないが…。娘の典子の悩みを女性として誰よりも理解している。
以前は弟の智と共に野球チームに所属していた。
思春期を迎え、試合に出られない智が野球の練習を懸命に励む姿に疑問を持ち…。
徹夫が監督する野球チーム「多摩スパローズ」に所属する。
人一倍練習し、野球が大好きだがレギュラー入り出来ずにいて…。
元応援団・団長。現在は建設会社に務めている。「押忍」が口癖で娘の美奈子からは煙たがれている。美奈子が高校を辞めたがっていることを聞き、狼狽するが…。
娘の美奈子から高校を辞めたいと打ち明けられ、夫の竜二に伝えるが聞く耳を持ってくれずに不安を抱え…。
何か大きな理由があるわけではないが、心にポッカリと穴が
あいたような状態になってしまい高校を辞めることを決意するが…。
小学六年生。野球チーム「多摩スパローズ」のエースで4番。
最後の試合に向けて練習に励む。
雑誌社勤務。時間も予算も人員も少ないなか、新雑誌の編集長を引き受ける。時を同じくして妻の知美が入院してしまい…。
突然の病に倒れ入院生活を強いられる。息子の俊郎が大好きな野球を出来なくなってしまい申し訳なく思っていて…。
小学五年生。母親の入院に伴い、野球チームを休む。父の優一から渡された回数券で毎日バスに乗り病院へ向うが…。
東京・多摩ニュータウン地区を走るバスの運転手。
ゲーム会社「KSソフト」の専務。加藤徹夫らと共に、18年前に大手電気会社を親会社に持つ「KSソフト」を創立。会社の経営状態が悪化し苦渋の決断を迫られるが…。