「第1部 取材会」市川海老蔵が13年ぶりに主演【金曜8時のドラマ「石川五右衛門」】

2016.09.27
「第1部 取材会」市川海老蔵が13年ぶりに主演【金曜8時のドラマ「石川五右衛門」】
【1部取材会】左から、比嘉愛未、市川海老蔵、國村隼

テレビ東京では六本木3丁目移転プロジェクト 金曜8時のドラマ「石川五右衛門」を10月14日(金)より放送開始。市川海老蔵が13年ぶりに主演を務めるほか、國村隼、比嘉愛未など豪華な顔ぶれが揃い注目を集めている本作。27日、放送開始に先立ちまして取材会(第1部)と第1話の完成披露試写会(第2部)が開催された。


【第1部 取材会】

■市川海老蔵(石川五右衛門役)
1話を見させていただいて、今までにない時代劇だなというのが率直な感想です。撮影は去年12月から今年の夏手前までの長期で、飛び飛びでの撮影でどのように仕上がっているか不安でした。1話を見ると、時代劇なのに笑っちゃう。言葉は悪いですがこんなバカバカしい時代劇はないなと。

1話は2時間ほどありますが、妻の麻央もずっと観ながらゲラゲラ笑っておりました。私としましても、このように最終話まで楽しく編集してもらえるように心から願う次第です。ちなみに視聴率は3%くらいを目標に頑張りたいです(笑)。


■國村隼(豊臣秀吉役)
私としては視聴率はもう少し上の6%くらいで(笑)。最初に見させていただいて感じたことは、ストレートに“ドラマが歌舞いたな”と。歌舞伎という意味合いはそれぞれ違うかもしれませんが、私としては少し懐かしくて、でも今の時代に即した新しいものがそこにありました。見事に歌舞いているなと、ドラマというジャンルが歌舞くとこうなるんだと。

本当に今までになかった新しいドラマをご覧いただけると思います。時代劇は少なくなっていて、新たに「石川五右衛門」というドラマが出来上がることで、また従来の時代劇とは違う目で見てもらえるのではないかと期待しております。よろしくお願いします。


■比嘉愛未(茶々役)
素晴らしい豪華キャストの皆さんと共に半年間かけて撮影させていただいたんですが、私としては茶々という役柄はたくさんの方が今まで演じてきた役なのでプレッシャーもありました。でも戦国を生き抜いた女性で強い部分が印象的に残っていますが、今回はそのイメージを置いておいて私なりのイメージの茶々を演じてみたいなと思いました。

ここにいる海老蔵さん、國村さんが演じる五右衛門と秀吉から愛される女性、愛おしく思えるキャラクターを作りたいなと、今回いろんなところでチャレンジさせていただきました。時代劇が少なくなっている中、時代劇は日本の伝統で残すべきだと思います。今回新たなチャレンジができて、観ていただけたら分かりますが楽しいので、若い世代の皆さんにも受け入れていただけるんじゃないかなと。そうやって繋いでいけたらいいなと思っています。ぜひ応援していただきたいです。よろしくお願いします。


■山鹿達也プロデューサー(テレビ東京編成局ドラマ制作部)
いつか(市川)海老蔵さんとご一緒したいと松竹さんとお話していた時に、歌舞伎の「石川五右衛門」をドラマ化できないかとお話をいただきまして実現いたしました。撮影は昨年の12月から今年の6月いっぱいまでかけて京都で撮影を行いまして、本日このような日を迎えられたことを大変光栄に思っております。

堅苦しい本格的な時代劇というよりは、きちんと時代劇の王道を押さえた上に歌舞伎、漫画、ゲーム、ヒーローもの、戦隊ものの要素を取り入れ、今のお客さんに向けて見やすく明るいエンターテインメントを心掛けて作りました。そして見どころは何と言っても海老蔵さんの魅力満載なところです。ラストに南禅寺の山門で衣装をまとって「絶景かな」と言うシーンがありますが、これは圧巻です。私も撮影に立ち合いましたが鳥肌が立ちました。これが毎週ドラマの中で毎回見られるので必見です。

そして、國村(隼)さん演じる秀吉との重厚感ある対決は見応えたっぷりです。そして比嘉(愛未)さん演じる茶々とのロマンスはとても美しい。二人の恋愛模様は皆さんを釘付けにすることでしょう。毎回、五右衛門一家が苦しい民衆のためにお宝を盗み、分け与える1話完結の勧善懲悪の物語が展開します。金曜の夜にご家族そろってスカッとするドラマになっておりますので、ぜひご期待ください。


【質疑応答】

Q.共演された皆さんの印象は、撮影前と撮影後でどのように変わりましたか?

國村: 海老蔵さんは歌舞伎界の真ん中にいる方で、テレビドラマで演じられたらどんなふうになるのかと楽しみにしていました。歌舞伎界の方なので、伝統を重んじる方というイメージを持っていましたが、実際にはコンピュータとか最先端のことにも詳しくて、とても現代的な方だったのは意外でしたね。

市川: 國村さんは「アウトレイジ」などのイメージで怖い方かと思っていたのですが、とてもチャーミングで素敵な方でした。会話もさることながら、待ち時間(の過ごし方)がかわいい(笑)。昆布とか豆とか、ずっと食べてるんですよ。体にいいとか言って(笑)。とてもグルメな方で京都にも詳しい。

國村さんは、私の先輩の(中村)勘三郎さんや(坂東)三津五郎さんと同じ年齢というので、彼らと重なる部分があって、会えて嬉しかったです。比嘉さんは、外見は綺麗だけど(笑)、中身は、もっとイメージをぶちこわしたほうがいいよ。沖縄の血が流れているおかげか、リズムに乗ったときには誰にも止められない力がある(笑)。そういう面をもっと表に出してほしいですね。

比嘉: 海老蔵さんは歌舞伎界の方でなかなかご一緒する機会がなかったのですが、最初は厳しい印象で、セリフ間違ったら怒られるんじゃないかと思っていました。実際は、いつも現場をまとめてくれて、生まれながらの座長なんだなと。引っ張っていただいて、感謝しています。

國村さんも、今回が初共演でした。怖い、無口な方かと思ったら全く違いました(笑)。生き方がかっこいい方です。秀吉と茶々という間柄で共演させていただいて、毎回國村さんの声にしびれました。海老蔵さんは目力がすごいですね。


Q.皆さんにとってのヒーローとは?

國村: 子供の頃テレビで見た「七色仮面」とか、「月光仮面」なんていうのもありましたね。そういう、子供時代のヒーローですね。

市川: 憧れは、祖父の11代目市川團十郎です。祖父とは実際には会えなくて、DVDなどの映像でしか会えていないんです。祖父は石川五右衛門も演じていますが、写真でしか見たことがありません。それでも祖父の五右衛門像は他の方とは明らかに違うんです。

比嘉: 父です。3歳のとき、沖縄の海で泳いでいてハブクラゲという猛毒クラゲに刺されたんです。父がすごい勢いで駆け寄ってきて私を抱き上げ、自分もお腹を刺されながら病院に連れていってくれました。10年以上も痕が残るような怪我をしながら守ってくれた父が、今でも私のヒーローですね。


Q.海老蔵さんの奥様はどんなシーンで笑われたのでしょうか?

市川: 時代劇というと「こうあるべき」っていうイメージがあるけど、今回のドラマはそういうのではなく、ここまでやったらもうしょうがないよね、っていう(笑)。いくらなんでも、という感じの結末でドン引きしかねない雰囲気がありつつ、面白い。

さっき國村さんが「歌舞いている」とおっしゃっていたのですが、言いえて妙だと思います。そういう、行き過ぎてる部分で笑っていた。内容というよりは、映像を見て「ええー!」っていう感じの笑いですかね。


Q.皆さんが今やっつけたい「悪」、盗みたいものは?

市川: コメントは控えます。この質問は逃げます。

國村: 秀吉という役をやりながら思ったのですが、人は権力を手にすると物の見方、考え方が変わってしまう。パワー(権力)の恐ろしさというものを考えましたね。常にセルフチェックをして、気を付けようと思いました。盗みたいものは、お客さんの心ですね。

比嘉: 私も欲しいものは人の心ですね。ここにいる皆さんの心が欲しいです。共演者やスタッフさんの心も盗めたらいろいろ変わるのかな。