テレビ東京にて、いよいよ今夜8時から放送するテレビ東京開局55周年特別企画 新春ドラマスペシャル「最後のオンナ」。
脚本は「Dr.コトー診療所」、「最強のオンナ」などを手掛けたヒューマン・ドラマの名手吉田紀子。演出は「ドクターX」を始め数多くの人気作品を世に送り出した松田秀知が担当。大人の「恋」と「人生」を、痛快に描きます!そして、新春に相応しい超豪華俳優陣が集結!主人公である、スナック「ビーナス」のママ・山田美奈子役に“喜劇の女王”藤山直美。美奈子と恋仲となる皆川雄一郎役に岸部一徳。その雄一郎の娘・皆川小百合役に深津絵里。小百合の夫で入り婿・皆川大介役には香川照之。「ビーナス」の従業員・森山賢太役には千葉雄大。そして、「ビーナス」の常連客・北野友美役には岸本加世子といった、テレビ東京ではなかなか見られない超豪華キャストが勢揃い!
さらに、林家ペー・パー子が派手な夫婦役で出演!どのようなシーンで登場するのか、必見です!
日本中に笑いと涙をお届けする愉快、痛快ホームコメディードラマに、是非ご期待ください。
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岸部:一言で言うと“面白い”。面白いの中には藤山さんと久しぶりにまたやるっていうことが最初にあるんで、その楽しみの中で台本を読んで、これはかなり面白いなというのが第一印象ですね。
深津:とても手強い台本だなぁと思いました。最近には珍しいホームドラマで、何でもないことをさりげなく伝えなくてはいけないので、そこがとても難しく四苦八苦しています。
藤山:台本を読んでて、自分が出るのは別にして楽しかったです。本当にちゃんとまとまってみんながバランスよく、その場所その場所の主人公として登場される面白いドラマやなと思いました。
香川:藤山さんがお出になるということで台本を読むと、藤山さんはそこにいらっしゃって何をどう喋られるか、一徳さんとのいつもの相性だとどう来るかとか、撮影しなくてもいいんじゃないかってぐらい、すでに三次元に立ち上がって来て想像できるんです、ニュアンスが。でも撮影しなきゃいけないですけどね(笑)。深津絵里さんと夫婦役ということで、今回初めて共演させて頂きました。深津さんとのやりとりも読んだだけでワクワクする場面ばかりで、そういうことを含めて素晴らしい楽しい台本だなと読ませて頂きました。スナックと皆川家の関係もチャーミングだし、平成が終わりますけど昭和にもう1回戻ったいいドラマだなと思いました。
千葉:すごく面白かったですし、あと良い悪いとかそういうのは一概には測れないものだなっていうのを最終的に思いました。
Q.藤山さんがテレビ東京初出演となるこの作品ですが、ドラマの話を受けた時はどう思われましたか?
藤山:一徳さんも香川さんもいてくれてはるし、深津さんは初めてお会いするんですけども、本当にもたれかかっていて。お話来た時は、「私は普通にいてたらいいんやな」っていうことで、変な不安はなかったです。こうやってテレビの仕事の機会を頂けたことは、よかったかなと思います。
岸部:直美さんと何年かに一回ずっとやってきてるっていうのもあるんですけど…直美さんが主演でやるとなると、ちょっとコメディータッチとか、そっちのほうのドラマかなと人は思うと思うんですけど、意外とコメディとか喜劇って普通のドラマよりむつかしいんですよね。このむつかしいというところに挑戦するっていう楽しみがあるんです。普通のいわゆるシリアスなドラマ以上の何かが必要になってくるんで、そういう意味では藤山さん、香川さん、深津さんの力がここに集まって、そういった面白いドラマになればいいなと思っています。
深津:お話を頂いて本当に嬉しかったです。いつか直美さんとご一緒したいと秘かに思い続けていたので…。こういうことをご本人を前にして告白するのは恥ずかしいですけど、やっと叶いました。(笑)
香川:キャストの名前を見た時に、テレビ東京って凄いんだなって。だってこんなに(豪華なキャストを)集められないですよね?…という気がするぐらいのドキドキするような企画でしたし、最初に聞いた時は本当に直美さんと共演させて頂くのも久しぶりで、ただただ嬉しいと思いました。昔の若い時のような…台本をもらって「あ、嬉しい!こういうのができる!」という感覚が久しぶりに戻ってきたような錯覚を味わえましたね。
千葉:最近は現場で最年少というのはあまりなかったので…そうそうたる皆さんとご一緒できるというのは、緊張が一番ありましたけど、やっていて楽しいです。
Q.今回演じられる役柄の役作りで意識されていること、心がけていることがあれば教えて下さい。
藤山:えーっと…ヒョウ柄とアメは出てこないですね(笑)。たぶん東京の方がイメージされてる“大阪の人”ってあると思うんですけど、別に普通にヒョウ柄もアメも出てこないし、たこ焼きも出てこないし、何って出てこないですよね。大阪大阪していない。ただ私が関西人であるっていう事のお芝居であって、もし東京の方がやられても成立するようになってますので。偶然私は関西弁しか喋れなかったってことで、普通の“大阪の年いったおばさん”という感じです。意気込みとか役作りは考えたことない。もう監督さんがせっかちでパパパってやっているので、ついていく感じです。
岸部:僕にとっては久しぶりの恋愛だったので(笑)…藤山さんとそういう関係の役はなかったのかな?夫婦はあったかな。久々に会ってドキドキしながら言葉がうまく出ないみたいな気分を味わって楽しんでます。
深津:父と娘を描いた作品は、いつかきちんとやりたいなと思っていました。一徳さんと親子を演じられるなんてとても素敵だなぁと。先ほどと繰り返しになりますが、さりげなくを心がけています。あとは撮影現場のライブ感。そこで生まれるもの、それだけを大事にして、とにかく集中したいです。
香川:直美さんと一徳さんのコンビはすごい憧れで。それぞれと共演させて頂いたことはあるんですけど、このお二人が一緒の現場っていうのは初めてだと思うんです。そこの現場に一緒に入れるって事で、深津さんもおっしゃいましたけど、お二人が作る世界観に反応することが第一で、役作りはいらないとすら言えるかもしれない。直美さんとのお芝居は、今までの経験では完全に「スポーツ」なので、反応と、一瞬のアイデア、そこに向かっていくスピードと、いつ蹴り込むかシュートだけを狙ってる。ブラジル人のサッカーの中に日本人がひとり放り込まれる感じなので、どこにボールが出てくるかっていうのが、もうわからないわけですよ。でもそれについていくことつまり、作るというより反応する、ライブ感のほうに神経を傾けるのがこの現場では最優先すべきことかなと思いました。
千葉:合間に相槌を打つシーンが多いので、そういうところこそトチらないようにやっております(笑)。一生懸命やってます!
Q.藤山さんと共演されてみて現場の手応えや気持ちはどんなものをお持ちですか?それを受けて藤山さんは現場にどういう気持ちでいらっしゃるかお聞かせ下さい。
藤山:(岸部には)19歳の時から面倒見てもらってるから…。
岸部:面倒は見てないんですけどね(笑)。長い付き合いですけど、世の中の見方とか、芸能界・俳優さんの見方、いろんな物の見方が一貫して変わらない、本物と偽物っていうものを常に持っていらっしゃる人。本物は一体何だろうとか、これは偽物だってものがすごく鋭いんですね。たまに会っても1年前に言ってたことと違うというのはありえない。40年ぐらい前に言ってたことも今も同じなんですよね。本物のほうに置かれてるっていうプレッシャーを置いて欲しいんですけども、そういうプレッシャーを一緒に仕事する時に感じるっていうこともありますけどね。そういう人ですね。
深津:こんな年下の私があれこれ言うのもおこがましいですけれど…とにかく凄まじいです!(笑)存在というか、魂が。その存在に毎日衝撃を受けています。このタイミングで直美さんや一徳さんや香川さんとご一緒できるというのは、本当にご褒美のような時間だと思っています。すごく大切にしたいですね。
香川:一徳さんほどの時の長さを共にさせて頂いてるわけではないですけど…思い起こせば28年前に最初に共演させて頂いてからのお付き合いなんですけど、とにかく目がいい。一徳さんがおっしゃられた、本物であるかどうかを、常にはおっしゃられないけど不断に判定し続けられて。しかしそれを上から目線ではなく本当にご自身の優しさと感謝をもって判断しつつ、いいようにするにはどうしたらいいかという。チームを外から全部見てる監督でもあり、トッププレーヤーでもあるような巨大な方なので、僕もいつもその目にさらされていて、しっかりしなければ怖いなと思うんです。それは28年前から変わらず…考えてみれば直美さんの年から28を引くと32になるんですね。あの時32歳だったんですね!僕にはあの時すでに60歳に見えた!32ですでに60みたいな貫禄を持ってらっしゃったんだなと思って!そう考えると28年前から何も変わられてないなと僕も再確認した次第です。
千葉:僕なんかがあれですけど…藤山さんとご一緒するのは2作目なんですけれども、前作の時はあまりご一緒できなくて2日間だったんです。今回3日間あるので1日増えたなと(笑)。1日分ご一緒できるので嬉しいです。
藤山:私あんまりいいことも悪いことも変わっていないんだと思いますわ。いいとこも変わってなかったら悪いとこもなかなか変わりにくい人間やと思うんですね。私やっぱり上方喜劇の役者ですので、どうしても根本的なものというのを古典の歌舞伎や新派から持ってきてしまうので、本物とか偽物の線引きっていうのは私の中で勝手にあるだけであって、これが世間の常識でもなんでもない。最終的なジャッジはお客さんです。一番自分が大事にしてるのは、こっち側だけで盛り上がるのはやめようということ。決めるのはお客さんですから。それから一番こういうドラマで大事にしたいのは、皆さんもそうされてるので嬉しいなと思うんですけど、まず日常。日常がちゃんとあって、それからハプニングが起こる、そっから事件がおこる…ということを大事にしたいなと。こういうドラマであればあるほど2時間ってすごく短いんですけどね、表すのが。でもこの人の日常…朝起きて、歯を磨いて、普通にご飯食べてっていう日常をまず大事にして、そっから何か事件性なことが発生したりとか、人と巡り会うとか、恋をするとか、喧嘩をするとか、驚いたりするとかっていうのを大事にしたいなという風にいつもずっと思っています。私は舞台ですから、テレビ見てたらたら言うのって自由やもんね。そういうのはごく普通のおばちゃんね。大阪のおばちゃんみたいに喋ったりしているのを話しているので。
Q.みなさまが思うこのドラマの一番のみどころをお聞かせ下さい。
藤山:テレビ東京さんがね、こんなにドラマ大事にして頂ける局さんやと思わなかったんですよ、ほんまに!うち家が京都の山科なんですけど(テレビ東京が)映らへんのです(笑)。だからドラマに力を入れられているというのは役者から見て嬉しいなと思います、いちテレビを見てるおばちゃんファンとして。(このドラマは)わかりやすいし…そこがみどころですね。途中で帰ってきても、違うことしながらでも、耳で聞いててもわかるようなお芝居じゃないかと思いますね。
岸部:テレビのドラマって今売れてる人、流行りの人っていうのが中心にどうしてもなるんですけど、キャスティングが似てくるんですよね。そのストーリーとか話の面白さの上に、いつも見る人たちでドラマを作るっていうのが多くなってきている。だからこのドラマの何が一番って言ったら、キャスティングですかね。このメンバーが集まることって意外とない。藤山さんを中心にして集まったっていうことですけど、どんな話をするのかっていう、この人たちがどんなドラマを見せてくれるのかっていう楽しみかもわからないですよね。(“この人たち”の中に)僕も入れておきましたけどね(笑)。
藤山:抜け目ないわー(笑)。
深津:こういう思い切ったホームドラマは最近そんなに見ないので、そこが1番のみどころだと思います。あとはラストシーンかなあ。ラストシーンをぜひ見て頂きたいです。
香川:僕も年齢が上の方に見られる現場が多いんですけど、この現場って本当に真ん中より下な感じで。スタッフ含めて僕より年上が多いという、すごく珍しい現場で。その意味では先ほど申し上げましたけど、キャストも含めてその昭和の一番活きが良かった時代の、スタジオをガーガー移動するカメラで撮ってきたあの世代が、すごくせっかちに撮ってるっていう(笑)。だから、本当に撮れてる?ってぐらいすぐ終わるんです。こんな撮り方してたな昔っていう意味では、昭和の逆襲のような、昭和の底力のようなものが、このドラマに宿るんではないかなと思うんですね。この撮り方で撮り切ったらすごいなと。平成の、テストからまわしていくようなご時世に、昭和のやり方でずっとやって、内容もホームドラマという、昭和のいいところを全部切り取って時代を戻した感じがするので、そこもみどころのひとつになってるのかなと思います。
千葉:本読みっていう作業があったんですけれど、皆川家の皆さんのやり取りだったりとか、ごたごたして揉め事のはずなんですけど、なんかちょっとクスッとくる温かさがあって、すごく魅力的な家族だなと思いました。
香川:昭和の話になったんだから、「すみません、僕は平成で」っていう入りでいかないと!
千葉:(笑) 僕あの……平成元年生まれでして!平成も終わるし、そういった昭和の時代の話とかスタッフさんを見ていて、平成が終わった次の年号で育つ人たちにどう見られるのかな、そしてもうちょっと頑張んないとなっていうのは、諸先輩方を見てひしひしと思いました。
Q.最後に視聴者へのメッセージをお願いします。
岸部:藤山直美さんを楽しんでいただきたいなと思います。
深津:観てくださる方がその時間、ちょっとでも嫌なこととか、面倒くさいことを忘れて、椅子の背もたれに背を付けて「あぁー…」ってなれる、そんなほっとできて、楽しんでいただける作品になるように頑張りたいと思います。
香川:本当にたくさんの方に見て頂きたいので、テレビ東京のドラマの視聴率の最高は何%?それを超えるの目標にしたいです。…え?「ハレンチ学園」?じゃ、いいや越えなくて(笑)。
千葉:「ハレンチ学園」を超えたいと思います(笑)。本当に温かいお話なので、ぜひたくさんの人に見てもらいたいなって思います。
藤山:55周年ですか?私が5歳の時に開局したんや。私と同い年が東京タワーとチキンラーメンやから。私も還暦ですので。いま主人公が年若いですやんか。2倍以上ですからね、平均年齢高いですよね。会うと検査したとか、みんなそういう話が出来るのがすごく楽しい。いい集まりですよね?その和やかさがすごく出てていいと思うので、よろしくお願いします。
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あらすじ
創業95年を迎えたおかき屋の老舗「皆川堂」。現社長・皆川雄一郎(岸部一徳)は、外面はいいが家では無愛想でケチ。そんな父の立ち振る舞いにイライラする、雄一郎の娘・小百合(深津絵里)もまたかなりの毒舌で見栄っ張りな性格だ。似た者同士の親子に、婿で専務の大介(香川照之)はいつも気を揉んでいる。そんな折、雄一郎は亡き妻の墓参り中に、浅草でスナック「ビーナス」を営む山田美奈子(藤山直美)と出会う。そこで、“昭和な男”の雄一郎が、お茶に誘うという意外な行動に。そんな運命の出会いから一カ月。大介は、スナックに入り浸り、美奈子と仲良さげにする雄一郎を偶然目撃。やがて美奈子と雄一郎の交際が発覚する。ショックを受けた小百合は、財産目当てを疑い、2人の関係を認めようとしない。“最後の女”だと宣言する父の恋を、娘は応援できるのか?その先に待ち受ける意外な結末とは…!
番組情報
【タイトル】
テレビ東京開局55周年特別企画
新春ドラマスペシャル「最後のオンナ」
【放送日時】 2020年1月6日(月) よる8時
【放送局】 テレビ東京系列(TX、TVO、TVA、TSC、TVh、TVQ)
【出演】 藤山直美 岸部一徳 深津絵里 千葉雄大 岸本加世子 香川照之 ほか
【監督】 松田秀知「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」「琥珀の夢」ほか
【脚本】 吉田紀子 「Dr.コトー診療所」「最強のオンナ」「ハナミズキ」ほか
【音楽】 サキタハヂメ
【チーフプロデューサー】中川順平(テレビ東京)
【プロデューサー】
田辺勇人(テレビ東京)
志村彰(The icon)
脚本は「Dr.コトー診療所」、「最強のオンナ」などを手掛けたヒューマン・ドラマの名手吉田紀子。演出は「ドクターX」を始め数多くの人気作品を世に送り出した松田秀知が担当。大人の「恋」と「人生」を、痛快に描きます!そして、新春に相応しい超豪華俳優陣が集結!主人公である、スナック「ビーナス」のママ・山田美奈子役に“喜劇の女王”藤山直美。美奈子と恋仲となる皆川雄一郎役に岸部一徳。その雄一郎の娘・皆川小百合役に深津絵里。小百合の夫で入り婿・皆川大介役には香川照之。「ビーナス」の従業員・森山賢太役には千葉雄大。そして、「ビーナス」の常連客・北野友美役には岸本加世子といった、テレビ東京ではなかなか見られない超豪華キャストが勢揃い!
さらに、林家ペー・パー子が派手な夫婦役で出演!どのようなシーンで登場するのか、必見です!
日本中に笑いと涙をお届けする愉快、痛快ホームコメディードラマに、是非ご期待ください。

撮影現場での座談会 全文を公開!
Q.最初に今回のドラマの台本を読んだ時の感想をお聞かせ下さい。岸部:一言で言うと“面白い”。面白いの中には藤山さんと久しぶりにまたやるっていうことが最初にあるんで、その楽しみの中で台本を読んで、これはかなり面白いなというのが第一印象ですね。
深津:とても手強い台本だなぁと思いました。最近には珍しいホームドラマで、何でもないことをさりげなく伝えなくてはいけないので、そこがとても難しく四苦八苦しています。
藤山:台本を読んでて、自分が出るのは別にして楽しかったです。本当にちゃんとまとまってみんながバランスよく、その場所その場所の主人公として登場される面白いドラマやなと思いました。
香川:藤山さんがお出になるということで台本を読むと、藤山さんはそこにいらっしゃって何をどう喋られるか、一徳さんとのいつもの相性だとどう来るかとか、撮影しなくてもいいんじゃないかってぐらい、すでに三次元に立ち上がって来て想像できるんです、ニュアンスが。でも撮影しなきゃいけないですけどね(笑)。深津絵里さんと夫婦役ということで、今回初めて共演させて頂きました。深津さんとのやりとりも読んだだけでワクワクする場面ばかりで、そういうことを含めて素晴らしい楽しい台本だなと読ませて頂きました。スナックと皆川家の関係もチャーミングだし、平成が終わりますけど昭和にもう1回戻ったいいドラマだなと思いました。
千葉:すごく面白かったですし、あと良い悪いとかそういうのは一概には測れないものだなっていうのを最終的に思いました。
Q.藤山さんがテレビ東京初出演となるこの作品ですが、ドラマの話を受けた時はどう思われましたか?
藤山:一徳さんも香川さんもいてくれてはるし、深津さんは初めてお会いするんですけども、本当にもたれかかっていて。お話来た時は、「私は普通にいてたらいいんやな」っていうことで、変な不安はなかったです。こうやってテレビの仕事の機会を頂けたことは、よかったかなと思います。
岸部:直美さんと何年かに一回ずっとやってきてるっていうのもあるんですけど…直美さんが主演でやるとなると、ちょっとコメディータッチとか、そっちのほうのドラマかなと人は思うと思うんですけど、意外とコメディとか喜劇って普通のドラマよりむつかしいんですよね。このむつかしいというところに挑戦するっていう楽しみがあるんです。普通のいわゆるシリアスなドラマ以上の何かが必要になってくるんで、そういう意味では藤山さん、香川さん、深津さんの力がここに集まって、そういった面白いドラマになればいいなと思っています。
深津:お話を頂いて本当に嬉しかったです。いつか直美さんとご一緒したいと秘かに思い続けていたので…。こういうことをご本人を前にして告白するのは恥ずかしいですけど、やっと叶いました。(笑)
香川:キャストの名前を見た時に、テレビ東京って凄いんだなって。だってこんなに(豪華なキャストを)集められないですよね?…という気がするぐらいのドキドキするような企画でしたし、最初に聞いた時は本当に直美さんと共演させて頂くのも久しぶりで、ただただ嬉しいと思いました。昔の若い時のような…台本をもらって「あ、嬉しい!こういうのができる!」という感覚が久しぶりに戻ってきたような錯覚を味わえましたね。
千葉:最近は現場で最年少というのはあまりなかったので…そうそうたる皆さんとご一緒できるというのは、緊張が一番ありましたけど、やっていて楽しいです。
Q.今回演じられる役柄の役作りで意識されていること、心がけていることがあれば教えて下さい。
藤山:えーっと…ヒョウ柄とアメは出てこないですね(笑)。たぶん東京の方がイメージされてる“大阪の人”ってあると思うんですけど、別に普通にヒョウ柄もアメも出てこないし、たこ焼きも出てこないし、何って出てこないですよね。大阪大阪していない。ただ私が関西人であるっていう事のお芝居であって、もし東京の方がやられても成立するようになってますので。偶然私は関西弁しか喋れなかったってことで、普通の“大阪の年いったおばさん”という感じです。意気込みとか役作りは考えたことない。もう監督さんがせっかちでパパパってやっているので、ついていく感じです。
岸部:僕にとっては久しぶりの恋愛だったので(笑)…藤山さんとそういう関係の役はなかったのかな?夫婦はあったかな。久々に会ってドキドキしながら言葉がうまく出ないみたいな気分を味わって楽しんでます。
深津:父と娘を描いた作品は、いつかきちんとやりたいなと思っていました。一徳さんと親子を演じられるなんてとても素敵だなぁと。先ほどと繰り返しになりますが、さりげなくを心がけています。あとは撮影現場のライブ感。そこで生まれるもの、それだけを大事にして、とにかく集中したいです。
香川:直美さんと一徳さんのコンビはすごい憧れで。それぞれと共演させて頂いたことはあるんですけど、このお二人が一緒の現場っていうのは初めてだと思うんです。そこの現場に一緒に入れるって事で、深津さんもおっしゃいましたけど、お二人が作る世界観に反応することが第一で、役作りはいらないとすら言えるかもしれない。直美さんとのお芝居は、今までの経験では完全に「スポーツ」なので、反応と、一瞬のアイデア、そこに向かっていくスピードと、いつ蹴り込むかシュートだけを狙ってる。ブラジル人のサッカーの中に日本人がひとり放り込まれる感じなので、どこにボールが出てくるかっていうのが、もうわからないわけですよ。でもそれについていくことつまり、作るというより反応する、ライブ感のほうに神経を傾けるのがこの現場では最優先すべきことかなと思いました。
千葉:合間に相槌を打つシーンが多いので、そういうところこそトチらないようにやっております(笑)。一生懸命やってます!
Q.藤山さんと共演されてみて現場の手応えや気持ちはどんなものをお持ちですか?それを受けて藤山さんは現場にどういう気持ちでいらっしゃるかお聞かせ下さい。
藤山:(岸部には)19歳の時から面倒見てもらってるから…。
岸部:面倒は見てないんですけどね(笑)。長い付き合いですけど、世の中の見方とか、芸能界・俳優さんの見方、いろんな物の見方が一貫して変わらない、本物と偽物っていうものを常に持っていらっしゃる人。本物は一体何だろうとか、これは偽物だってものがすごく鋭いんですね。たまに会っても1年前に言ってたことと違うというのはありえない。40年ぐらい前に言ってたことも今も同じなんですよね。本物のほうに置かれてるっていうプレッシャーを置いて欲しいんですけども、そういうプレッシャーを一緒に仕事する時に感じるっていうこともありますけどね。そういう人ですね。
深津:こんな年下の私があれこれ言うのもおこがましいですけれど…とにかく凄まじいです!(笑)存在というか、魂が。その存在に毎日衝撃を受けています。このタイミングで直美さんや一徳さんや香川さんとご一緒できるというのは、本当にご褒美のような時間だと思っています。すごく大切にしたいですね。
香川:一徳さんほどの時の長さを共にさせて頂いてるわけではないですけど…思い起こせば28年前に最初に共演させて頂いてからのお付き合いなんですけど、とにかく目がいい。一徳さんがおっしゃられた、本物であるかどうかを、常にはおっしゃられないけど不断に判定し続けられて。しかしそれを上から目線ではなく本当にご自身の優しさと感謝をもって判断しつつ、いいようにするにはどうしたらいいかという。チームを外から全部見てる監督でもあり、トッププレーヤーでもあるような巨大な方なので、僕もいつもその目にさらされていて、しっかりしなければ怖いなと思うんです。それは28年前から変わらず…考えてみれば直美さんの年から28を引くと32になるんですね。あの時32歳だったんですね!僕にはあの時すでに60歳に見えた!32ですでに60みたいな貫禄を持ってらっしゃったんだなと思って!そう考えると28年前から何も変わられてないなと僕も再確認した次第です。
千葉:僕なんかがあれですけど…藤山さんとご一緒するのは2作目なんですけれども、前作の時はあまりご一緒できなくて2日間だったんです。今回3日間あるので1日増えたなと(笑)。1日分ご一緒できるので嬉しいです。
藤山:私あんまりいいことも悪いことも変わっていないんだと思いますわ。いいとこも変わってなかったら悪いとこもなかなか変わりにくい人間やと思うんですね。私やっぱり上方喜劇の役者ですので、どうしても根本的なものというのを古典の歌舞伎や新派から持ってきてしまうので、本物とか偽物の線引きっていうのは私の中で勝手にあるだけであって、これが世間の常識でもなんでもない。最終的なジャッジはお客さんです。一番自分が大事にしてるのは、こっち側だけで盛り上がるのはやめようということ。決めるのはお客さんですから。それから一番こういうドラマで大事にしたいのは、皆さんもそうされてるので嬉しいなと思うんですけど、まず日常。日常がちゃんとあって、それからハプニングが起こる、そっから事件がおこる…ということを大事にしたいなと。こういうドラマであればあるほど2時間ってすごく短いんですけどね、表すのが。でもこの人の日常…朝起きて、歯を磨いて、普通にご飯食べてっていう日常をまず大事にして、そっから何か事件性なことが発生したりとか、人と巡り会うとか、恋をするとか、喧嘩をするとか、驚いたりするとかっていうのを大事にしたいなという風にいつもずっと思っています。私は舞台ですから、テレビ見てたらたら言うのって自由やもんね。そういうのはごく普通のおばちゃんね。大阪のおばちゃんみたいに喋ったりしているのを話しているので。
Q.みなさまが思うこのドラマの一番のみどころをお聞かせ下さい。
藤山:テレビ東京さんがね、こんなにドラマ大事にして頂ける局さんやと思わなかったんですよ、ほんまに!うち家が京都の山科なんですけど(テレビ東京が)映らへんのです(笑)。だからドラマに力を入れられているというのは役者から見て嬉しいなと思います、いちテレビを見てるおばちゃんファンとして。(このドラマは)わかりやすいし…そこがみどころですね。途中で帰ってきても、違うことしながらでも、耳で聞いててもわかるようなお芝居じゃないかと思いますね。
岸部:テレビのドラマって今売れてる人、流行りの人っていうのが中心にどうしてもなるんですけど、キャスティングが似てくるんですよね。そのストーリーとか話の面白さの上に、いつも見る人たちでドラマを作るっていうのが多くなってきている。だからこのドラマの何が一番って言ったら、キャスティングですかね。このメンバーが集まることって意外とない。藤山さんを中心にして集まったっていうことですけど、どんな話をするのかっていう、この人たちがどんなドラマを見せてくれるのかっていう楽しみかもわからないですよね。(“この人たち”の中に)僕も入れておきましたけどね(笑)。
藤山:抜け目ないわー(笑)。
深津:こういう思い切ったホームドラマは最近そんなに見ないので、そこが1番のみどころだと思います。あとはラストシーンかなあ。ラストシーンをぜひ見て頂きたいです。
香川:僕も年齢が上の方に見られる現場が多いんですけど、この現場って本当に真ん中より下な感じで。スタッフ含めて僕より年上が多いという、すごく珍しい現場で。その意味では先ほど申し上げましたけど、キャストも含めてその昭和の一番活きが良かった時代の、スタジオをガーガー移動するカメラで撮ってきたあの世代が、すごくせっかちに撮ってるっていう(笑)。だから、本当に撮れてる?ってぐらいすぐ終わるんです。こんな撮り方してたな昔っていう意味では、昭和の逆襲のような、昭和の底力のようなものが、このドラマに宿るんではないかなと思うんですね。この撮り方で撮り切ったらすごいなと。平成の、テストからまわしていくようなご時世に、昭和のやり方でずっとやって、内容もホームドラマという、昭和のいいところを全部切り取って時代を戻した感じがするので、そこもみどころのひとつになってるのかなと思います。
千葉:本読みっていう作業があったんですけれど、皆川家の皆さんのやり取りだったりとか、ごたごたして揉め事のはずなんですけど、なんかちょっとクスッとくる温かさがあって、すごく魅力的な家族だなと思いました。
香川:昭和の話になったんだから、「すみません、僕は平成で」っていう入りでいかないと!
千葉:(笑) 僕あの……平成元年生まれでして!平成も終わるし、そういった昭和の時代の話とかスタッフさんを見ていて、平成が終わった次の年号で育つ人たちにどう見られるのかな、そしてもうちょっと頑張んないとなっていうのは、諸先輩方を見てひしひしと思いました。
Q.最後に視聴者へのメッセージをお願いします。
岸部:藤山直美さんを楽しんでいただきたいなと思います。
深津:観てくださる方がその時間、ちょっとでも嫌なこととか、面倒くさいことを忘れて、椅子の背もたれに背を付けて「あぁー…」ってなれる、そんなほっとできて、楽しんでいただける作品になるように頑張りたいと思います。
香川:本当にたくさんの方に見て頂きたいので、テレビ東京のドラマの視聴率の最高は何%?それを超えるの目標にしたいです。…え?「ハレンチ学園」?じゃ、いいや越えなくて(笑)。
千葉:「ハレンチ学園」を超えたいと思います(笑)。本当に温かいお話なので、ぜひたくさんの人に見てもらいたいなって思います。
藤山:55周年ですか?私が5歳の時に開局したんや。私と同い年が東京タワーとチキンラーメンやから。私も還暦ですので。いま主人公が年若いですやんか。2倍以上ですからね、平均年齢高いですよね。会うと検査したとか、みんなそういう話が出来るのがすごく楽しい。いい集まりですよね?その和やかさがすごく出てていいと思うので、よろしくお願いします。


あらすじ
創業95年を迎えたおかき屋の老舗「皆川堂」。現社長・皆川雄一郎(岸部一徳)は、外面はいいが家では無愛想でケチ。そんな父の立ち振る舞いにイライラする、雄一郎の娘・小百合(深津絵里)もまたかなりの毒舌で見栄っ張りな性格だ。似た者同士の親子に、婿で専務の大介(香川照之)はいつも気を揉んでいる。そんな折、雄一郎は亡き妻の墓参り中に、浅草でスナック「ビーナス」を営む山田美奈子(藤山直美)と出会う。そこで、“昭和な男”の雄一郎が、お茶に誘うという意外な行動に。そんな運命の出会いから一カ月。大介は、スナックに入り浸り、美奈子と仲良さげにする雄一郎を偶然目撃。やがて美奈子と雄一郎の交際が発覚する。ショックを受けた小百合は、財産目当てを疑い、2人の関係を認めようとしない。“最後の女”だと宣言する父の恋を、娘は応援できるのか?その先に待ち受ける意外な結末とは…!
番組情報
【タイトル】
テレビ東京開局55周年特別企画
新春ドラマスペシャル「最後のオンナ」
【放送日時】 2020年1月6日(月) よる8時
【放送局】 テレビ東京系列(TX、TVO、TVA、TSC、TVh、TVQ)
【出演】 藤山直美 岸部一徳 深津絵里 千葉雄大 岸本加世子 香川照之 ほか
【監督】 松田秀知「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」「琥珀の夢」ほか
【脚本】 吉田紀子 「Dr.コトー診療所」「最強のオンナ」「ハナミズキ」ほか
【音楽】 サキタハヂメ
【チーフプロデューサー】中川順平(テレビ東京)
【プロデューサー】
田辺勇人(テレビ東京)
志村彰(The icon)