2015.12.6
梅木、佐藤がメダル逃す 敗因は「実力不足」
東京体育館で4日に開幕した柔道の国際大会「グランドスラム東京2015」もいよいよ最終日。女子78kg級の梅木真美(環太平洋大3年)と佐藤瑠香(コマツ)が、それぞれ3位決定戦に臨んだが、ともにメダルを逃す結果に終わった。
2015世界選手権で金メダルを獲得した梅木だが、今大会では準決勝で五輪女王のハリソン(アメリカ)の前に敗退。3位決定戦でもベレンセク(スロベニア)に敗れた。試合を振り返り、「世界チャンピオンになって、赤いゼッケンにはなったが、挑戦者という気持ちは忘れずに挑んだ。目指していたのは優勝だったので、結果がでなくて残念。敗因は、自分の実力不足」と悔しさを噛みしめた。
一方、2014年全日本体重別選抜で優勝し、今大会に5年連続で出場している佐藤は、順調に駒を進めるも、準々決勝でスティーンフィス(オランダ)に敗れた。その後の3位決定戦では、ロンドン五輪銀メダリストのギッボンズ(イギリス)に、技有(大内返)の判定で敗北した。
このほか、2015年グランドスラム バクー銀メダルの緒方亜香里(了徳寺学園職員)は、2回戦でギッボンズ(イギリス)に敗戦。2015年講道館杯優勝の濱田尚里(自衛隊体育学校)は、準々決勝まで駒を進めるも、スティーンフィス(オランダ)に開始6秒で肩固を決められ一本負け。敗者復活戦でも敗れ、日本勢はこの階級でのメダルを逃した。