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2012年3月6日放送

沢庵の掛軸

鑑定依頼人須崎美哉さん
鑑定士 増田孝
ジャンル 古文書
本人評価額¥ 2,000,000
エピソード主婦業のかたわら趣味のコーラスの練習に勤しんでいる。お宝は須崎家に代々伝わる掛軸。須崎家は江戸時代から17代続く旧家で、かつては造り酒屋や竹屋を商い、かなり羽振りがよかったらしい。ご主人の生家である本家は茅葺屋根の立派な日本家屋だった。先祖が骨董好きだったらしく、焼物や掛軸などが多数伝わっており、義母や夫からは常々大事に扱うように言われてきた。今回のお宝は、中でも江戸時代の貴重な品らしく、古物に詳しくない自分でも知っているほど有名な作者なので期待している。
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鑑定士総評

筆跡は沢庵にしてはいささかだらしない。漢詩の部分は書いているうちにだんだん字が大きくなってしまっており、和歌も一行目が右に曲がってしまっている。沢庵であれば字をまっすぐ書けないということはない。さらに漢詩と和歌と絵を竹で揃えたことを指して“遁世者によし”などと自画自賛している。この「…によし」という言い方がいかにもとってつけたようで、全体と調和していない。花押も本物に似てはいるが、勢いが感じられない。最もよくないのは竹の絵で、右側の葉は切り株ではなく地面から生えてしまっているように見える。

※当番組の鑑定結果は独自の見解に基づいたものです。 ※サイトのデータは、2010年1月放送回からのものです。

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