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2012年3月6日放送

安南赤絵の皿

鑑定依頼人豊田敏盟さん
鑑定士 中島誠之助
ジャンル 焼き物・茶道具
本人評価額¥ 800,000
エピソード県立高校の数学教師をしていた豊田さん。校長を務めて定年退職した後、宇都宮大学教育学部の客員教授や、栃木県連合教育会の会長を歴任した。数年前からは難関大学を目指す高校生向けの数学の参考書を監修しており、今は改訂版の執筆に取り組んでいる。お宝は、骨董好きの父が遺したもの。父・耕輔さんは一般家庭を廻っては骨董を仕入れ、骨董商に卸す仕事をしていたが、本当に気に入った物は売らずに自分の手元に残していた。64歳の時、突然すべての骨董を売り払い、かねてからの夢であった寿司屋の経営者になったが、わずか1年後に脳梗塞で倒れ急逝した。今回のお宝は、父亡き後、納戸を整理していて見つけた唯一のもの。父が最後まで大切にしていたお宝の価値を知りたい。
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鑑定士総評

16世紀、日本の室町時代にベトナム北部で焼かれた安南赤絵に間違いない。大変数が少なく、同時に焼かれた安南染付百枚に対して赤絵は一枚程度しかない。半陶半磁質の柔らかい土で成形し、化粧がけした上にモチーフを染付で描き本焼きする。その後に赤・緑を塗っていく。日本と異なり箱に入れて保存する風習がなく、現在では赤い部分が剥落してほとんど残っていない。後世になって絵をなぞって赤を乗せる、いわゆる“後絵”が多いため、依頼品のように400年前の赤が残っているのは非常に貴重。

※当番組の鑑定結果は独自の見解に基づいたものです。 ※サイトのデータは、2010年1月放送回からのものです。

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