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2014年11月18日放送

中国製の急須

鑑定依頼人伊藤敏春さん
鑑定士 中島誠之助
ジャンル 焼き物・茶道具
本人評価額¥ 2,000,000
エピソードお宝は廃品の中から手に入れたもの。数年前、会社の玄関前で顔なじみの清掃会社の人が立ち話をしており、聞けば、清掃を請け負ったお宅から大量に廃品を引き取って来たとのこと。しかもそのお宅というのは昔の有名な政治家の家らしい。中を見てみると、ほとんどはガラクタばかりだったが一つだけ気になるものがあり、欲しければどうぞと言われたため、それを頂いた。後日色々と調べて見た所、故宮博物院にも同じ様なものがあったため、凄いものかもしれないと価値が気になっている。
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鑑定士総評

いい仕事をしている。150年くらい前の中国清王朝後期、同冶帝と光緒帝の御世に活躍した宜興窯の名工・黄玉麟の作品に間違いない。木の瘤のように細かい皺を刻み込み、急須の底まで仕事が逃げていない。取っ手はおそらく木の根か小枝を模している。「玉麟」という二字の角印があるが、これが実にきめの細かい良い彫りで格調が高い。全体を見ると大ぶりで具象的。同時代の日本(江戸時代後期)の煎茶道具は小ぶりでシンプル。依頼品にはまったく別の美意識がある。おそらく明治の後期から大正時代になって招来されたものであろう。

※当番組の鑑定結果は独自の見解に基づいたものです。 ※サイトのデータは、2010年1月放送回からのものです。

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