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2014年11月18日放送

与謝蕪村の掛軸

鑑定依頼人渡邉雅昭さん
鑑定士 田中大
ジャンル 日本画
本人評価額¥ 5,000,000
エピソード45年前に創業した建設会社の会長。お宝を手に入れたのは30年前。友人に紹介された人から土地を購入するつもりで、その代金1500万円を支払ったが、書類が偽造されたものと発覚。全額騙し盗られてしまった。すると仲介をした友人が迷惑をかけたお詫びとして、知人が持っている高価な掛軸を安く手に入れられるように取りはからうからと数本持ってきた。骨董には全く興味がなかったが、少しでも損害を取り戻せるならと、そのうちの1本を思い切って150万円で購入した。その後、調べると確かにその画家の作品は大変高価だと知り、長年大事にしてきたが、冷静になって考えてみると、これもまた偽物かもしれないと思えてきた。真贋をはっきりさせモヤモヤした気分を晴らしたい。
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鑑定士総評

与謝蕪村の真作に間違いない。寿老人を描く場合には仙人のような服を着て靴を履いているのが一般的なのだが、依頼品に描かれた寿老人はまるで日本の農夫のような肩入れ、そしてズボンのようなものと草履を履いている。このように描くと俗っぽくなってしまいがちだが、超一流の俳人であった蕪村は人間の観察力に長け、また超一流の画人でもあったので依頼品の描写は素晴らしい。例えば袖の部分の線は非常にたっぷりと墨を使ってゆったりと線を太く引いている。それに比べて足許や脇の人物などは早い筆遣いで軽妙に描いている。その太い線と細い線との対比が非常に素晴らしい。また眉はかすれたように描かれており、それによって柔らかさが表現され、親しみやすい作品に仕上がっている。落款に「丁酉」とあるのは安永六年。この安永六年から遡って八年間は蕪村芸術に完成期と呼ばれている。そしてこの後亡くなるまでの六年間が大成期と言われている。蕪村の軽妙な絵画が完成し、そして大成していくという非常に良い時期に描かれた作品。

※当番組の鑑定結果は独自の見解に基づいたものです。 ※サイトのデータは、2010年1月放送回からのものです。

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