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2017年2月28日放送

頼山陽の千字文

鑑定依頼人山口兼司さん
鑑定士 増田孝
ジャンル 古文書
本人評価額¥ 1,000,000
エピソードとっても真面目な専門学校生。祖父母と大変仲が良く、特に祖父はパソコンをしていて分からないことがあるとすぐに電話をしてくるので、その度に会いに行っている。お宝は家に伝わるもの。いつ誰が手に入れたかは分からないが、戦時中家が焼けた際、ひいひいおばあさんがこのお宝と脇差だけを持って逃げたと聞いている。去年、祖父から初めて見せられ、お前にやると言われたが、本物かどうか分からず困っている。
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鑑定士総評

真筆に間違いない。中国元時代の趙子昂(ちょうすごう)が書いた千字文をそっくりに模写したもの。ところどころ書きなおした箇所なども見え、作品というよりも自分の勉強用に書いたものではないか。しかし大変上手な書体で、きっちりした草書を緩急自在に書いている。「文化四年閏正月 范邨頼久太郎寫」とあるが、久太郎とは頼山陽の通称、范邨は28歳のときに称していた号。面白いのは後ろに「跋文」といって後書きがあり、頼山陽の次男・頼支峯による説明が書き加えられている。これだけはっきり書かれているものは極まれ。

※当番組の鑑定結果は独自の見解に基づいたものです。 ※サイトのデータは、2010年1月放送回からのものです。

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