開運!なんでも鑑定団

毎週火曜 夜854分放送 BSテレ東 毎週木曜日夜7時55分放送

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2017年10月10日放送

狩野山雪の三幅対

鑑定依頼人渡邉松一さん
鑑定士 安河内眞美
ジャンル 日本画
本人評価額¥ 7,000,000
エピソード渡辺家は代々米農家をしてきたが、家宝と呼べるような品は何一つなかった。そこで自宅を新築した際、立派な床の間を作り、それに相応しい名品を探していた。しかし骨董商に勧められると何でも良く見え、焼物、工芸品などを次々と買ってしまい、これまでに3000万円も注ぎ込んだ。お宝は20年程前、地元の馴染みの骨董商から名品だと言われ90万円で買ったもの。しかしある時、別の骨董商が家に来た際、この掛軸を見て700万円で買いたいと言ってきたのでビックリ!その時は断ったが、それほど価値のあるものなのか気になっている。
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鑑定士総評

本物。仏教関係の人物を置いて左右に龍虎を描く三幅対は何点か知られているが、これは新出の一点。その描き方が今まであった物によく似ている。龍が徳川美術館にある「雨龍」と構図がほとんど同じ。寄り目の上目遣いのちょっと情けない感じの表情、眼球に淡墨で影を入れて立体感を表す所、鼻毛がわっと出ている所、歯の並びを綺麗に丁寧に描く所も全く同じ。観音様は東福寺にある一点と同じようで、衣紋の流れ方、岩の描き方が特徴的な部分。さらに目の描き方、たっぷりとした顔の表情が同じように描かれている。虎は尻尾の所を見ると丸とバツが重なっているような描き方。縞模様が一本の墨で描くのではなく、短い縦の線をずうっと描いていって縞を作っている。大変手のかかる描き方をしている。これほど勢いのある線で描いていて、表情も真似て描けるものではない。江戸時代の初期だがこれほど強い個性と独創性を持った絵は後の伊藤若冲や曾我蕭白、長沢芦雪などに影響を与えている。マンネリズムに陥ってしまう狩野派以前の非常に個性的な部分が出ている面白い作品。

※当番組の鑑定結果は独自の見解に基づいたものです。 ※サイトのデータは、2010年1月放送回からのものです。

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