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2019年6月18日放送

古丹波の壺

鑑定依頼人西村賢治さん
鑑定士 中島誠之助
ジャンル 焼き物・茶道具
本人評価額¥ 1,000,000
エピソード大学時代、インドに留学したことがきっかけでインドカレーが大好きになり、帰国後は自分でも作るようになった。お宝は父が集めているもの。父は若い頃から骨董が好きでチョコチョコ集めていたが、去年退職金が入ると拍車がかかり、高いものを次々と購入。見かねた母が「少しは老後のためにとっておいたら」とたしなめても全く聞き耳をもたない。母からその話を聞き、自分からも「あまり無駄遣いしないように」と言ってみたが、「俺が買っているものはいいものばかりだ。名品は価値が下がらないから、将来受け継ぐことになるお前にとってもいいことなんだ」と自信満々。そこで父が一番自慢している品を鑑定してもらい、父の審美眼が間違っていないか確かめたい。父は「もし価値がないものなら今後一切骨董を買わない」とまで言っているが…
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鑑定士総評

室町時代後期、約450年前に焼成された古丹波の壺。胴をぐるっと回っている自然釉の簾が素晴らしい。その先に滴がつややかについている。それに対して肩に窯の中で降った土や灰が溶着してさざ波のような自然釉を出している。この対比が見事。首が垂直に立ち上がって、口縁部は横に広がり先を丸く収めて玉縁にしている。丹波の壺の特徴。底に釉薬が掛かっている。製品を板起こしする時に板にくっつかないように灰をまいておく。それが釉薬の役目を果たしている。丹波の壺は数は多いが、これだけ風韻に富んだものはめったにない。

※当番組の鑑定結果は独自の見解に基づいたものです。 ※サイトのデータは、2010年1月放送回からのものです。

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