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2011年5月17日放送
斎藤真一の油絵
| 鑑定依頼人 | 池田敏章さん |
|---|---|
| 鑑定士 | 永井龍之介 |
| ジャンル | 西洋画・彫刻 |
| 本人評価額 | ¥ 2,500,000 |
| エピソード | 数年前、自衛官を定年退職。現在は、航空機搭載用の電子機器などを開発する会社に勤めている池田さん。20代の頃から絵画収集が趣味だったが、ある日、一人の画家の作品に出会い一目ぼれ。以来、給料の大半をその作家の作品につぎ込み、数千万円の退職金も使い果してしまった。 ちなみに池田さん、いまだに独身。大好きな作品に囲まれているので全く寂しくないが、両親が「価値があるかわからない絵よりも、よい伴侶を探してほしい」と心配するので、心が痛んでいる。ひとまず、自分が惚れ込んだ作品が確かに価値あるものと証明し、少しでも両親を安心させたい。 |
斎藤の代表作といってよい。1971年に描かれた「あげ石瞽女 神保瞽女一覧」という作品に間違いない。面相筆による繊細で情感のこもった、柔らかい線描。独特のしっとりとしたマチエール。赤という色はそれぞれの瞽女が内に秘めた情念が込められているかのよう。斎藤が瞽女シリーズを発表した当時は物質的な豊かさや表面的な美しさが求められる時代で、決して評価は高くはなかったが、何人かの画商が価値を見出し斎藤を支えた。やがて映画界や文学界で瞽女ブームが起きた、そのきっかけとなったシリーズとして高く評価したい。
※当番組の鑑定結果は独自の見解に基づいたものです。 ※サイトのデータは、2010年1月放送回からのものです。
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